2007年2月8日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】米政府のバーンズ国務次官は六日、伯米間のバイオ・エネルギー戦略協定の締結を提案した。協定の目的は化石燃料への依存度を減らし、エタノールを中心とするグローバル・マーケットの開設である。ベネズエラやイランなど産油国が反米路線を踏襲することに懸念して、同構想を打ち出したとさ ...
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東西南北
2007年1月31日付け リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市で二十九日未明、軍警を装った男五人がブラジル銀行の女性課長の自宅を捜索するとだまし、娘二人を人質に取った。犯人らはニセのダイナマイトを持たせた上で銀行から金を持ち出すよう課長に命令。同日朝、課長は七万レアルを持ち出したが、課長の様子を不審に思った行員が警察に ...
続きを読む »農業部門への外国投資過熱=目玉はエタノール=株式持分基金は倍増の勢い=米の十カ年計画追い風
2007年1月30日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】農務省経済管理局は二十八日、ブラジルのバイオエネルギーが投資の中で特に注目され、年々外国からの直接投資が過熱していると発表した。ブラジルのアグリビジネスへの直接投資が二〇〇六年、十年前は全投資の六%だったものが一六%へ増え、三五億ドルに達した。同投資ははしりであ ...
続きを読む »「バガス」からプラスチック製造=沖縄とPE州=技術協力話し合い
2007年1月24日付け ペルナンブッコ州グラヴァター市の招待で、国際交流とサトウキビ(カンナ)の生産事情の視察を目的に来伯していた琉球大学工学部の波平宜敬教授と柴田信一助教授が二十二日、来社した。 今月十五日から滞在した両氏は、技術協力を結ぶサンパウロ大学を訪問したあと、ペルナンブッコ州の各国立大学を視察。同州のサトウキビ ...
続きを読む »文学から描くノルデステ=田所京都外大教授「ブラジル北東部の風土と文学」
2007年1月13日付け 「北東部は、ブラジル文化の揺籃(ようらん)の地である」――。翻訳・著述家で京都外国語大学ポルトガル語学科で講師を務める田所清克教授がブラジル文学を代表する小説家の出身地、ノルデステ(北東部)を題材にした『ブラジル北東部の風土と文学』(金壽堂出版)を執筆、昨年十二月中旬に出版した。 田所教授にとって、 ...
続きを読む »世界の次世代エネルギーの主役――――注目集まるバイオエタノール=高山直巳(ジャパンデスク社代表)
2007年1月1日付け 世界最大の競争力誇るブラジル ブラジルは、近未来の世界の経済勢力図を塗り替えると言わるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国の新興国群)の一角として、ここ数年脚光を浴びているが、急成長を続けているのは他の三国であり、ブラジルはかなり水をあけられた感がある。 しかし、BRICsに代わって最近注目され ...
続きを読む »「国境超えた団結」テーマに=パンアメリカン・海外日系人大会=サンパウロ市で7月に合同大会=国内外1千人が参加して=「百年祭の前夜祭に」
2006年12月21日付け 来年七月に開催予定の〃百年祭の前夜祭〃、第四十八回海外日系人大会と第十四回パンアメリカン日系人大会の合同大会の概要が徐々に煮詰まりつつある。統一テーマには、国境を越えた団結で各国の発展に貢献という意味を持たせる予定。約二十カ国から日系団体代表者三百五十人と、ブラジル内の日系団体から七百人が日本文化継 ...
続きを読む »悠々自適の老後は遠く=子や孫の家計支える=生活難で親元に転がり同居=平均寿命は71・9歳
2006年12月8日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】過去十年間で六十五歳以上の高齢者が年金などで家計を支えているケースが急増している。ブラジル地理統計院(IBGE)が毎年行う平均寿命の調査に加え、初めての試みとなる高齢者の生活形態の調査で明らかとなった。それによると二〇〇〇年までの過去十年間で、高齢者が家計を支えたり ...
続きを読む »3%台のGDP成長は困難=第3四半期は0・5%=BRICS他国と大差つく
2006年12月2日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】経済成長の鈍足化により、政府筋はGDP(国内総生産)成長の予測の下方修正を余儀なくされている。年初の予想は強気で、四・五%としていたものの、複数回の下方修正でこれまで三・二%と設定されていた。しかしここに来て三%の維持も困難だとの見方が大勢を占めている。 金融界で ...
続きを読む »コラム 樹海
2006年11月30日付け 石油公社ペトロブラスは〇八年からエタノールの対日輸出を開始すると発表。三井物産と共同で、より効率的に生産する方法についての調査を開始──などとエタノール原料としてサトウキビが大きな脚光を浴びている。しかし、サトウキビを語る時、二人の日系二世、松岡静男さんと有薗秀人さんの多大な貢献があったことを忘れて ...
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