2007年2月28日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ルーラ大統領は二十六日、ウルグアイにヴァスケス大統領を訪ね、同国のメルコスル脱退阻止を取り付ける三カ条の合意文書を交わした。政府が最も懸念した隣国のメルコスル脱退は、ブラジルにとって国際外交の足場ともいうべき地域経済ブロックに隙間風が吹き、米国の通商戦略にかく乱 ...
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「左傾化、実像を見よ」=JETRO渡辺所長=ベ国に留意促す
2007年2月27日付け ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は、十四日、JETEROの渡邉裕司サンパウロ事務所長によるセミナー「中南米政権『左傾化』の潮流~その虚像と実像~」を開催した。 中南米には、十カ国(ニカラグア、キューバ、ベネズエラ、エクアドル、ブラジル、ペルー、ボリビア、チリ、ウルグアイ、アルゼンチン)の左派政権 ...
続きを読む »身近なアマゾン(29)――真の理解のために=人間に知られないまま絶滅=そんな生物も多かった?
2007年2月20日付け □なくなってしまった自然(1) ここ三年ばかり採集に出掛ける回数が増えてしまい、アマゾン河水系、ラプラタ水系(パラナ川、パラグァイ川の二河川)、サンフランシスコ川水系、ウルグアイ川水系などの大河、そして、その大河に注いでいる支流の各河川、また大河には合流せず、直接大西洋に注ぐ海岸山脈から流れ出す清流 ...
続きを読む »日本語教師本邦研修事業続けて!=関係機関へ願いをセンター中心に署名活動=「日本知らずして、どうして日語教師?」=谷理事長、研修の意義訴える
2007年2月10日付け 【既報関連】JICAが行っている日本語教師本邦研修事業に関して、昨年末に総務省内の政策評価・独立行政法人評価委員会(丹羽宇一郎委員長)が「廃止を含めた抜本的な見直しを行うものとする」との案を提出したのに対し、ブラジル日本語センター(谷広海理事長)を中心に、日本語教師らが継続願いの署名活動を始めた。谷理 ...
続きを読む »大耳小耳
2007年2月1日付け 先日の東京都友会新年会での報告。同会では会費を取らないにもかかわらず、資金は減るどころか毎月貯金できる状況にあるという。というのも、パウリスタ通りの高層ビル内の会館をウルグアイの企業に貸し出し、その利益を運営費にあてているから。会の事務所は同じビルの賃貸料が安い部屋に引越して、利益の差額を貯金。都からの ...
続きを読む »結束乱れるメルコスル=加盟国増えるたびに
2007年1月24日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ルーラ大統領は十八日、メルコスル(南米南部共同市場)は経済だけのプロジェクトではないと地政学的幻想を打ち出したことで、エ紙が次のような論説を掲載した。経済プロジェクトが中途半端なところで、何ができると思っているのか、茶番劇はもうたくさんという。 十八日に開幕した ...
続きを読む »小国、経済格差縮小訴え=Mスル首脳会議=政治的衝突も表面化
2007年1月23日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十日】十八日と十九日にリオデジャネイロ市で開かれた第三十二回メルコスル(南米南部共同市場)首脳会議では、メルコスル地域の統合と貿易について、同地域の経済格差を縮小するための具体策の必要性をボリビアとウルグアイが訴えるなど、経済的、そして社会主義と自由主義の政治的衝突が表 ...
続きを読む »メルコスル首脳会議=準備委で伯亜対立=ボリビア加盟めぐり=関税などでもぎくしゃく=波乱含みの本会議
2007年1月19日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】リオデジャネイロ市で開催される第三十ニ回メルコスル首脳会議の準備委員会で十七日、ボリビアの新加盟をめぐってブラジルとアルゼンチンが対立した。亜代表は、ボリビアをメルコスル関税協定から除外することを要求。他に協定基金や内規、ウルグアイやパラグアイが域外からの輸入品を ...
続きを読む »世界コンクールで銀賞=サクラ中矢が赤ワインで
2007年1月12日付け サクラ中矢食品(中矢レナット健二社長)が製造した「ヴェネラビレ・カベルネ・ソーヴィニヨンⅡ(Venerabile Cabernet Sauvignon)~2005~」が『第三回ブラジル世界ワインコンクール』の赤ワイン部門で銀賞を受賞した。 出品国は、ブラジルをはじめ、ドイツ、アルゼンチン、オーストラ ...
続きを読む »東西南北
2006年12月19日付け 給与の九一%増額が波紋を広げている連邦議会だが、二十六州のうち十九州の州議会がすでに同率の調整を承認した。サンパウロ州の場合、州議員の給与は九六三五から一万八三七五レアルに上がる。ブラジル弁護士会は今回の昇給をインモラルだと批判。十三日に実施された世論調査によると、有権者の三六%が議会を「最悪・悪い ...
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