エドゥアルド・パズエロ保健相を別の公職につかせて不逮捕特権を与えるためのボルソナロ大統領による工作のせいで、マルセロ・ケイロガ次期保健相の就任が異例の遅れを見せていたが、23日午後、予定外の就任式が執り行われた。パズエロ氏は連邦政府の官民合同投資計画(PPI)特別局に異動になる公算が高い。23日付現地紙、サイトが報じている。
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《ブラジル》コロナ死者30万人目前、医療崩壊深刻化=ICUや医薬品不足で「命の選択」
CNNブラジル17時53分配信記事によれば、23日のコロナ死者は新記録となる3251人となり、累計29万8676人、いよいよ30万人台が目前となった。感染力の強い新型コロナ変異株と現状軽視の3密が感染者急増や医療崩壊を招き、経済・産業界の公開書簡を受けても、ボルソナロ大統領の否定主義は変わらないと22、23日付現地紙、サイトが ...
続きを読む »《記者コラム》目の前にいる見えない青年とインフレの魔物
「外出禁止」で路上生活者はどこに行けば良い? 感染爆発が止まらない日常生活の中で、「外出禁止」という言葉を何度も聞きながら、現実と噛み合わないものをいつも感じる。たとえば、朝の運動として歩いている間や通勤中に何十人もの路上生活者を見るが、常に「外」にいる彼らは、「外出禁止」と言われたとき一体どこへ行ったら良いのだろう、と。 ...
続きを読む »ブラジル銀行頭取が辞任=経営改革方針巡り大統領と確執=ゲデス氏の影響力縮小化?
18日、証券市場の取引終了後、ブラジル銀行がアンドレ・ブランダン頭取が辞表を提出した事を告げた。後任頭取は即座に選ばれ、4月1日に就任と18、19日付現地紙、サイトが報じた。
続きを読む »《記者コラム》ルーラ復活でボルソナロに暗雲
8日に最高裁のエジソン・ファキン判事が下した判断は、今後のブラジルの流れを大きく変えかねないものになりそうだ。ルーラ元大統領のラヴァ・ジャットでの裁判結果無効。これでほぼ絶望視されていた来年の大統領選への出馬資格が蘇ってしまったのだ。
続きを読む »《ブラジル》ルーラの影響受けボルソナロ迷走=マスク着用アピールの翌日にロックダウン批判=支持者の圧力に押し切られた?
コロナ禍による平均死者数が連日、過去最高記録を書き変え、医療崩壊が全国規模で広がる中で、ボルソナロ大統領は11日に各州政府が行っているロックダウンを批判し、物議を醸した。10日には、ワクチン入手を容易にする法令裁可のイベントに閣僚共々、マスクをはめて参加し、ワクチン接種を促すなど、姿勢を変えたと思わせたが、その翌日の出来事だっ ...
続きを読む »《ブラジル》ルーラ「モロはブラジル最大の嘘つき」=有罪判決無効後の会見でさっそく放言
10日、ルーラ元大統領は、8日にラヴァ・ジャット作戦で抱えた裁判4件が無効になってから初めて、公の場での会見を行った。ルーラ氏はその場で、収賄罪などで自分に有罪判決を下したセルジオ・モロ元判事のことを厳しく批判し、「私はブラジル500年の歴史上、最大の嘘の犠牲者となった」と語った。11日付現地紙が報じている。 サンベルナルド ...
続きを読む »《ブラジル》緊急支援金 下院もPECを1回承認=懸念された変更せずに=金額と支払い期限は未定
【既報関連】下院で10日未明、コロナウイルスに伴う緊急支援金を2020年に引き続いて行うのに必要な緊急の憲法改正法案(PEC)の最初の投票が行われ、先週、上院が承認した内容のままのPEC本文が、3分の2以上の票を得て承認された。下院がもう一度、全体の3分の2以上の賛同をもって承認すれば、歳出上限法の枠外で認められる440億レア ...
続きを読む »特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=悪化するボルソナロ・リスク=聖市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=(2)
さてブラジルは今、政治面では要注意、経済金融面では不安定になっている。 政治面で要注意なのは、2022年大統領選を前提にした政権(大統領府)と財政健全化の道筋を策定したい経済省の間に運営と国会対策で、政権と大統領支援で国会運営の舵を握ったセントロン(中道連合)の間に、優先法案順位だけでなく条文でも統一がない。 経済金融の安 ...
続きを読む »《ブラジル》1週間で1万人死亡=コロナ死者数平均、過去最多更新=サンパウロ州でも入院率80%超に
ブラジルにおける新型コロナウイルスの感染状況がますます悪化している。全国での死者は1週間で1万人を超える状態が起き、1日平均の感染者も過去最多を更新中だ。6日からこれまでで最大級の外出自粛規制がはじまったサンパウロ州でも、入院率が80%を超えるなど、医療崩壊を不安視する声が起こっている。6〜8日付現地紙が報じている。 メディ ...
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