大統領選時のスローガンとは異なり、ボルソナロ政権の教育支出凍結額が、幼児から高校までの基礎教育課程だけで24億レアル、全体では約80億レアルに及んでいることがわかった。4、6日付エスタード紙が報じている。 ブラジルにとって、「教育や保健の支出が不十分」なことは、労働者党(PT)政権下の好景気の時にも指摘され、2013年の全国 ...
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《ブラジル社会保障改革》公的支出削減額の予測に各銀行で開き=公平な分析と裏腹に希望的観測も
【既報関連】連邦政府は、現在議論されている社会保障制度改革が成立した際の歳出削減効果を、「10年間で1兆2千億レアル」と喧伝しているが、国内各銀行や金融機関の見立ては大きく異なることが分かった。3日付ブラジル紙が報じた。 ブラジル紙は各金融機関にアンケートを行い、「社会保障制度改革が成立する時期」と、「歳出削減効果」について ...
続きを読む »《ブラジル》大統領がブラジル銀行にCM削除命令=青年顧客獲得狙った内容=同様の広告変更は既に4度=25日にも多様性不寛容発言
ボルソナロ大統領がブラジル銀行総裁に対し、黒人や同性愛の青年俳優を使って青年層に訴えるCMの放送を止めるよう求めたことや、同行総裁がこのCMの製作を指揮したマーケティング部長を解雇したことがわかった。ボルソナロ氏はこれ以外でも、人種多様性などに関し、偏見に満ちた発言を連発している。25、26日付現地紙、サイトが報じている。 ...
続きを読む »《ブラジル》社会保障制度改革案を下院CCJが承認=法案提出から2カ月かかり=マイアやセントロンが協力=4つの問題点は除外され
23日晩、下院の憲政委員会(CCJ)が、社会保障制度改革法案を48対18で承認した。同法案は政府が提出してから62日後のCCJ通過となったが、これは、ロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)と、中道政党集団「セントロン」による調整の結果といえる。24日付現地紙が報じている。 ボルソナロ政権が社会保障制度改革法案を提出したの ...
続きを読む »《ブラジル》APEXの新長官は海軍出身?=軍とオラーヴォ派の対立続く
連邦政府内の人事を巡り、内部分裂まで引き起こしていた外務省傘下の国家輸出振興庁(APEX)長官に、エルネスト・アラウージョ外相に近い筋ではなく、軍関係者が就くことになったと、24日付フォーリャ紙などが報じている。 就任が有力視されているのは、海軍所属で、現在は国防省内情報テクノロジー部門で指揮をとっている、セルジオ・リカルド ...
続きを読む »《ブラジル》連邦政府=トラック業界へ5億レアル融資=適正運賃の保証を最優先=「弱気な訳ではない」と強調
【既報関連】昨年に続く大型スト実施をほのめかしているトラック業界の不満を抑えるため、連邦政府は16日に、社会経済開発銀行(BNDES)を通じ、同業界限定で5億レアルの融資を行うと発表したと17日付現地各紙が報じた。 オニキス・ロレンゾーニ官房長官は会見の席で、「この件は内々にトラック輸送自営業者たちには伝えていた。対象者は、 ...
続きを読む »《ブラジル》大統領の独断で株価が大幅ダウン=ゲデス経済相は「話せばわかる」と発言
石油公社ペトロブラス(PB)が11日にディーゼル油の値上げを発表したが、その夜の内にボルソナロ大統領が“待った”をかけた事で、翌12日の株価は大きく下がった。米国訪問中だったパウロ・ゲデス経済省はそれを受け、「大統領が少々、経済合理性に欠ける行動をとったとしても、問題は解決できる」と発言したと、14日付現地紙が報じた。 12 ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロ政権が「成功の100日」をアピール=「35の目標達成」と言うが=18の新たな対策も発表=中銀独立などに着手
就任100日を前に支持率が下がり、民政復帰後の大統領の初年では最低の支持率と報じられたことなどを打ち消すように、ボルソナロ大統領は11日、就任100日を祝うイベントを行った。大統領はこの場で今後の対策18件も公表した。12日付現地紙が報じている。 社会保障制度改革法案の審議が若干暗礁に乗り上げた感があることや、連邦議会では今 ...
続きを読む »(ダッタフォーリャ)ボルソナロの支持率32%に 歴代大統領就任100日で最低 支持率に貧富の差歴然 イデオロギー面で強い反発も
ダッタフォーリャによる最新の世論調査の結果が発表された。ボルソナロ大統領の就任100日での支持率は32%で、民政復帰後に直接選挙がはじまってからの歴代大統領の初年100日の数字としては最低となった。7、8日付フォーリャ紙が報じている。 在任100日の時点でボルソナロ大統領は「よい」「最良」と評価した人は32%で、これはコ ...
続きを読む »ボルソナロ政権、最初の100日で分かったこと
▼スタートダッシュに失敗したボルソナロ ボルソナロ政権はスタートダッシュ(最初から全力疾走)をするはずだったのに、逆に失速している。 ブラジルの場合、大統領は1月1日に任命されて働き始めるが、連邦議員が就任するのは2月初めで時差がある。さらに、この国の呆れた習慣の一つは「カーニバルが終わらないと新年が本格的に始まらない」 ...
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