コラム ウルグアイで長年自閉症児の教育に尽力した三枝たか子先生がこの度来伯。先日、サンパウロ市の日教寺で歓迎会が開かれた。 関係役員や来賓があいさつに立つ。今後の同学級の発展に大きな期待がこもっていた。 同学級が開講して約五カ月。箸を持てなかった子が持てるようになり、自転車にも乗れるようになった。 ここまで成果が出てい ...
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不撓不屈で刻んだ70年(下)=パラグアイ日本人移住70周年記念式典=ニカノル大統領「日本を目指したい」
2006年9月13日付け ニカノル・ドゥアルテ・パラグアイ共和国大統領の到着を待って午前十時半から開催された記念式典の会場には、移住地からの出席者を中心に、国外からはウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン、ボリヴィア、日本など、約一千二百人が集まった。 大きな拍手で迎えられたニカノル大統領と山中政務官を壇上に迎え、国歌斉唱に続き ...
続きを読む »不撓不屈で刻んだ70年(上)=パラグアイ日本人移住70周年=内外から1200人参集=慰霊祭で先人偲ぶ=ニカノル大統領も出席
2006年9月12日付け 【アスンシオン発】忍耐、勤勉、結束で乗り越えた七十年――。パラグアイ日本人移住七十周年記念祭典が八日、首都アスンシオン南約三十キロにあるイタグア市の「セントロ日系」で開かれ、内外から集まった約千二百人が先人の苦労を偲び、日系社会の明るい将来を確かめ合った。パラグアイ日本人移住七十周年記念祭典委員会(委 ...
続きを読む »予想外のインフレ抑制=8月は0・05%=先進国並み、GDPは3流
2006年9月9日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】八月度のインフレ(広範囲消費者物価指数=IPCA=による)がわずか〇・〇五%となり、予想に反して上昇が抑制されたことで、関係者は年内インフレを三%と下方修正する動きが出ている。予算管理省筋ではこれまでの四・四%から一気に三・二%へと修正した。 これによりインフレは世 ...
続きを読む »東西南北
2006年9月1日付け 三十一日に議会に上程予定の二〇〇七年度国家予算案では、連邦政府の税収が四〇〇三億レアルと国内総生産(GDP)の一七・三三%に達すると見込まれている。今年度のGDP比は一七・二三%。逆に支出は、連邦予算基本法の定める削減が同案に盛り込まれていない。 ◎ 連邦裁判所は二十九日、三十年前に航海中の ...
続きを読む »貧富の格差の実態報告=4人に1人が貧困層=リオ市の一角が示す典型例=家族手当では解消しない
2006年9月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】政府発表のブラジルにおける貧困層は四七一〇万人で、全人口の二五%に相当するとされている。このうち一一一〇万人が貧困家族手当(ボウサ・ファミリア)の支給を受けており、ルーラ政権の人気につながる目玉政策となっている。しかし関係者は手当て受給者が手当て打ち切りを恐れて就 ...
続きを読む »お手上げ状態の国境取締り=連警一人当たり10キロ=犯罪組織が麻薬など密輸拡大
2006年8月29日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】南米の近隣十カ国と接する国境線が一万六八〇〇キロメートルに及ぶにもかかわらず、配置されている連邦警察の国境犯罪取締官がわずか一七〇〇人という少数で、取締は全くのお手上げの状態に陥っている実態が明らかになった。 これに対し軍隊の国境警備要員は一万四〇三七人で、両 ...
続きを読む »新旧揺れ動くブラジル=両足を未来に向けて歩め
2006年8月9日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】サンクトペテルブルグのG8サミットは、メルコスル(南米南部共同市場)首脳会議にカストロ議長を招いたことでラテンアメリカが旧時代へ逆戻りしたと評したことを、エコノミスト誌が報じた。メルコスルには頭痛の種になると皮肉った。 メルコスル首脳会議は低所得層を救済するため輸 ...
続きを読む »アグリビジネス
2006年8月9日付け サンパウロ州は農地の二〇%を森林として保存するか植林することを義務付ける条例を制定し、レンボ知事が署名した。二〇%には川岸のヤブ林や湿地帯、沼地の林は含まない。植林にしか利用できない農地も一〇〇%可耕地も一律二〇%である。義務条例は地権に明記を要するという。農業生産者連盟(UDR)は、同条例を違法条例と ...
続きを読む »広がる自閉症児=教育への支援=サンパウロ市の七夕祭りでも広報
2006年8月3日付け 『自閉症』児の教育に対する支援の輪が、サンパウロ市でも着実な広がりを見せている。去る七月二十九日と三十日、サンパウロ市の東洋人街で開催された第二十八回サンパウロ仙台七夕祭り会場に自閉症学級支援グループが登場した。 『自閉症』(AUTISTA)は、生まれる子供千人のうち、五人から十五人が該当する、と言わ ...
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