勝ち負け抗争
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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲
『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(5)
後に筆者が、そのヘマを犯した当人に「彼は歴史研究家ではありませんヨ」と言うと、否定はせず、微かに頷きながら、後悔の色を表情に浮かべていた。その表情から(すでに、ほかの人からも、同じ忠告を受けたナ)と
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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲
『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(4)=抗争の印象は軌道修正へ
また奥原氏は、臣道連盟や勝ち組の人々が受けた迫害を、州の真相究明委員会に持ち込んだ。その結果、州議会で公聴会が開催され、委員会が、被害者と日系社会に謝罪するという成果があがった。 さらに、6月6日、
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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲
『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(3)=内山主幹「通説が問題だな」
「アンシエッタ島の刑務所へ送られたではないか。それが、有罪判決が出た証拠」と反論する人も居るであろう。が、これは、その刑務所を臨時に拘置所代わりに使用したものであり、収監・服役ではない。(襲撃実行者
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移民の日
世界の反対側の貴種流離譚=多羅間俊彦=「昭和の天孫降臨」と呼ばれた男
民俗学者の折口信夫は、芸能史や国文学を研究する中で、日本における物語文学の原形として「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」という概念をとなえた。本来なら王族や貴族などの血筋を持つ高い身分にあるものが、
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日系社会ニュース
未来担う子供ら500人参集=パラナ州開拓先亡者慰霊祭=200人で「花は咲く」奉納=四つの節目に例年の倍
パラナ日伯文化連合会(折笠力己知会長)はローランジャ市の日本移民センターで『先駆者並びにパラナ開拓先亡者慰霊祭』『記念碑除幕式』を開催した。移民107周年、パラナ州日本人入植100周年、日伯外交関係
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特集
パウリスタ・スポーツ賞=59回目は21人の受賞者=92歳で現役のゴルファーも=「出産と同じぐらい嬉しい」
「100歳でも120歳でも出来る限り、現役生活は続けるつもり」。59回目を迎えた『パウリスタ・スポーツ賞』の贈呈式(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)で、ゴルフ部門の特別賞を受賞した高野ハルオさん(
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日系社会ニュース
恩讐超え握手、感動の場面も=レジスタンス記念館で『闇の一日』=移民迫害の歴史見直しに拍車
映画『闇の一日』(奥原マリオ純監督、12年)上映会が6日午後、サンパウロ市のレジスタンス(抵抗運動)記念館で開催され約200人が参加した。政治経済警察(DOPS)が40年余り使っていた建物を08年に
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日系社会ニュース
「東京五輪に日系選手を」=パウリスタ・スポーツ賞贈呈式=19部門21人が受賞=選手や功労者を盛大に祝福
『パウリスタ・スポーツ賞』の贈呈式(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)が1日午後7時より、サンパウロ市議会貴賓室で行われた。終戦後に勝ち負け抗争で二分したコロニアを、スポーツ振興を通じて融和させるこ
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イベント情報
レジスタンス記念館で上映会=勝ち負け抗争描く『闇の一日』
勝ち負け抗争における脇山甚作事件実行者の一人、日高徳一さんの話を中心に当時の社会背景を描いたドキュメンタリー映画『闇の一日』(奥原マリオ純監督、2012年)の上映会が、サンパウロ市の州立レジスタンス
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第42回県連故郷巡り=時を遡る―奥パからノロ線へ
第42回県連故郷巡り=時を遡る―奥パからノロ線へ=第1回=苦々しい記憶―Oクルス事件=暴徒と化したブラジル人が襲う悪夢
第42回県連ふるさと巡り一行154人はバス4台に分乗し、3月27日から4泊5日で、最初に奥パウリスタ延長線のオズワルド・クルス、ドラセーナ、ジュンケイロポリスという訪れる機会の少ない、主に戦後に開拓
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