感慨深い、第一歩をまさにふみ出したのだ。ブラジルの原始林の真っただ中の、素朴な住まい。飾り気ない寝室だが、彼らが夢に向かって突進する居城なのであった。 ここが千年太郎、野口節男、二青年の雇い主(パトロン)、岩下与一氏宅である。 一九五七年頃、ブラジル政府は旧日本移民の素晴らしい業績と実直な働きに対して理解をしめし、戦後移民受け ...
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牛の丸焼きと6月祭=希望の家が来月5日
希望の家福祉協会(小渡ニバウド理事長)は、来月5日午前10時から、同協会(Trav. Hideharu Yamazaki s/ n da Estrada do Tronco, saida km 206 da Via Dutra, Itaquaquecetuba)で『第14回牛の丸焼きと6月祭』を開催する。 前売り券50レアル、 ...
続きを読む »東西南北
サンパウロ州サントス市で16日、小型スーパーに勤めるロドリゴ・フェレイラ容疑者(19)が、インターネットに、勤務先のスーパーから盗んだ金を持ってひけらかす写真を投稿し、警察に逮捕された。金が持ち出されているのに気付いた店主が店長室に監視カメラを仕掛けて1週間で、容疑者を容易に特定した。同店主によると、盗みは3カ月にわたって継続 ...
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今年最初の2カ月の統計によると、サンパウロ市内を走るバス路線で、最も強盗の被害が多かった6路線の内4路線が東部を走るか、通過する路線だった事が分かった。「僻地に行けば行くほど、危険は増す」と語るのは、イタイン・パウリスタ区のバス停で、シュラスコや飲み物を販売するジョゼ・フランシスコ・ローザさん(52)だ。サンパウロ市交通機関公 ...
続きを読む »ルーラさんの功罪=パラナグア 増田二郎
この頃、テレビをつけたり、あるいは新聞や週刊誌をめくると、目に入るのはPT(労働党)政権の汚職事件ばかりです。その水増し予算や公共事業費ピンはねは通常の度を越し過ぎていて、ここに至ってとうとうジルマ大統領の弾劾裁判に発展しようとしています。 ブラジルの歴代大統領にも、規模の大小こそあれ、汚職問題はありました。記憶を遡れば、20 ...
続きを読む »「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(48)
人数が増えたので、別のテーブルに移動して、全員ゆったりと着席。オーダーはシュラスコ食べ放題のコースと決めていたので、それぞれ飲み物を注文し、再会を祝して乾杯した。「今日は、ご招待ありがとうございます。彼、日曜日はいつも東京に踊りに来るので、一緒に来ようということになって、ついでにアドリアーナも連れてきました」「そりゃよかった。 ...
続きを読む »「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(47)
「私がこんなことを言うのも何ですが、今回、仕事でいろいろお話をお伺いして思ったんですが、社長には、誰か心の支えになってくれる人が必要じゃないですか? それは、家族、友人、あるいは恋人かもしれませんが、身近にいて、社長のことを本当に愛して考えてくれるような人ですよ。私、社長より長く生きてきてようやく分かったんですが、そういう人間っ ...
続きを読む »大耳小耳
ロリータ愛好会によるお茶会、参加者はほとんどが常連組みだ。普段からロリータファッションを身に付けている人が多く、安全であれば、公共交通機関でもこの服を着ているとのこと。何歳まで着ていたいかと質問したところ半数以上が「一生続けたい」。理由として「ロリータファッションで自分に自信を持てるようになったから」と皆が口を揃える。高齢の読 ...
続きを読む »「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(37)
「まあ、あまり驚かないでくれよ」 私が、「エル・パライーソ」で法外な料金と引き換えに得た情報を、要約しながら話している間、リカルドは、もくもくとシュラスコを食べながら黙って聞いていた。「で、現時点での私の推測だが・・・」 シュラスコで一杯になったリカルドの口の動きが止まった。「君が結婚したのは、きっと、アナと名乗っていたカロリー ...
続きを読む »「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(36)
かわいい笑顔とすらりと伸びた手足は、健康的で爽やかなイメージそのもの。この年頃の女の子は、こうじゃなくちゃいけない。この間、渋谷の街で見た、やけに短いスカートをはき、パンツを見せながら地べたに座っていた、不健康で退廃的なイメージの日本の女子高生たちとは大違いだ。 続いて、ガロータの両親に挨拶。初めて会っただけで、子供の教育とし ...
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