革命か、反乱か 米国などで反黒人差別「ブラック・ライヴズ・マター(英: Black Lives Matter)」の運動が起きているのを見て、ブラジルにおいては日本移民も人事ではないと感じた。そもそも、1888年の黒人奴隷解放令により、コーヒー農園で労働者が足りなくなったところから、最初はイタリア移民が導入された。だが奴隷同然の ...
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《ブラジル》モウロン副大統領「近い将来、世界最大の農業国に」=アマゾン森林破壊批判に反論=地政学的な裏あると独自見解
アマゾン地域の不法森林伐採の横行についてアミルトン・モウロン副大統領は、「伐採に対する国際的な批判には、隠された商業的意図と、ブラジルの強みであるアグリビジネスへの地政学的な競争が反映している」と政府への責任追求を回避しようとするかのように述べたと、9日付エスタード紙が報じた。 環境問題でブラジルのイメージを悪くし、他国との ...
続きを読む »《記者コラム》都知事選に思うこと/実はブラジルより進んでいる?日本の右傾化
5日の東京都知事選の結果を見て、「もしかして日本はブラジルよりも右傾化しているのではないか」との思いを抱いた。 それは当選した現職の小池百合子知事に60%の支持があったから、というだけではない。3位に小野泰輔氏、5位に桜井誠氏が入っていたからだ。 小池氏も自民党時代は日本会議のメンバーで、知事就任後ももっぱら「弱者には冷た ...
続きを読む »日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(6)=各地で起きたマラリア惨禍
元アマゾン移民の小野正さんの自分史『アマゾンの少年の追憶』は、一つ一つの場面が淡々と描かれているが、その内容は実に過酷な現実の連続だった。 前節で紹介した通り、1933年7月16日の深夜に「突然うーんと言う重苦しい呻き声」をたてた弟の哲夫が亡くなったのに続き、翌34年4月2日には兄の利雄(21歳)、その年の瀬の12月2日には ...
続きを読む »日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(5)=自分史に残された黒水病の傷跡
元アマゾン移民の小野正さんの自分史『アマゾンの少年の追憶』(https://www.nikkeyshimbun.jp/2004/amazon-2.html)には、アカラ植民地入植初期のこのようなシーンが描かれている。 1930年、宮城県岩沼市から家族でアマゾンに入植してわずか3年目。希望に燃えたそんな時期に、日本では起きえな ...
続きを読む »《ブラジル》連邦検察庁=サレス環境相解任を請求=最高裁で「大臣責任」審理か
連邦検察庁が6日、リカルド・サレス環境相の解任請求を司法判断の形で求めた。7日付現地紙が報じている。
続きを読む »日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(4)=悪性マラリアの巣窟アマゾン
本紙4月2日付に「コロナ災禍 連帯メッセージリレー」第1回目として掲載された《今は耐え、いずれ一気に行動へ!》と題するブラジル日本都道府県人会連合会・山田康夫会長(当時)の寄稿文には、こんな一節があった。 《過去を振り返れば、日系社会はこの新型コロナウイルスの問題以上の多くの困難を乗り越え、今日に至っております。 こういっ ...
続きを読む »《EUメルコスルFTA》ブラジルの森林伐採争点に=国際投資家らも問題視
南米共同市場(メルコスル)と欧州連合(EU)との貿易協定の締結の鍵を握っているのがブラジルの森林伐採問題で、それが解消されない限り、FTA協定の締結はなく、国外からの投資も促進されないと、3日付現地サイトが報じている。
続きを読む »《ブラジル》南からバッタ、北からサハラ砂塵=養分豊富だが健康懸念も
ブラジル南部ではアルゼンチンからバッタの大群の襲来懸念が続く中、北部ではアフリカ北部のサハラ砂漠からの砂塵到来が起きようとしていると26日付現地紙サイトなどが報じた。 アルゼンチンを襲ったバッタの大群は、トウモロコシやキャッサバ(マンジョッカ)などに甚大な被害をもたらしながら移動しており、ブラジルとの国境まで130キロ足らず ...
続きを読む »コロナよりアマゾン伐採問題=国際投資家が懸念を表明=8カ国のブラジル大使館に書状送付
ブラジルに20兆レアルに及ぶ投資を行ってきた国際投資家達が、森林伐採拡大を懸念し、投資差し止めなどを示唆する書状を8カ国にあるブラジル大使館に送付したと23日付ブラジル国内サイトが報じた。 ボルソナロ大統領は当選直後から、食糧確保のための森林開発や先住民保護区や環境保護区での鉱物採掘を容認する発言を繰り返し行ってきた。現政権 ...
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