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アマゾン河 関連記事

マナウス句会、句集発行=老若男女が精力的に活動

マナウス句会のメンバー

 西部アマゾン日伯協会(錦戸健会長)マナウス句会が「句集マナウス」の第32号を発行した。  本句集は年に1度発行されており、毎月の句会の入選句を掲載。アマゾンの情景を詠んだ「ジャングルの 隙間にブルー 秋高し」(河原タカ)や、中学生がアマゾンの祭りを詠んだ「ボイブンバ 体が勝手に 踊りだす」(平山舜治)など、アマゾン河の中流に位 ...

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《ブラジル》ヒアリより怖いものは?

3月にアカカミアリらしき虫に刺された痕

 「“殺人アリ”が日本上陸!」――最近、日本では「ヒアリ」のことを盛んにそう報じている。南米大陸原産のアリの一種らしく、ウィキペディアを要約すると《世界の侵略的外来種ワースト100選定種。毒性の強い近縁種であるアカカミアリよりも強力な猛毒の針をもち、刺されると傷のような激しい痛みだけでなく呼吸困難、血圧低下、動悸などの複合症状を ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(21)=「忘れられた地」トカンチンス

中原マリアさん

 3月19日午後の飛行機で、故郷巡り一行は、トカンチンス州都パウマスへ向かい、深夜1時過ぎにようやくホテルに到着した。  翌20日の朝食時、参加者の一人、サンパウロ州サンベルナド・ド・カンポ市の岡田塾で日本語教師をする中原マリアさん(二世)は、「田辺俊介さんの話を聞いて頭が下がる思いです。こちらが恥ずかしくなるぐらい、一生懸命工 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(20)=地の果てが「フロンテイラ」に

左から門脇マルガリーダさん、山田康夫団長、門脇道雄さん、竹中清さん、竹中芳江さん、田辺恵子さん、田辺俊介さん(「カフェ・ド・バッチャン」で)

 門脇道雄さんはしみじみいう。「父はよく、こう言ったものです。『ロンドニアにまっすぐ来たが、それでよかった』と。昔は皆、まずサンパウロやパラナを目指した。だけど、時代はまわり巡って、今では彼らやその子孫が、ロンドニアを目指すようになった。『自分たちは最初からここを目指して正解だった』とね。まあ、自分が苦労した慰めを言っていたんで ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(7)=笠戸丸の頃から日本人がいた町

 サントアントニオ発電所のガイド、マウロさんから「ここには昔から滝があったから、その地形をいかしてダムを作った。滝があったから、昔はここより上には船が上がれなかった。だから、ここから8キロ下流を起点にしてマデイラ・マモレ鉄道(Estrada de Ferro Madeira-Mamore)を作って、滝を陸路で迂回してボリビアまで ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(6)=巨大なサントアントニオ発電所

故郷巡り一行

 3月17日午後、サントアントニオ(SA)発電所を見学した。その際、ガイドのマウロ・バスコンセーロさんは「ここがアマゾンで最初のダム。4500万人分の電力、3568メガワッツの発電能力がある。タービンは50本あり、うち6本分の電力はロンドニア州とアクレ州で使用しているが、残りの44本分は国全体の電力システムに供給している」と説明 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(3)=マラリアに五十数回罹る

1954年5月20日、神戸移住斡旋所で移住する30家族一同が記念写真(『グヮポレ移民50年史』、トレーゼ・デ・セテンブロ文化協会、2003年)

 17日の夕食会に駆け付けてくれた地元の田辺俊介さん(69、鹿児島県)は、ロンドニア日伯文化協会の発起人の一人。6歳で家族と入植し、ずっとポルト・ヴェーリョに住む。29家族のうち、現地残留組は田辺家、須藤家、門脇家、松野家など4、5家族だという。「母親は3人生きているが、父親(家長)の方は全員死んだ」とも。  やはり過酷な生活が ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(2)=29家族中、4家族のみ残留

60年ぶりに再会した田辺さん、田辺夫人、竹中さん

 ポルト・ヴェーリョのセントロから、ボリビアとの国境の町アブナンまでは、直線距離でわずか190キロ。ところが首都ブラジリアまでは1900キロ、サンパウロ市にいたっては2465キロもある。アマゾン河口の町ベレンまでは、やはり1900キロも。東京駅から静岡駅で約190キロ、2千キロなら台湾にとどく。ブラジルの大きさを改めて痛感する。 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(1)=60年ぶりの「ふるさと」へ

ベレンからアマゾン河を遡り、マナウス手前で支流マデイラ川にはいって、そこから761キロも上がって、ようやくポルト・ヴェーリョに辿りつく(By Kmusser, via Wikimedia Commons)

 今回の「故郷巡り」ツアーを一言でいえば、「承前啓後(しょうぜんけいご)」か――「過去を受け継いで、未来を導き開く」という意味だ。ボリビアとの国境である奥アマゾンのロンドニア州都ポルト・ヴェーリョ、そして一番新しい州トカンチンスのパウマスでは、ブラジル近代史と一体になった、とんでもなくダイナミックな日本移民の姿があった。3月17 ...

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海岸山脈はどうやって生まれたのか

地殻を構成するプレート群(By USGS, Washiucho [Public domain], via Wikimedia Commons)

 「どうやって海岸山脈(Serra-do-mar)ができたのか?」という質問を、今まで何十人にぶつけてきたが、納得できる答えは聞けなかった。あちこち取材旅行する中で、あの雄大な地形は最大の謎だった▼有名なポン・デ・アスカルなどのリオ市の絶景、クリチーバからパラナグアまで下る山岳鉄道の景色、特に印象的なのはサンタカタリーナ州の長大 ...

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