2005年8月10日(水) 日本の政局がブラジルに飛び火――。衆議院解散・総選挙が日伯交流にも影響を及ぼしている。国会の「夏休み」にあたる八月は例年なら議員の来伯ラッシュのシーズン。今年も扇千景参議院議長ら「大物」を含む何組かの来伯が予定されていたが、キャンセルが相次いでいる。その余波で、日伯議員連盟事務局長の河村健夫衆議を迎 ...
続きを読む »エタノール 関連記事
アグリビジネス
7月20日(水) エタノール増産への気運が高まっている。アラゴアス州のテルシオ・ワンデルレイ・グループが二億六〇〇〇万レアルを投じて、ミナス・ジェライス州西部にアルコール精製所五カ所を建設する。サンパウロ州中央・南部では建設計画中のアルコール精製所が五十カ所あり、三十一カ所は二〇億レアルの予算で建設が始まった。六カ所は近日操業 ...
続きを読む »東西南北
7月9日(土) ブラジル地理統計院(IBGE)は七日、四月に落ち込んだ工業生産が五月に前月比一・三%増と持ち直していることを発表した。昨年同月比では五・五%の増加。原因は融資再開で、消費者ローンと輸出が活気を帯び始めたためとされる。他にエタノール生産の七・六%増や鉄鉱石増産、原油の生産増加、雇用増進、インフレの沈静化が手伝った ...
続きを読む »アグリビジネス
7月6日(水) 特選コーヒーの需要増に便乗し、ミナス・ジェライス州モンテ・シオン市のサンタルッシア社がコーヒーチェーンへの進出を決めた。同社は五〇万レアルを投じて、特選コーヒー専用の焙煎工場を建設する。コーヒー豆は、海抜千メートル以上の農場で栽培されたものを使う。同社はこれまで、ドイツ向けインスタント・コーヒーを製造していた。 ...
続きを読む »大統領訪日と日伯経済合同会議=連携強化に強い意欲=商議所・田中会頭が報告
6月28日(火) ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は十七日、サンパウロ市内クラウン・プラザ・ホテルで定例懇親昼食会を開いた。新しく入会した会員の紹介の後、先月訪日したルーラ大統領に随行した田中会頭が、「第十一回日伯経済合同会議報告」をスピーチ、参加した約九十人が耳を傾けた。 冒頭で「第十一回日伯経済合同会議に出席すること ...
続きを読む »アグリビジネス
6月8日(水) コカコーラの傘下企業でビアジ一族系列のソロカバ・レフレスコとセルトンジニョのエネルジェチカ・サンタエリーザは、清涼飲料水用の液体甘味料生産で三百万ドルを投じて合弁企業を設立した。液体甘味料は、飲料水製造で一工程を省く。サンタエリーザの創立者マウリリオ・ビアジ氏とレフレスコ・イピランガは四八年、コカコーラの下請け ...
続きを読む »ルーラ大統領=訪日の成果は=連載(3)EPA=経済連携協定なるか=08年までに=日伯両国政府が声明書
2005年6月4日(土) 大統領訪日の最大関心事は、やはりエタノール輸出だった。これでもかと関連記事を出すブラジル側メディアに対して、日本側は静観を保った。 しかし、本当の大きな収穫の一つは、経済連携協定(EPA)を〇八年の移民百年祭までに発効させるよう、両国政府に働きかけていくとの共同コミュニケが発表されたことだろう。これ ...
続きを読む »エネルギー分野で成果=大統領訪日=日本政府が期待示す=大型プロジェクト4件成約=エタノールで日伯合同研究
5月31日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】ブラジル国内が政治危機で翻弄される中、ルーラ大統領一行は慌ただしい三日間の日程で訪日、二十八日にはエネルギー分野で訪日の成果を上げた。ペトロブラスとの間に四件の大型プロジェクトを成約した他、小泉首相はバイオディーゼルとエタノールの日伯共同プロジェクト構想について、日本政 ...
続きを読む »銀行団、ブラジル投資で厳しい注文=大統領訪日=法的保証が大前提=果物、牛肉輸出で一歩前進?=参院本会議場で失礼な扱い
5月28日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】日本訪問中のルーラ大統領は二十六日、国際協力銀行を始めとする主力銀行代表十七人の朝食会に招かれ、投資基準の明確化と法的保障、長期的な経済安定対策を投資の前提条件として求められた。特に投資の法的保証は必須とされた。ブラジルのインフラ整備のための官民合資計画(PPPs)は、 ...
続きを読む »日本との商談は20億ドルに=大統領訪日=伯政府の期待に遠く=エタノールはアピールのみ
5月26日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】二十六日から二十八日までの公式日程で日本を訪れているルーラ大統領一行は、二〇億ドルに上る商談に調印すると予想されている。ヴィラウヴァ駐日大使が明らかにしたもので、これまでの日本側の見積りの一七億ドルを上回る予想となっている。しかしブラジル政府が期待したものとは程遠く、大 ...
続きを読む »