ニッケイ新聞 2013年12月10日 来年6月に迫ったW杯による経済効果が各業界で表れることが予想されているが、恩恵を受けるであろう人々の中に、ピーナッツ農家が入っていることを意外に思う人は多いだろう。 もともと会場で観戦するつもりがなかった人を含め、熾烈な争奪戦となっているチケット購入がかなわなかったブラジル人は自宅で、テ ...
続きを読む »サトウキビ 関連記事
連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(58)
ニッケイ新聞 2013年12月7日 測量班の年配の男が、 「(ミサ?! ここでやれないのか?)」 「(ミサと云っても『ブッダ』だぞ)」 「(『ブッダ』でもいい、やってもらいたい)」 「(先を急ぐんだ)」 一番年寄りの男は考え込んで、 「(帰りにここを通るだろう)」 最後に、炊事係が持ち出した地酒のピンガ(サトウキビから造っ ...
続きを読む »エタノール燃料伸び悩む=ガソリン価格に勝てず…=「長期的な投資が必要」
ニッケイ新聞 2013年11月15日 インフレ制御を目的としたガソリン価格への補助金支給の政策で、エタノール燃料の消費量が激減した。ペトロブラス社の調べによれば、今年、フレックス燃料車を所有するブラジル人のうち、エタノールを燃料として利用した人は23%にとどまっており、その割合が66%だった2009年に比べ激減したという。 ...
続きを読む »太陽光発電で初の入札=可能性の高さを試す機会=31社が参加し18日に
ニッケイ新聞 2013年11月15日 化石燃料に代わるエネルギー源の一つとして注目されている太陽光発電で、国内初の入札が18日に行われ、31社が応札(提案書を提出)していると13日付グローボ局ニュースが報じた。 地球温暖化が叫ばれるようになって以来、温室効果ガス排出量の多い化石燃料(石油や石炭)に代わるエネルギー源開発は世界 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2013年11月27日 先ごろ、日本の有名レストランやホテルチェーンでの食品偽装が表面化した時、8日付けグローボ・ニュースは《責任者は〃心の底から〃陳謝し、損害を受けた消費者がいれば百万ドルまで損害賠償するという。少なくともそのお金が偽物でないことを祈る》と皮肉たっぷりに報じたのに加え、アナウンサーは《真面目で知 ...
続きを読む »薬物中毒の父親が自宅に=入院させた娘と涙の対面
ニッケイ新聞 2013年9月6日 サンパウロ州のアラソイアバ・ダ・セーラにある薬物中毒患者の治療施設にいるレイナウド・ロッシャ・ミラさん(62)が、5日から9日までの外出許可を得て、サンパウロ市の娘の家に滞在する。 レイナウドさんは2年以上路上生活をしていた麻薬常用者で、今年1月にサンパウロ州政府が強制入院も辞さないという政 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2013年9月12日 ブラジル移民の父として有名な水野龍。それでは沖縄移民の父が誰かご存知だろうか? 〃元年者〃に遅れること32年、初めて沖縄からハワイ移民を送り出した當山久三だ。1903年の第2回渡航では自身も船に乗り込みサトウキビ栽培や英語の習得に勤しんだ。初回移民が故郷に錦を飾ったこともあり、笠戸丸の4割を ...
続きを読む »麻薬密輸のセスナ機墜落=連警が映画顔負けの捕り物
ニッケイ新聞 2013年9月28日 サンパウロ州内陸部のボカイナ(サンパウロ市から298キロ)で25日夜、連邦警察(以下、連警)による麻薬捕獲作戦が行われ、警察の動きに気づいた麻薬搭載のセスナ機が墜落して炎上、麻薬の一部が押収され、操縦士と麻薬密売者ら4人が逮捕された。 国外から密輸した麻薬500キロを積んだ小型機がボカイナ ...
続きを読む »日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (55)=〃珈琲帝国〃に紅茶王国
ニッケイ新聞 2013年9月27日 日本移民の多くは「金のなる木=珈琲」(Ouro Verde)があるとの宣伝文句に乗ってブラジルへやって来たが、不思議なことに「紅茶王国」を作った。 米作が不振に陥った海興では困難に直面していた。原始林は倒してみたものの米、サトウキビ、マンジョッカなど元々あったもの以外は、何を植えていいもの ...
続きを読む »日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (51)=草分け時代の痛快な青年ら=名門子弟の〃大陸流し〃
ニッケイ新聞 2013年9月21日 米作不振からサトウキビにも手を伸ばそうと、1921年に海興は担当者を社費でペルナンブッコ州に派遣して実況視察させ、組合員の連帯責任で圧搾機を購入して植民地全体で作るよう指導したうまくいかなかった。 《折角製造された砂糖も単に粗糖で、市場との取引は不可能で、会社が市街地に精糖工場を造って、こ ...
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