連邦検察庁の副長官がテメル大統領代行(当時)に対する抗議デモに参加したことが発覚し、8月30日に辞職を申し出ていたことが明らかとなった。8月31日付伯字紙が報じている。 これは、検察庁のエラ・ヴィエコ副長官が今年の6月に、ポルトガルで行われた、当時のジウマ大統領を擁護する市民デモに参加し、そこで自ら「フォーラ(やめろ)、テメ ...
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東西南北
今回のジウマ大統領の弾劾裁判で目立っていたのは、92年に実際に大統領罷免を受けたフェルナンド・コーロル上議の存在だ。8月30日は自身とジウマ氏の罷免に追い込まれるに至った経緯の違いを冷静に分析し、今回の罷免の過程を尊重する発言を行った同氏は、翌31日に「ジウマ氏が罷免になった場合、政治生命を残すか否かの投票を行うか」との議論に ...
続きを読む »弁護士二人が泣いた日
ジウマ大統領の弾劾裁判5日目の8月30日、同氏を起訴した3人の1人であるジャナイナ・パスコアル弁護士と、ジウマ氏の弁護役のジョゼ・エドゥアルド・カルドーゾ元法相が泣いた▼ジャナイナ氏は「ブラジルで何が起きているかに気づかせたのは神であり、彼女の孫達の事も考えた故に同氏罷免を求めた」と発言し、本来の目的ではなかったが、ジウマ氏が ...
続きを読む »弾劾裁判=ジウマの切実な訴え響かず=形勢逆転困難の見方優勢=上議は見解の表明開始=運命の結論は31日に
弾劾裁判4日目の29日、ジウマ大統領は自身の弁明を行ったあと、上議たちからの質問を受け続けた。5日目の30日は起訴、擁護、双方の主張と質疑応答後、各上議が自らの見解を話した。投票は30日の予定だったが、31日にずれ込む見込みだ。30日伯字紙やサイトが報じている。 ジウマ大統領の弁明の内容の一部は昨日付本紙でも報じたが、大統領 ...
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ジウマ大統領の弾劾裁判最中のブラジルだが、29日の夜はグローボ局の看板ニュースキャスター、ウィリアム・ボネールと、同氏と数年前まで長きにわたり夫婦でニュース番組の顔となり、現在は朝のバラエティの司会者として知られるファッチマ・ベルナルデスが離婚を発表したニュースが国の話題を独占した。テレビの世界ではブラジル屈指の有名夫婦である ...
続きを読む »有名なプロテスト・ソングが皮肉に=ジウマ大統領にあてつけられた曲の背景は?
ジウマ大統領の弾劾裁判が進行中のその最中の28日、ジウマ氏を罷免に追い込みたい上院議員のひとりが、皮肉な歌を口ずさんだ。 ロベルト・カイアード上院議員(民主党・DEM)はこの日、ミシェル・テメル大統領代行らとの会議に出席したが、その帰り際にシコ・ブアルキの「アペザール・デ・ヴォセ」を口ずさんだが、これはジウマ大統領にとってか ...
続きを読む »弾劾裁判=ジウマが自己弁明行う=規定を超える45分間=これまでと同じ姿勢打ち出す=質問者の中にアエシオも
弾劾裁判2日目の26日は、午前中の上議同士の口論などもあり、予定されていたジウマ大統領の弁護側証人6人全員の証言が終わらず、一部が27日に持ち越しとなった。 27日は、ジウマ政権で企画相~財務相をつとめたネルソン・バルボーザ氏が証言を行い、ジウマ氏が財政責任法違反を問われている15年の連邦会計に関し、「会計の動きに関する行動 ...
続きを読む »弾劾裁判に対する抗議活動=北東伯4州と連邦直轄区で=規模は予想を大きく下回る
ジウマ大統領の弾劾裁判が佳境に入り、ジウマ氏が自己弁護に立った29日、連邦直轄区と北東伯4州でジウマ氏罷免に対する抗議行動が起きたが、その規模は予想を大きく下回った。 同日付G1サイトによると、最大規模の抗議行動は連邦議会前で展開されたが、ジウマ氏が上院に到着した9時現在で、弾劾裁判反対を唱えて集まった人の数は軍警発表で約3 ...
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現在、ジウマ大統領の弾劾裁判が進行中で、明日未明にも、罷免か否かの結果が判明する。国家元首の命運がかかる、本来なら国に緊張感が走る瞬間のはずなのだが、それにも関わらず、ブラジルの報道は比較的落ち着いて静かなもので、新聞の報じる面積も、他のことを報じた記事と大きくは変わらない。弾劾裁判の報道を聞く諸外国の人または諸外国在住ブラジ ...
続きを読む »PTはすでに2年後に照準?!
「弾劾裁判にはドキュメンタリー映画作家が何人もいて仔細に記録している。どうやらPT系から依頼されて撮影しているよう。2年後の大統領選挙で使うのではないか」―28日昼のCBNニュースで、そんな考察をエポカ誌記者が報告していた▼その見方によれば、PTはすでに今回の地方統一選挙は捨てており、照準を18年に合わせている。PTは弾劾裁判 ...
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