インディオ
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ガウショ物語=シモンエス・ロッペス・ネット著(監修・柴門明子、翻訳サークル・アイリス)
ガウショ物語=(26)=娘の黒髪=《1》=馬に乗った別人になる男
「お前さん、わしが長い間、女の髪で作った馬の轡や端綱を使っていたこと知ってるかね?……もっとも、そのことにまったく悪意はなかったんだが」 ずっと後で、髪の主が死んだと聞いた。それを知ってすぐに馬で駆け
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ガウショ物語=シモンエス・ロッペス・ネット著(監修・柴門明子、翻訳サークル・アイリス)
ガウショ物語=(25)=皇帝の伝令=<3>=慈悲深い陛下のお気持ち
また、別の折、車座になっておったのだが、一人が短刀で掌のトウモロコシの皮を伸ばして、編み煙草の一切れを刻み始めた。刻んだやつを掌のくぼみでよく捏ねてから、さっきのトウモロコシの皮で包んで巻き煙草にす
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日系社会ニュース
ランショ・ダ・トライーラ=聖週間前にTV局が取材=ピラルクーのバナナ包み焼き
創業10周年を迎えるサンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の川魚料理店「ランショ・ダ・トライーラ」(Rua Machado de Assis, 556)に24日午後、テレビ局RECORDの有名司会者、アナ
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ガウショ物語=シモンエス・ロッペス・ネット著(監修・柴門明子、翻訳サークル・アイリス)
ガウショ物語=(9)=底なし沼のバラ=<1>=美しくも不吉な花のいわれ
「見えるかね。あそこの下の方、丘陵の右手の方にあるウンブーの木が?」 そう、あそこが廃屋になってしまったマリアノの屋敷だ。あの寂れた場所に一本の桃の木があって、その実のうまいことといったら、わしはほ
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樹海
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パナマを越えて=本間剛夫
パナマを越えて=本間剛夫=6
夕暮れの灰色の風景の中でユーカリの梢が川風に揺れていた。多くの山脈に源を発するこの大河は、無数のせせらぎを集めて一本の流れとなって大西洋に注ぎ、南米第一のアマゾン川となる。 こんな広大な川を八千トン
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樹海
日本人とインディオの〃深い関係〃
戦前に邦字紙『サンパウロ州新報』を創刊した笠戸丸移民の香山六郎は1908年6月、サントス港から移民収容所に向かう汽車の中で、〃移民の草分け〃鈴木貞次郎から「ブラジルには日本人に似た土人がいるよ」と聞
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県連ふるさと巡り ペルー=115年経て受け継がれる日系魂
県連ふるさと巡り ペルー=115年経て受け継がれる日系魂=(6)=遺跡の眠る街リマ観光へ=ユネスコ世界遺産を見学
二日目はバス3台でリマ市の観光ツアーへ。外は、夜間に街を覆った霧ですっかり濡れていた。今日もやはり曇天――。上着を着込んでバスに乗り込んだ。 リマは1535年、スペイン人の征服者フランシスコ・ピサロ
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日系社会ニュース
■ひとマチ点描■僻地と魔境三昧経て作家に
青年隊10期の平島征也さん(せいや、75、熊本県)は来伯当初の5年間、「オンサ、スクリーを見るのは日常」という密林の真っただ中、一人で自給自足しながら薬草栽培をした実体験を描いた『魔境~マットグロッ
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ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
「都市と水」を考える=サンパウロ市で国際フォーラム開催
サンパウロ州の水不足の危機が叫ばれ始める前から、ベイ出版社が4年前に出した書籍『Como Cuidar da Nossa Agua(私達の水をどうケアするか)』は、ブラジル内の水供給の不規則さを指摘
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