2007年5月5日付け ブラジル進出五十周年を祝ったクラボウ。記念パーティーであいさつした同社OBの平田藤義・現ブラジル日本商工会議所事務局長によれば、工場のできた南大河州サプカイア・ド・スールは当時、娯楽も少なくさびしいところだったようだ。聞くところでは、当初はアルゼンチンへの工場建設が考えられていたが、適当な場所がなく、北 ...
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代替燃料はエタノール=国連が正式指定=CO2排出でサトウキビ有利=植物繊維からの抽出も
2007年5月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】二日、タイで開催された国連の気象対策会議(IPCC)は二〇二〇年までのエネルギー需要を補うため、サトウキビから抽出したエタノールを代替燃料として正式に指定した。世界最大の生産国ブラジルで産出するエタノールは、米国のトウモロコシから抽出するエタノールよりも二酸化炭素(C ...
続きを読む »奴隷並みの砂糖きび収穫者=過労のため働けるのは12年
2007年5月1日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙四月二十九日】エタノールの生産拡大を背景にサトウキビ栽培も増加する中、収穫作業員らはますます過酷な労働を強いられ、労働可能年数が奴隷とほぼ同じになるほど短くなっている。 サンパウロ州立大学(Unesp)のシウヴァ教授は、一九八〇年代と九〇年代に十五年だった作業員の労働可能 ...
続きを読む »エタノール事業支援=駐日伯大使、沖縄で
2007年4月27日付け 【沖縄タイムス】ブラジルのアンドレ・マットゾ・マイア・アマード駐日特命全権大使は二十三日、沖縄県庁に仲井真弘多知事らを訪ね、サトウキビから造るエタノール事業を支援する意向を明らかにした。二〇〇八年ブラジル移民百周年記念式典への県民の参加を呼び掛けた。 アマード大使は「ブラジルはエタノールの技術開発を ...
続きを読む »トレンド
2007年4月25日付け 全国で一億ヘクタールあるという牧場に、サトウキビ攻勢が始まった。三分に牛一頭分の牧場が消える。これは牛のメッカといわれ、カウボーイ祭りで有名なバッレトス地方で起きている現象だ。ルーラ・ブッシュのエタノール協定が動き出した。ネローレ種の白いシルエットは消え、サトウキビの緑で地平線の彼方まで覆われている。 ...
続きを読む »エタノール、風向きに変化=米国に先んじ交渉進める日本
2007年4月19日付け 【時事】十七日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国と日本は最近、ブラジルとエタノール分野での協力関係構築に取り組んでいるが、日本がより具体化している一方で、米国は依然、輸入関税を維持し、具体化は進んでいないなど両国の姿勢には大きな違いがあるとの見方を伝えた。 ブッシュ米大統領は先月、ブラ ...
続きを読む »MST、全国各地で侵入=農地改革院本部も一時占拠
2007年4月18日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】農地占拠運動(MST)は十六日、全国十州と連邦直轄区で農場などへの侵入やデモ行進を行い、遅々として進まない農地改革と農地争議への対処を政府に訴えた。 今回の侵入は、十一年前の四月にパラー州エルドラド・ドス・カラジャス市で発生したMSTメンバー大量虐殺事件を思い起 ...
続きを読む »米国寄りに舵を取る伯=機縁はエタノール=不足分は伯が肩代わり=増産で関税は撤廃
2007年4月18日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】伯米関係はイランの油田開発を挟んで交錯しているが、ルーラ大統領はベネズエラのチャベス大統領と距離を置きつつ、対米関係の修復に傾いている。チャベス大統領は、ボリビアにあるペトロブラスの精油所接収で法的指南を行った。そのため伯米間の風向きが変わった。これはブラジルの将来 ...
続きを読む »第1・四半期=トラック販売が増加=農産物の収穫増見込みで
2007年4月14日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】アルコール需要増に伴うサトウキビの生産拡大、大豆相場高騰に後押しされた大豆収穫量の増加、鉱業部門の成長を見込み、今年に入ってからこれら生産物を運搬するためのトラックや農業機器の市場が拡大している。 全国自動車生産協会(Anfavea)によると、今年第1・四半期に ...
続きを読む »好調維持する自動車業界=第1四半期も記録更新=国内バラ色、輸出は暗雲=ローン長期化も貢献
2007年4月13日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】自動車業界は今年三ヵ月間の第1・四半期が史上最高の販売を記録したのを受けて、年内売上予想を二二一万台に上方修正した。昨年対比一四・五%増となる。これにともない生産も昨年比六・五%増の二七八万台とし、過去五〇年の歴史で最高となる。これは国内市場の好調によるもので、新し ...
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