8月12日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】ルーラ大統領は九日、国道のインフラ整備で積極的に民間の活力を起用する計画を明らかにした。マット・グロッソ州では大豆生産者が、率先して大豆運搬用道路を三千キロにわたり整備。ミナス州ではアルコール業者が、流通税減税と引き換えに二百七十六キロのアスファルト舗装を引き受けた。政府は ...
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土地なし農民また騒動=街道封鎖し略奪行為=大統領に「農地改革急いで」 ペルナンブコ
7月3日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二日】通称「土地なし農民」と呼ばれる農地占拠運動(MST)のメンバーらが一日、ペルナンブーコ州の一州道を封鎖してトラック四台を止め、運転手四人を人質にとる騒動を起こした。MSTはまた、パスタとビスケットを運んでいたトラックの積荷を略奪している。 MSTの州道封鎖騒ぎは、同州ゴイア ...
続きを読む »FHC演説に猛反発=大統領 公務員と対決
6月19日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】ルーラ大統領は十七日、カルドーゾ前大統領が現経済政策を批判したことに強く反発した。前大統領は、ブラジルの経済成長は高金利と過度の緊縮財政により二年間停滞し、政権に就任して五カ月は無為無策であったと批評。PT党員は、白昼夢を見ているのだとやゆした。 南大河州ペロッタスの見 ...
続きを読む »MST、農場主らと衝突=パライーバ州=死者1人、負傷者15人=サンパウロ州、ミナス州でも活動活発化
6月6日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】農地占拠運動(MST)のメンバー二百人が四日午前五時半ごろ、パライーバ州ジョアン・ペッソーア市から八十六キロ離れたジャカラウ市のサン・ジョゼ農場に食料を求めて侵入した。 同農場では農場主らと同メンバーが衝突し、メンバーの男性一人(三八)が顔面と腹部を撃たれて死亡、十五人が負 ...
続きを読む »MST全国で大攻勢=銀行、市役所を不法占拠
5月22日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十一日】農地改革で政府の対応を不満とした不法占拠運動(MST)のメンバーの一部二百五十人が二十日午前十一時、アラゴアス州のマセイオ市でノルデステ銀行(BNB)のセントロ支店に侵入した。軍警の命令に従い午後一時、全員退散した。 またマット・グロッソ州ペードラ・ブランカ市では別の ...
続きを読む »東西南北
5月16日(金) 女子学生二人の遺体が十三日、レシーフェ市から四十七キロ離れた所にあるサトウキビ畑で発見された。二人は十二日前から行方不明になっており、遺体の腐敗は激しい。二人は裸で頭部などを撃たれている。二人とも裕福な家庭の娘で、学友たちは白い服を着て、葬儀に参列した。迅速に事件を解決しない警察に非難の声が集中している。 ...
続きを読む »工事現場から石器=3000年前のものなど続出
5月9日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙】サンパウロ州イトゥー市とチエテー市を結ぶ国道三〇〇号線と一二七号線にまたがる区域の道路工事で石器時代の矢じりや石刀、バンデイランテス時代の瀬戸物などが発見された。 考古学者のパウロ・ザネッチ氏は、サンパウロ州内では最も古い三千年以上前のものと鑑定した。発掘調査は、工事現場からサ ...
続きを読む »ペルー 南米初の日本人入植地=あぁカニエテ耕地(下)=誇りとルーツを見直す場=ペルー日系人の心の故郷
4月11日(金) 【リマ発】今年三月九日にカニエテの慈恩寺で彼岸法要が営まれた。読経が響く中、昼食が用意されている中庭である一世婦人に出会った。 「お経聞いたら、お腹が空いた」。 直江春子さん、九十歳。一九三三年、二十一歳の時にカニエテの近くのマラ耕地に入植する。写真婚であった。 「着いた当時は泣きましたよ。はい。結婚するの ...
続きを読む »ペルー 南米初の日本人入植地=あぁカニエテ耕地=中=一年で半数以上が病死=「棺桶が間にあわない」
4月10日(木) 【リマ発】セルバ(熱帯性低地)とシエラ(高地)、そしてコスタ(海岸)。この三つの対照的な自然環境がごく近距離に密接していることがペルーの国土の主な特徴といえる。 その十二パーセントが不毛の砂漠に覆われたコスタと呼ばれる砂漠地帯であり、生き物が住むことができるのはアンデス山脈から流れ出る川が太平洋に注ぐ流域のみ ...
続きを読む »ペルー 南米初の日本人入植地=あぁカニエテ耕地(上)=ある2世の不思議な体験=「地獄(カニエテ)で」死んだ仲間の供養を」
4月9日(水) 【リマ発】ペルー移民の歴史は、七九〇人の日本人移民を乗せた第一期移民船『佐倉丸』がリマの北方にあるカジャオ港に到着した一八九九年四月三日に始まっている。南米初となったこの移民船に乗り込んだ二十歳から四十五歳までの夢と希望に満ち溢れた移住者たちは、その期待に反して苦渋と絶望の生活を送った。その中でも最も悲惨な運命 ...
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