2007年1月1日付け 「女が偉かったら、男は十倍の力を発揮できる。そう信じて疑わない」。そんな信条を力強く話すのは磯部正さん(北海道出身、サンパウロ市在住)。九十歳のときに智恵子さん(89)を三人目の妻として迎えた。 「とりあえず金もうけしてカフェザールをやらないかんと思ったから」。一九三三年、磯部さんは二十七歳で呼び寄せ ...
続きを読む »ガイジン 関連記事
リベルダーデ=3万から4万の人出=東洋祭り、もう38回目=市条例で〃幕広告〃できず=踊りと食べもので賑わう
2006年12月13日付け 年末の風物詩、第三十八回東洋祭り(リベルダーデ文化福祉協会=ACAL=主催)が九日、十日の二日間、サンパウロ市リベルターデ区で開催された。広場中央に大きなステージが組まれ、周りには各県を紹介する幟(のぼり)が立ち並んだ。来場者は三万人から四万人(主催者発表)。大阪橋上には約三十のバラッカが立ち並び、 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
2006年12月5日付け 来年、移住地設立四十五周年を迎えるグァタパラでは、現在、記念誌の編纂を計画。本格的に資料集めが行われている。 「『移民発祥の地』といわれるグァタパラを中心にして移民のポジティブな側面を見ていくものにしたい」と川上淳文体協会長。「錦を飾って日本に帰った人もいるし米作りで儲けた人もいる。移民史は悲劇の歴 ...
続きを読む »バーレ・ド・コロニア=カーザ・グランジなど=協力=ファベーラで賑やかに日本祭り=若者ボランティアらが奮闘
2006年10月25日付け 日本人ボランティアが主催してファベーラ住人らに日本文化を紹介するイベントが、22日にサンパウロ市パレリェイロス区のペケーノ・プリンシペで行われた。今年はバーレ・ド・コロニア(通称=コロニア部落)やカーザ・グランジの日本人会の協力を得て、この「日本祭り」を実現。約300人が訪れた。会場となった公園には ...
続きを読む »注目集めたトミさんの訃報=日伯メディア大きく報道=3百人超が葬儀に出席
2006年10月14日付け 第一回笠戸丸移民の唯一の生存者、中川トミさん(享年百歳)が十一日に亡くなった件は、NHKなどの大手マスコミはじめ各地方紙、伯字紙など合わせて約二十紙以上(グーグル検索)が扱うなど大きな反響を呼んだ。十二日にロンドリーナ市の西本願寺で営まれた告別式には、ブラジル各地に暮らす親族をはじめ三百人以上が出席 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
満開の桜の中で行われたさくら祭り。「ん?」会場を見渡してみて、なんとなく街中の人込みとは違う感じがした。 「みんな白いな~」。隣で友人がつぶやくのを聞いてわかった。来場したガイジンの多くが白人系で、一見して黒人系の人が見当たらないからだ。 祭りに参加していたのはドイツ、ギリシャ、ロシア、ウクライナ、リトアニアの六カ国。白い ...
続きを読む »コラム オーリャ!
日系人社会を取材し始めてまだ二カ月も経たないが、日系人社会というものは実に面白いと思う。 日系の方々が、非日系の方々を「ガイジン」と呼ぶのを初めて耳にしたときは驚いた。日系人社会では、ブラジル国籍を持つ非日系人が「ガイジン」と呼ばれ、たとえブラジル国籍を持っていなくとも、私を「ガイジン」と呼ぶ人は誰一人いない。 最初はとて ...
続きを読む »コラム 樹海
留学生・技術研修員やデカセギたちが、日本でぶつかるイヤな現実。聞いたこともあるし、読んだこともある。だから、確かにある現実なのだろう▼技術研修員の日本語能力が同じ程度なら、色白の非日系人のほうが、日系人よりもていねいに世話してもらえるという。非日系人なら致し方ないが、日本人と同じ顔をして、どうして日本語ができないの、と言われる ...
続きを読む »(8)移民ドラマに光当る
2005年12月28日(水) ブラジル日本移民のドラマに光が当った年だった。 映画「ガイジン2」(山崎千津薫監督)と、NHK開局八十周年記念ドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙~」。 前者は「ガイジン」(一九八〇)の続編。日系女性四世代の人生を軸に約百年にわたる日系ブラジル移民史を壮大なスケールで描いた作品。 制作費は一千 ...
続きを読む »コラム 樹海
どこまでが日系人なのか――。広島の幼児殺害事件のペルー人に関して、日系人であるかどうかが、やけに熱心に取り沙汰されていて気になった▼どこを基準にするかで○世という言い方は決まる。日系二世は親が日本生れで、子どもがブラジルの場合。現在増えているのは、日本生まれの在日〃二世〃(日系ブラジル人としては三世や四世)だ。在日二世と表記し ...
続きを読む »