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身近なアマゾン(42)――真の理解のために=ネグロ川上空でパニック怖い!=機体〃落下〃の連続

2007年5月15日付け  □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(2)  ようやく落ち着いて、周りの状況が目に入るようになった。この飛行機は初めて乗る機種で、今までのものより少し大きい三十人位席があるようだ。  ボディにDASH―200と書かれていたことは、機に乗る時に見ていた。主翼の位置が機体の最上部に付いていて〔水上飛行 ...

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身近なアマゾン(41)――真の理解のために=珍魚採集を欲張ると…=飛行機まで遅らせてしまう

2007年4月17日付け  □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(1)  〔行きはよいよい、帰りは怖い〕という童謡の歌詞を皆さんはご存知だろう。今回は、そんな童謡の歌詞を地でいってしまった話をしよう。  マナウスの空港から小型のバンデイランテス型という日本のセスナ型によく似た小型飛行機に乗って三時間、ネグロ川を約千キロ遡った ...

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身近なアマゾン(40)――真の理解のために=インディオが通行料金徴収=先住だから=居留地の所有権?

2007年4月14日付け  □ブラジルの資源をめぐって、先住民インディオが道路通行料金を徴収  ブラジルのアマゾンで現在何が起こっているのか、に注目して、自然関係問題を主体に取り上げて、みなさんと共に考えたいと思う。  先日、ブラジル全国放送で興味深いニュースが放映された。 〔南米大陸の先住民であるインディオの一部族ワイミリ・ア ...

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身近なアマゾン(39)――真の理解のために=ウォーレスの150年前の記述=ネグロ川、今と同じ状態

2007年4月13日付け  □探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(2)  しかし、二〇〇三年の春だったか、偶然の出会いなのか、「アマゾン探検記」という本を見つけたのだ。その本の著者がこのウォーレス氏で、目次をみてみると、そこにはネグロ川のことが満載されていたのだ。  今を遡ること百五十年、その時代にすでにヨーロッパ人がこの秘境の ...

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身近なアマゾン(38)――真の理解のために=命がけの採集仕事だった=ダーウィンの助手?=「ウォーレス線」で名残す

2007年4月12日付け  探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(1)  一八五〇年代に活躍したダーウイン。「種の起源」という科学原論のような進化論を発表した有名な学者である。  生物学を志す学者の出発点のような存在であるが、彼がその論文を発表するまでの過程は、大変なものだっただろうと思う。当時は、宗教の流れに逆らう者は極刑に値し ...

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身近なアマゾン(37)――真の理解のために=ダーウィンへの情報提供者=150年前、探検・採集していた

2007年3月27日付け  □生物学創世記のアマゾン河の探検  「身近なアマゾン」という題で始まった本連載、ここら辺で生物学の歴史方向からのアマゾンについて、筆者の知識から基本的な事実について述べておこう。 生物学といっても筆者はその道の専門学者ではない。しかし、たまに女装のおっさんに追いかけられたりたりもしたが、この世界でなん ...

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身近なアマゾン(36)――真の理解のために=忘れ得ぬセナの輝き=それはブラジルの輝き

2007年3月22日付け  いつまでも輝き続けるブラジルの星(2)  翌日のニュースでの正式発表では、この日昼夜併せて十八時間に二十六万人が棺に手を合わせたそうだ。しかし、結局最も大事な肉親との別れの時間は三十分だけ、だった。  数年前の、タンクレード・ネーベスという、軍政以降最初の民政になって、初めての国民直接選挙で選ばれた大 ...

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身近なアマゾン(35)――真の理解のために=ブラジル全域で哀悼の意=英雄セナの死に際して

2007年3月17日付け  □いつまでも輝き続けるブラジルの星(1)  この辺で、少しアマゾンの話題から離れてみたいと思う。  ブラジル在住者であれば、十三年前当時の記憶が戻ってくるかもしれない、そんな記事である。  一九九四年五月。  読者のみなさんもご存知のように〔F1〕(〃フォーミュラー・ワン〃と呼ばれる世界最大の自動車レ ...

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身近なアマゾン(34)――真の理解のために=根本的な自然保護策は?=道をつくらないこと

2007年3月14日付け □自然保護と人間の未来について(2)  話を戻して人間と自然との関係を考えたとき、もし地球上の全ての生物が食物連鎖によってしか生きられない、というのが原則だとすれば、食物連鎖の頂点にあると思われる人類が、究極的に地球上全てのものを食べ尽くし、最後に絶滅してしまうしかない運命にあるかも知れない、とは思えな ...

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身近なアマゾン(33)――真の理解のために=自然保護活動と山火事=何億の動植物が灰になる?

2007年3月13日付け  自然保護と人間の未来について(1)  南米アマゾンで鑑賞魚の採集を正業にしていて、その反対の位置にある自然保護の問題を論ずる、という矛盾を感じながら、今回も飛行機で飛んでいるアマゾン上空からの景色を眺めていている。  各地の自然状況変化を長期にわたって観察していると、今後地球がどのようになっていくのか ...

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