ニッケイ新聞 2010年10月14日付け 雇用創出は順調で失業率も低下、労働者の所得も向上と続く政府報告とは裏腹に、低所得者層では失業率が拡大し続けており、政府の社会政策見直しなどが必要との専門家の意見を12日付エスタード紙が報じた。 04年8月と今年8月を比べた場合、所得の多い方から20%に属す層(以下、富裕層)の失業者は ...
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小学校の教育を見直そう=大学での学力決める幼少時
ニッケイ新聞 2010年9月30日付け サンパウロ州の教育調査研究所(Insper)が、小学校の4年間が大学生の学力を左右するとの調査結果を発表と29日付エスタード紙が報じた。 ブラジルを5つに分け、地域毎の小学生と大学生の学力の相関性を観察したもので、小学校の4年間にしっかりと学力をつけている地域では、大学生の学力も高いと ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2010年9月21日付け 青年55年、花嫁51周年を祝ったコチア青年連絡協議会。式典会場には青年・花嫁たちの懐かしい写真が飾られ、来場 者たちが足を止めていた。この日はサンパウロ市・州内だけでなく、ブラジリア、ミナス、サンタカタリーナ、パラナ、バイーア、リオ、アクレ、南リオ・グランデなど、まさにブラジル中から青年 ...
続きを読む »数字で見るブラジルの生活実態=失業率上昇でも所得向上=電気普及で家電購入盛ん=識字率は殆んど変わらず
ニッケイ新聞 2010年9月10日付け 2009年全国家庭サンプル調査(PNAD)の結果が発表され、国際的な金融危機の中でも、労働者一人当たりの平均収入は2008年の2・2%増となる1106レアルに伸び、社会格差を表すGini指数も小さくなるなど、国民生活改善傾向は保たれたと9日付伯字紙が報じた。 今回のPNADは、08年9 ...
続きを読む »デカセギの心象世界を研究=上智大三田教授が来伯調査
ニッケイ新聞 2010年9月7日付け 上智大学外国語学部ポルトガル語学科の三田千代子教授(東京)が、昨月から調査のために来伯している。2週間の滞伯期間中にサンパウロ市内、モジ・ダス・クルーゼス、ジャカレイ、アラサツーバなどでデカセギ、その家族らを対象にアンケート調査を行う。 サンパウロ総合大学(USP)で社会人類学の博士号を ...
続きを読む »ブラジルで新たな刺激を=大志万学園=30年以上続く学校交流=玉川学園から第2回使節団
ニッケイ新聞 2010年8月26日付け 大志万学園と提携を結ぶ玉川学園(東京都町田市)の第2回使節団6人が20日着聖した。10日間の滞在中、授業参加、観光、ホームステイ、サンパウロ大学(USP)訪問などを行う。 引率者の榑松史人さんによれば、両学園の交流は30年間以上になり、隔年で訪日団の受入れを行っている。ブラジルへの派遣 ...
続きを読む »大統領選公開討論会開かる=セーラとジウマに2極化=候補者は4人参加するも=今回は腹の内探り小手調べ
ニッケイ新聞 2010年8月7日付け 5日夜、バンデイランテス局主催のテレビ公開討論会(デバッテ)が行われ、大統領選に出馬表明している候補者中4人が参加した。6日付伯字紙によれば、支持率調査でトップを争うセーラ、ジウマ両候補に発言が集中したが、初回でもある今回は、腹の内を探り合う小手調べ的色合いが強かった様だ。 公開討論会参 ...
続きを読む »公立大学の特別枠増える=社会格差など乗越えるため
ニッケイ新聞 2010年7月21日付け 国立大学入試に国家高等教育試験(Enem)の結果を使うなど受験システム改善も進む中、特別枠導入の公立大学が148校になったと17日エスタード紙が報じた。 大学入試の特別枠導入は各大学に委ねられており、その対象も、黒人、先住民、キロンボ出身、公立高校出身、障害者、殉職警官子弟、低所得家庭 ...
続きを読む »W杯終え現実直視の南ア=2大イベント控えるブラジルは
ニッケイ新聞 2010年7月20日付け 18日付エスタード紙が、南アフリカはサッカーW杯終了と同時に貧困と暴力という現実に引き戻されたと報じた。 6月11~7月11日のW杯ホスト国としての重責を果たし、2020年のオリンピック立候補の声も出ている南アだが、祭り後には厳しい日常が待っていた。 W杯時25%だった失業率は祭典終 ...
続きを読む »1280万人が貧困脱出=95年から08年の13年間で
ニッケイ新聞 2010年7月15日付け 応用経済研究院(Ipea)が13日、2008年の貧困者(一人当たりの所得が最低賃金の半分)は人口の28・8%で、1995年の43・4%と比べると1280万人が貧困から脱出した事になると発表した。 同様の傾向は一人当たりの所得が4分の1最低賃金という極貧者でも見られ、08年は95年の20 ...
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