ニッケイ新聞 2011年1月27日付け サンパウロ市の地図を見て以来ずっと不思議に思っていることがある。なぜメトロは十字架の形から始まったか、だ。しかもサンパウロ市の始点たるセー大聖堂の真下を基軸に、東西南北にキリスト教にちなんだ駅名やインディオの言葉からとった駅名がずらりと並ぶ。サンパウロ市は457年前にイエズス会修道士のイ ...
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サンパウロ創立記念日=学校創設から457年=宣教村から南半球最大の大都市へ
ニッケイ新聞 2011年1月25日付け 1月25日で創立457周年となるサンパウロ市。南半球最大の都市となったサンパウロ市では、様々な記念行事も行われる。 サンパウロ市の歴史は1554年1月25日、インディオに対する布教のため、ポルトガル王ドン・ジョアン3世の依頼で派遣されたイエズス会宣教師団のジョゼ・デ・アンシエッタ修道士 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2011年1月25日付け 日本の最北端にある利尻・礼文の島は、今や観光名所になっているが、この島名はアイヌ語に漢字を当て嵌めたものであり、利尻は「高い山のある島」だし、礼文は「沖の島」を意味する。北海道の地名は80%がアイヌ語だとされ、あの札幌は「乾いた広い場所」、稚内が「飲み水が豊富だった所」であり、世界遺産の ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2011年1月12日付け 昨年の紙面で宮城県人会が農村の治安改善セミナー開催を企画中と紹介したが、その後一向に音沙汰がないので、来社した中沢会長に尋ねてみた。すると、当初予定していたモジ市ピンドラーマ植民地での駐在所制度に加え、現在地元アチバイアのタンケ地区でも導入準備を進めており、そこでの取組みを合わせて紹介す ...
続きを読む »ボリビアで生き抜いて~第34回県連ふるさと巡り~《1》=最大都市サンタクルスへ=サンフアン、オキナワを訪問
ニッケイ新聞 2010年10月20日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)による「第34回移民のふるさと巡り」が7日から12日まで実施された。国内各地の日系人ゆかりの地を巡る同旅行。今回は国境を越え、隣国ボリビアを初めて訪問した。ブラジルより早く、昨年日本人移住110周年を祝ったボリビア日系社会。しかしその大半は ...
続きを読む »独立記念日特集=ブラジル歴史物語=幻の〃黒人共和国〃=逃亡奴隷が自由謳歌したパルマーレス=アフリカ文化守り抜く
ニッケイ新聞 2010年9月7日付け 1822年9月7日、ブラジルはポルトガル王室からの独立を宣言して帝国となり、その後、1888年に奴隷解放、翌89年に共和制宣言が出され、現在の政体を整え、ブラジルは大きな発展を遂げてきた。それ以前、17世紀に北東伯で〃黒人の共和国〃と呼ばれる3万人の人口を抱える共同体が形成され、アフリカ文 ...
続きを読む »刊行物=『ガリンペイロ体験記』=金山での6年間つぶさに
ニッケイ新聞 2010年9月1日付け パラー州の大金鉱セーラ・ペラーダでの6年間の生活を描いた『ガリンペイロ(採金夫)体験記―アマゾンのゴールドラッシュに飛び込んだ日本移民』(杉本有朋、近代文藝社、税別1700円)がこのほど発売された。 著者の杉本氏は、1929年福岡県生まれ。ブラジルに移住し、ロンドリーナで洗濯屋、喫茶店、 ...
続きを読む »ブラジルを知る会=講演会「ブラジル史に観る女性」=田所清克・京外大教授迎え
ニッケイ新聞 2010年8月5日付け ブラジルを知る会(清水裕美会長)主催による第23回講演会、面白歴史入門講座「ブラジルの歴史に観る女性~ブラジル文化を築き上げた女性たち~」が18日午前10時から正午まで、国際交流基金サンパウロ日本文化センター(Av. Paulista 37)で開催される。 今回の講師は長年ブラジル研究を ...
続きを読む »日本移民の日 特集=サッカーW杯とナショナリズム=ブラジルの歴史探訪=なぜ国技になったのか
ニッケイ新聞 2010年6月26日付け 「ブラジル人はW杯の時だけ愛国者だが、ドイツ人はサッカーでしか愛国心を公にできない」という有名な言葉がある。これはサッカーとナショナリズム(国粋主義)の緊密な関係を端的に示した言葉だ。その意味で、日本の日本人はドイツ人に近いが、日本移民はブラジル人に近いともいえそうだ。なぜブラジルでサッ ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年6月11日付け 勝ち負け紛争さめやらぬ1951年、当時の認識派有識者が座談会を行い、アマゾンへの入植を時期尚早とする比喩として、「3代たったら猿(マカコ)になる」と司会者が発言した記事が日本の総合月刊誌『中央公論』に掲載された。これが勝ち組から問題視され、ブラジル官憲から国外追放を前提に調査された「マカ ...
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