2007年6月13日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】教育省は十一日、大学の質向上を目的に大学の七%に当たる一万三四〇〇の学部を指導すると発表した。全国で在学生の学力テスト(Enade)を行った結果、卒業をまじかに控えた約一〇〇〇学部の学生の学力が、学力テストに合格した学生に比べ、最低基準すら満たしていないことが判明 ...
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身近なアマゾン(44)――真の理解のために=移民100周年にあたり=朽ちた人、移住地忘れまじ
2007年5月18日付け □あとがき アマゾンを中心として、各地での経験を文章にしてみた。以下は、本稿を終わるにあたって、筆者がブラジル全域を回っていての感想だ。こうしてブラジル国内をあちこち旅していると、各地で活躍する日本人に接する機会がある。彼らの全てが日本から移民として、この土地に渡ってきた人たちとその子弟たちといえる ...
続きを読む »身近なアマゾン(43)――真の理解のために=お経を唱え終わったら=機体は水平、眼下に緑の樹海
2007年5月17日付け □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(3) そして一心に〔はよー!はよー!このパニックから解放してくれ、神様お願い!はよー、はよー〕心の中で大阪弁で叫んでいるのだ。 時々知らぬ間に私の口から〔うわー!うわー!うわーー!〕という声が、自分の腹から出てくるうなりが、自分の耳に聞こえてくるのだ。 そ ...
続きを読む »身近なアマゾン(42)――真の理解のために=ネグロ川上空でパニック怖い!=機体〃落下〃の連続
2007年5月15日付け □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(2) ようやく落ち着いて、周りの状況が目に入るようになった。この飛行機は初めて乗る機種で、今までのものより少し大きい三十人位席があるようだ。 ボディにDASH―200と書かれていたことは、機に乗る時に見ていた。主翼の位置が機体の最上部に付いていて〔水上飛行 ...
続きを読む »リンコーン元選手を逮捕=麻薬密売と資金洗浄の疑い=パナマ当局、引き渡し要求
2007年5月12日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】共同捜査を行っていた連邦警察とインターポールは十日、元プロサッカー選手のコロンビア人リンコーン容疑者をサンパウロ市ペルジーゼス区の自宅で逮捕した。 同元選手は共営者がパナマで麻薬取締法違反ならびに資金洗浄で有罪判決を受けたのにともない、共犯として同国で起訴されて ...
続きを読む »東西南北
2007年5月5日付け サンパウロ市で六月四日にエタノール精製業者主催のエタノール・サミットが開催、ジョージ・ソロス氏が招かれる。サミットはルーラ大統領が開会の辞を述べ、カルドーゾ元大統領が議長を務める。ソロス氏はエタノールの今後の動向を語る。関心事は、十年続いたエタノール景気があと何年続くかである。 ◎ 航空管制 ...
続きを読む »身近なアマゾン(41)――真の理解のために=珍魚採集を欲張ると…=飛行機まで遅らせてしまう
2007年4月17日付け □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(1) 〔行きはよいよい、帰りは怖い〕という童謡の歌詞を皆さんはご存知だろう。今回は、そんな童謡の歌詞を地でいってしまった話をしよう。 マナウスの空港から小型のバンデイランテス型という日本のセスナ型によく似た小型飛行機に乗って三時間、ネグロ川を約千キロ遡った ...
続きを読む »身近なアマゾン(40)――真の理解のために=インディオが通行料金徴収=先住だから=居留地の所有権?
2007年4月14日付け □ブラジルの資源をめぐって、先住民インディオが道路通行料金を徴収 ブラジルのアマゾンで現在何が起こっているのか、に注目して、自然関係問題を主体に取り上げて、みなさんと共に考えたいと思う。 先日、ブラジル全国放送で興味深いニュースが放映された。 〔南米大陸の先住民であるインディオの一部族ワイミリ・ア ...
続きを読む »身近なアマゾン(39)――真の理解のために=ウォーレスの150年前の記述=ネグロ川、今と同じ状態
2007年4月13日付け □探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(2) しかし、二〇〇三年の春だったか、偶然の出会いなのか、「アマゾン探検記」という本を見つけたのだ。その本の著者がこのウォーレス氏で、目次をみてみると、そこにはネグロ川のことが満載されていたのだ。 今を遡ること百五十年、その時代にすでにヨーロッパ人がこの秘境の ...
続きを読む »身近なアマゾン(38)――真の理解のために=命がけの採集仕事だった=ダーウィンの助手?=「ウォーレス線」で名残す
2007年4月12日付け 探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(1) 一八五〇年代に活躍したダーウイン。「種の起源」という科学原論のような進化論を発表した有名な学者である。 生物学を志す学者の出発点のような存在であるが、彼がその論文を発表するまでの過程は、大変なものだっただろうと思う。当時は、宗教の流れに逆らう者は極刑に値し ...
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