森林農法 黎明期のアカラ移住地は、野菜の生産で命脈をつないでいた。 期待のカカオ樹は、病害で全滅し、全力投入の米の市場も無い。 大河流域の乾季には、無尽蔵と想われる魚類が市場に溢れ、人間の経済活動を嘲笑う原始河川の躍動は、日本神話の「海幸山幸」の豊穣の世界そのままなのだ。 河を下ってベレンの街で野菜を売り歩く日本人移民の ...
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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(中)
新天地へ 光あれ 足柄の山野に狩りし、足柄の地酒をこよなく愛した福沢諭吉は、箱根湯本の福住旅館に静養し、報徳の教えゆったりと全身から吸収していた。 観光の地・箱根は、訪れる人誰にも天地玄妙なるを解読していると言えよう。 先人の治山治水事業の精華として、相模湾の幸、清流の鮎、丹沢山系の自然薯までも、花と湯治の里に押し寄せ、旅 ...
続きを読む »大耳小耳
南米神宮の逢坂和男宮司が10日、『第46回餅つき祭り』でお守り販売等を手伝った婦人らを集め、ニッケイパラセホテルで昼食会を開いた。料理に舌鼓を打ちながら和やかな空気で歓談、「次回も頑張りましょう」と一同は解散した。食事中、逢坂宮司は「アマゾンにも神社を作りたい」との大望を明かした。神社でなく、大きな石や木を祀る祠でも良いそうだ ...
続きを読む »「平成二十八年度(二〇一六年)第七十回芭蕉翁献詠俳句」入選者
一般の部 【星野 椿選】特選 御句碑に流るゝ月日立子の忌 二見智佐子 【有馬 朗人選】入選 イペの国に桜を咲かせ移民の碑 湯田南山子 【宇多 喜代子選】入選 針の糸通しあぐねて冬隣 富岡 絹子 蛍飛ぶ路教はりて遠回り 檀 正子 【金子 兜太選】入選 梅干して移民の妻のやすらげる 湯 ...
続きを読む »第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(11)=アサイ移住地から大挙入植
戦前から戦中にかけてマテ・ラランジェイラ社は、川上の南麻州ポンタ・ポランから川下のイグアスまでの流域全体に強い権益を持ち、栄華を誇った。 ところが第2次大戦がはじまるとアルゼンチン政府はブラジル産マテ茶に規制をかけ始め、会社は苦境に立たされた。さらに1944年4月、ナショナリズム政策を進めていたゼッツリオ・ヴァルガス独裁政権 ...
続きを読む »スザノの富士見観音秘話
「藤川辰雄さんとご住職が地べたに頭を付いて、泣きながら『お願いだ、お願いだ』っていうんだよ。ああなったら断り切れないよ。仕方なく引き受けた」――青葉祭りで家紋の調査をする高橋幸衛さん(67、宮城県)=スザノ在住=は感慨深そうに、そう思い出す。先日の樹海で藤川辰夫さんがアマゾン河で謎の死を遂げた話を書いたら方々から反響があり、藤 ...
続きを読む »「無縁仏が呼ぶ声が聞こえる」
「楽しかったですよ。僕の性分にぴったり合っていた」。20年間、イビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑清掃を欠かさず続けてきた村崎道徳さん(みちのり、85、二世)は、そうすがすがしい顔で言う。「通常は週に2回。日本から来賓が参拝する時などは、週に何度でも、その前に行って奇麗にする」。今年の3月に交代し、比嘉清さんに譲った。管理する県 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(892)=星野瞳 選
大耳小耳
男子バレーのリオ五輪アジア最終予選に臨んでいる日本チーム。2日の豪州戦で4敗目を喫し、2試合を残してリオへの道が絶たれてしまった。メンバーには昨年、ブラジルスーパーリーグのマリンガに所属した福澤達哉選手(29、京都)も。2年ぶりの代表復帰だったが、チームをブラジルに導けなかった。もう2、3人、ブラジルで鍛えた選手がいれば、もし ...
続きを読む »ポ語で両陛下御製和歌選集=日伯外交120周年で二宮夫妻
二宮正人さんと妻ソーニア・レジナ・ロンギ・ニノミヤさんの翻訳による『Coletânea de Poemas Tanka de Suas Majestades Imperiais』(天皇皇后両陛下御製和歌選集)が2015年10月20日、皇后陛下ご生誕の日に出版されていた。 昨年の日伯外交120周年を記念しており、天皇皇后両陛下の ...
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