2007年7月27日付け 三十年間の交流を今後も――。今年節目を迎えた、第三十回岐阜県農業高校生海外実習派遣団(尾藤誠記団長)が二十一日に来伯した。これまでに同制度で三百十人の生徒がブラジルの農業を見学し、県人や各地の日系人と親交を温めてきた。山田彦次岐阜県人会会長は「(県人会の)事業の柱は交流ですから。今後、県内の地場産業に ...
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「バイオエネ、成長する」=J・トレード氏=会議所で講演=近い将来を展望
2007年7月20日付け ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は七月定例昼食会を十三日、ホテル・シーザー・ビジネスで開催した。バイオエネルギー生産者連合(UDOP)のジョゼ・カルロス・トレード会長を招き、講演会「サンパウロ州西部におけるバイオエネルギー部門成長の見通し」が行われ、二〇一〇年に向けての増産の見込みや、新たなバイオ ...
続きを読む »サトウキビ栽培に規制=アマゾンとパンタナルは守る
2007年7月19日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十八日】ブラジルでのエタノールの生産拡大傾向と、それに伴い自然環境破壊に対する国際的批判の高まりを受けた政府は、アマゾン、パンタナル地方の森林地帯でサトウキビ栽培を禁止する法令の制定を決定した。ヨーロッパへの伯産牛肉輸出について開かれた共同記者会見で、ステファネ農相が発表 ...
続きを読む »今年もエスタード紙特集=日本移民記念で12頁も
2007年7月19日付け エスタード・デ・サンパウロ紙は十七日付けで「第三の波(ア・テルセイラ・オンダ)」と題した日本人移民の特集号(全十二ページ)を発行した。 「日伯~二十一世紀のパートナー~」では来年に向けての日伯関係、デジタルテレビ、日本へのデカセギなどについて、島内憲在伯日本国大使に取材。 「第三の波に対する協力投 ...
続きを読む »投資コストは世界3位=旧態依然の起業環境=生産部門は冬の時代=掛け声だけの経済成長
2007年7月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】産業開発研究所(IEDI)は十五日、国連の世界主要四七カ国における生産部門の投資コストで、ブラジルがタイとアイルランドに次いで第三番目に割高であることを明らかにした。投資コストは、工場建設や工作機械、設置調整などで投資決定の要因となるもの。投資家にとっては金融投資 ...
続きを読む »大竹公使が今月、帰朝=地デジTV方式選択に尽力
2007年7月17日付け デジタルTV方式のブラジル導入に尽力した在ブラジル日本国大使館の大竹茂氏(54、福島県出身)が、経済担当公使という約三年間の任期を終えて今月二十日に帰朝するのにあたり、十三日に来社した。 「いい結果を出せて良い思い出になった」。赴任したのは小泉首相(当時)来伯直後の〇四年九月。まさにデジタルTV方式 ...
続きを読む »東西南北
2007年7月11日付け ルーラ大統領は朝のコーヒー・タイムで「エタノール・カルテルを阻止する」と語り、エタノール包囲のオイル・マネーが暗躍していることで間接的にベネズエラへ警告した。ルーラ大統領とチャベス大統領のエネルギー外交を巡る対決は、新しい産業開発のモデルを見せたことでブラジルの判定勝ちと独紙は評価した。ルーラ大統領の ...
続きを読む »パラナ=実りあった経済使節団=西森州議が手ごたえ語る
2007年7月7日付け 企業進出、エタノール、百周年への招待状――。今年三十五回目となるパラナ州友好経済使節団が去る五月に訪日、約一週間の滞在中、政府機関、企業、姉妹県の兵庫など各地を訪れたほか、皇族、政府関係者などに改めて、来年六月二十二日のパラナ百周年式典への招待状を渡した。同行した西森弘志ルイス・パラナ州議(パラナ日伯文 ...
続きを読む »エタノールの負の側面=食糧インフレに環境破壊
2007年7月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙六月十一日】地球温暖化について少しでも関心があるなら、気象の変化が世界へもたらす問題は、エネルギーであることに気づくに違いない。国際決済銀行(BIS)は、エタノールのインフレ・インパクトを懸念すると警告した。 サトウキビとトウモロコシの需要が急増し、食用作物の栽培が疎かに ...
続きを読む »燃料併用車、世界市場へ=日の目を見た伯開発技術
2007年6月30日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】ブラジルで開発されたガソリンとアルコールのフレックス燃料車が注目を集め、世界市場を先取りする勢いを見せている。国内で生産されている十二種類の乗用車のうち二種(日産およびTROLLER)を除いて、フレックス車を生産しているが、これが世界市場にも広まっている。 フ ...
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