12月2日(火) ブラジルを美しくする会の第六十二回講演会が二十六日午後八時から、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区のSOHO源気で開催された。 ブラジル音楽を日本へ紹介したパイオニアとして知られる坂尾英矩さんの軽妙な語り口に合わせて、アルナウジーニョ・ド・カヴァッコをリーダーとする五人組ショーロバンドが演奏し、ブラジル民族音 ...
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コラム オーリャ!
被爆者健診のため来伯中の医師と広島県庁の職員が二十八日午後、雨天の中、セーラ・グランデ市まで往診に出掛けた。 サンパウロからアンシエッタ街道を走り、インディオ・チビリッサに入ってスザノ方面に向かう。 片道一時間の行程、ファベーラや低所得層の住宅、裸足で走り子供の姿といったブラジルの暗部が二人の心をとらえたよう。患者がいった ...
続きを読む »移民のふるさと巡り=3千キロの旅=4=ウエット・スーツ着て〝変身〟―ボニート、大自然楽しむ
10月11日(土) サンパウロから千二百キロ、パンタナルというとマット・グロッソ州のクイアバからポコネ、ポルト・ジョフレにかけてのトランス・パンタネイラやバロンデ・メルガッソのワニ、ツゥユユーが群れる地帯、南マット・グロッソ州のクイアバ河とパラグアイ河が合流して流れるコルンバ付近を想像するが、このセーラ・ダ・ボドケナ国立公園も ...
続きを読む »楠野隆夫を追悼した企画―「舞踏の軌跡」報告(上)=人種文化の実験場ブラジルで=「人間普遍」を表現
10月1日(水) 今月二日から十二日までの十日間、サンパウロ州各地のSESCで「舞踏の軌跡」公演が開かれた。ブラジルのみならず日本、ドイツから第一線の舞踏家が参加したこの踊りの祭典は、ブラジルの身体芸術分野に大きな貢献のあった楠野隆夫(一九四五―二〇〇一)を追悼する企画でもあった。「舞踏」とは何か―その現況を探りつつ記念すべき ...
続きを読む »老ク連、強行日程の旅―パラグアイの同士を祝いに(下)=錆びた乗用車が走るー国会議事堂の裏手にファベラ
9月6日(土) パラグアイ(以下パ国)は、日本より早く、南米でも早い時期に蒸気機関車を導入した。日本では、リニアモーターカーが実用に向けて実験される時代に、パ国では薪をくべる汽車が現役で走る。温和なグァラニー族が中心になる、なんともゆったりとした国だ。 「南米のユートピア」とも呼ばれるパ国。夫妻で参加の早川正男、けい子夫妻( ...
続きを読む »東西南北
8月9日(土) アウキミンサンパウロ州知事は七日、ホームレスの立ち退きに関して、土地侵入は住居問題を解決する道ではなく、「住居提供プログラムに申請し、抽選に参加する人を尊重しなければならない」と述べ、侵入を実行したホームレスも抽選というルールに従うべきことを暗に示唆した。 ◎ 七日、アラゴアス州奥地で十七トンのトウ ...
続きを読む »ブラジル事情知る図書-2
7月18日(金) 【紀行・実録】 ◎世界をささえる一本の木 ―ブラジル・インディオの神話と伝説=ヴァルデ・マール採録・絵=福音館書店=96/10=1854円 ◎ブラジルの記憶 ―悲しき熱帯は今=川田順造=NTT出版=96=1600円 ◎ブラジルへの郷愁 〔写真集〕=レヴィ・ストローズ写真・文=みすず書房=95/11=8755円 ...
続きを読む »〝評価ゼロ〝の土地で=生き抜いて来た長州人―南マ州バルゼア・アレグレ移住地―(1)渡伯前、粟野八幡宮から=分けてもらった御神体
7月9日(水) 評価ゼロの土地――。南マット・グロッソ州の州都カンポ・グランデ市から西へ約五十キロのテレーノス市。JAMIC(現・国際協力事業団)の直轄地としてバルゼア・アレグレ移住地が造成され、第一陣九世帯五十四人が一九五九年五月十五日、ペドロ・セレスチーノ駅に降り立った。テレーノスとは、インディオの言葉で米の生産を意味。移 ...
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南マ州のバルゼア・アレグレ移住地(テレーノス市)から約百五十キロのタウナイにインディオ保護区があり、テレーノ族が七部落に七千人ほど居住している。 アルデイア・モリーニョ部落を訪ねた。ブラジル人との接触で固有の文化がすたれてきたのは、ほかの部族同様、ここも例外ではない。 ジョアン・パウリーニョ酋長によると、最も力を注いでいる ...
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南マ州のバルゼア・アレグレ移住地(テレーノス市)から約百五十キロのタウナイにインディオ保護区があり、テレーノ族が七部落に七千人ほど居住している。 アルデイア・モリーニョ部落を訪ねた。ブラジル人との接触で固有の文化がすたれてきたのは、ほかの部族同様、ここも例外ではない。 ジョアン・パウリーニョ酋長によると、最も力を注いでいる ...
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