ニッケイ新聞 2012年9月21日付け 椰子樹社(上妻博彦代表)とニッケイ新聞が共催する第64回全伯短歌大会が16日、文協ビル内のエスペランサ婦人会サロンで開催された。人数こそ約40人と少なめだったが、参加者各人の意気込みは強く、質の高い大会となったようだ。 ■互選高得点歌■ ◎ 一位 (二六票) 上田幸音 病癒え歌詠むよろこ ...
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岐阜県農業高校生訪問団=「食の安全意識知りたい」=それぞれの期待を胸に
ニッケイ新聞 2012年7月27日付け 『第34回岐阜県農業高校生海外実習派遣団』(高﨑哲治団長)が19日に来伯、8月1日まで当地で研修を行っている。 県下農業高校5校から、日下部純平(リーダー)、島垣内祐輝、坂垣内賢哉、小澤礼弥、嶋田颯、奥谷翼、三島朱里、伊藤優希、井川拓海さんの9人が参加した。うち7人は農家出身。 将来 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月29日付け 今年、創立80周年記念を祝ったサンパウロ市のタボン体育文化協会。出来たばかりのボーイスカウト、青年会にはそれぞれ10人、15人が参加。文協入り口には子ども達が作った手製の竹門が飾られている。木曾光紀会長は「子ども達は人と共同で何かをするのが大好きなんでしょう。よく団結して頑張っている」と ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年6月13日付け 戦前移民と戦後移民の最大の違いは何だろうか——。戦前移民の多くは錦衣帰国の夢を抱いて、数年間のつもりで渡伯した。帰国を前提にした戦前移民は日本人中心の植民地を作り、日本語中心の生活をした。日本人同志が助け合う組織として日本人会、文化協会、農協を作り、それが集まってコロニアとなった。だから ...
続きを読む »鹿児島研修生が来伯=第9期生3人が抱負語る
ニッケイ新聞 2012年6月7日付け ブラジルと鹿児島県との交流を目的とした「鹿児島県農業・語学研修生」の第9期生としてこのほど、同県から川口裕貴さん(24、鹿児島市)、石橋恭平さん(22、同)、花尾彰子さん(22、奄美大島)が着伯、4日に本紙を訪れ今後の抱負を語った。 研修期間は9カ月〜1年間で、全員ブラジルは初めて。川口 ...
続きを読む »国家事業救った8人の侍=知られざる戦後移民秘話=最終回=現場に必要なのは責任感=ブラジル社会に溶け込んだ人生
30年前の1982年11月5日正午、ブラジル大統領ジョアン・フィゲレード、パラグアイ大統領アルフレッド・ストロエスネルが完成したばかりの堤体の頂上部を両国側から歩み寄り、そぼ降る雨の中を水門の始動ボタンを押すイナウグラソンを行なった。特別に仮設された観覧席には5千人が集まっていた。 ジョルナル・ド・ブラジルによれば、パラグア ...
続きを読む »国家事業救った8人の侍=知られざる戦後移民秘話=第6回=「まだ帰っちゃいかん」=新たな特命、ダム本体も
ドゥーーン。腹に響く爆破音が現場に響いた。仮排水路の上流側と下流側の入り口の壁を爆破した音だ。すごい勢いで水が入り込み、一気に20メートルの高さまで水位が上昇した。おかげで浚渫船が激流に流されて沈没するという予想外の事態が起きたほどだった。 雨期開始寸前の10月14日、無事にイナウグラソンにこぎつけた。世界の建設業界から「ブ ...
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ニッケイ新聞 2012年6月5日付け 完成間近の大屋根の建設に沸く日教寺だが、一方で心配の声も。佐藤雅江事務局長は「銅板部分を盗まれるのが一番怖い。一枚一枚にセンサーをつけなきゃだめかしら」と盗難の危険性にはらはら。日本で細工を施してきた箇所も多数あり、盗まれてしまうとブラジルではどうすることも出来ず、再発注しなければならない ...
続きを読む »国家事業救った8人の侍=知られざる戦後移民秘話=第5回=「あれしかない」秘策考案=世界初のスライド型枠工法
〃8人のサムライ〃の先陣となった二人がイタイプーの現場に呼ばれたのが78年4月。この時点で工事の進捗状況はわずか5%。それから雨季が始まる10月までに仮排水路を完成させろという不可能に近い特命だった。荒木は当時41歳、袋崎は33歳だった。 「仮排水路」といっても深さ30メートル、幅約300メートルもあり、「仮」とはいえ、これ ...
続きを読む »国家事業救った8人の侍=知られざる戦後移民秘話=第4回=国家の命運掛けた大工事=植木動力大臣が特別任命
日本の高度経済成長は1955年から石油ショックが起きた73年まで20年近く続いたが、ブラジルでは68年から73年までの5年間だった。年率10%以上の経済成長を記録したその期間を〃ブラジルの奇跡〃と呼ぶ。 これを反映して日本企業だけを見ても72年の52社を先頭に73年には98社、74年に78社、75年には60社とわずか4年間で ...
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