【既報関連】1946年から3年間、サンパウロ州ウバツーバ市にある監獄島アンシェッタに収容された日本移民を顕彰し、先月27日夜、同市議会は9月23日を『日本移民の日』として市公式日に制定する法案を全会一致で可決した。 1926年に島へ入植し、毒性マンジョッカを食べ悲劇の死を遂げたブルガリア移民ら151人を顕彰した記念日が昨年に ...
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ブラジル発見直後の或るユダヤ人=「パウ・ブラジル商人」の肖像=サンパウロ市ヴィラ・カロン在住 毛利律子
ブラジル北東部のペルナンブッコ州とアフリカ大陸の間の大西洋に、「フェルナンド・デ・ノローニャ島」という国内屈指の観光地として繁栄している群島がある。2001年に世界遺産リストに登録され、登録名は「フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群」である。 そこは、フェルナンド・デ・ノローニャ島を中心に、20の火山島など ...
続きを読む »(サンパウロ)またもアメリカの大型フェスの南米版開催へ=「サンパウロ・トリップ」はロラパルーザに続くか
すでにサンパウロ市を代表する大型イベントとなっている「ロラパルーザ」に続く、国際型大型ロック・フェスティバルがまたしてもサンパウロに上陸する。 それが「サンパウロ・トリップ」だ。これは、昨年10月にカリフォルニア州の砂漠地帯、インディオで行われた、主に高い年齢層に向けたロック・フェスティバル「デザート・トリップ」のブラジル版 ...
続きを読む »「負けて勝つ」のがサンパウロの歴史
サンパウロ市の誕生日、1月25日を心からお祝いしたい。1553年のこの日、マヌエル・ダ・ノブレガ宣教師が率いるイエズス会士ら一行が、チビリサー族らインディオ教化のため、初めてのミサをサンパウロ市で行った。その場所がパチオ・ド・コレジオであり、チビリサー族らが住んでいたのが、現在のリベルダーデ周辺だ。マヌエル・ダ・ノブレガは巨大 ...
続きを読む »東西南北
週末は、オデブレヒト社幹部の報奨付供述(デラソン)がヴェージャ誌にリークされ、ブラジルに激震が走った。もっともこれは情報が漏れたのであり、公式発表ではなかったため、連邦検察庁は怒り、ロドリゴ・ジャノー長官は誰が洩らしたかの調査を求めている。それにしても驚かされるのは、オデブレヒト側が政治家たちに撒いた賄賂の額の大きさだ。彼らか ...
続きを読む »大耳小耳
日本ブラジル中央協会(東京都港区)の機関紙『ブラジル特報』(編集人・岸和田仁)では最近、読み応えのある内容が目に見えて増えてきた。11月号では、巻頭言「小池都知事への勝手連のメッセージ」(和田昌親)として「リオ五輪から何を学ぶか」を提言は、「ハート(心)のバリアフリー(建物の段差などを取り除くこと)を」という味わい深い一言で締 ...
続きを読む »第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(9)=元スペイン領、現パラナ州
ラプラタ川の河口部から実に約2千キロもさかのぼった現在のグアイーラ周辺に教化部落が作られたのは1557年。なんと459年も前だ。 日本なら戦国時代、川中島の戦いが起きた年だ。ポルトガル人商人が種子島に流れ着いて鉄砲を日本人に伝えたのは1543年だから、教化部落開設の14年前。そんな時代にスペイン人はここまで来ていた。 サン ...
続きを読む »第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(8)=トルデシリャス条約500周年の地
グアイーラの生き字引は、1958年3月サントス着のアフリカ丸で渡伯した会田(あいた)清さん(79、山形県)だ。同郷会の呼び寄せだった。 「陸路の道ができたのが1960年頃。僕がきた65年頃は、まだ原始林ばかり。雨が降ったらドロドロのテーラ・ロッシャでしょ。アサイから車でここに来るまでに、雨が降ったら一週間もかかった」と思い出 ...
続きを読む »なぜイタリア系白人が日本移民一世を演じるのか
8月29日からグローボTV局の午後6時台のノベーラ(帯ドラマ)「ソル・ナッセンテ」が始まり、日系二、三世の間でポレミカになっている。イタリア系移民家族と日本移民家族の絆を描く物語で、一世・父親役「田中カズオ」をインディオの血が入ったイタリア系三世俳優ルイス・メロが演じていること等に日系俳優らが疑問を呈している。グローボ的には「 ...
続きを読む »部族語にマリア法を翻訳=マット・グロッソ・ド・スル州で
マット・グロッソ・ド・スル州のグアラニ族とテレナ族の女性たちに、女性を家庭内暴力などから守るためのマリア・ダ・ペーニャ法を部族語に翻訳した教本が配られることになった。 同州政府によると、9月から、ドウラード、アマンバイ、アキダウアーナ市にあるグアラニ族やテレナ族の集落で、各言語の教本を750冊ずつ配る意向だという。 同州は ...
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