2005年、当時のブラジル社会を揺るがした大型汚職事件、ルーラ大統領(当時)による労働者党(PT)政権による「メンサロン計画」を暴露し、自らも収賄で実刑判決を受けていたロベルト・ジェフェルソン氏(62)が、14日に、党首をつとめていたブラジル労働党(PTB)の党首に返り咲く。 ジェフェルソン氏はPTB党首時代の05年5月に、 ...
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STF=ルーラの裁きは最高裁に=テオリ判事の主張が支持される=行過ぎを批判されたモロ判事=官房長官就任の判断は来週
3月31日、連邦最高裁は、ルーラ前大統領に関するラヴァ・ジャット作戦(LJ)での捜査について、テオリ・ザヴァスキ判事がパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事に、電話の盗聴記録を含む資料全てを最高裁へ移管するよう命じた件で審理を行い、賛成多数でテオリ判事の判断を支持した。1日付伯字紙が報じている。 テオリ判事は最高裁でのLJ審理の ...
続きを読む »ブラジル株式=13年ぶりの月間上昇を記録=LJ、罷免の進展が主要因=政権交代を望む投資家
3月のサンパウロ市株式市場は株式指数(Ibovespa)が16・97%上昇し、02年10月以来(13年5カ月ぶり)の上げ幅を記録したと1日付伯字各紙が報じた。 第1四半期(1月~3月)の累積では15・47%の上昇し、Ibovespaは5万ポイント台を超えた。 株式はこの3月、投資ファンドや金、為替などの投資部門の中でトップの上 ...
続きを読む »親ジウマ派は全国規模でデモ=テメルが最大の標的に
3月31日、ジウマ大統領(労働者党・PT)の罷免に反対する人々が21の州都と連邦直轄区で大規模なデモを行い、ミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)を強く批判したと1日付伯字紙が報じた。 最も規模の大きかったサンパウロ市セントロのセー広場では、平日の夕方にもかかわらず、ダッタフォーリャの集計で4万人が参加した。ブラジリ ...
続きを読む »「ブラジルのニクソン」=ニューヨーカー誌がジウマ語る
現在、ブラジルで起こっている政治の混乱は世界的な話題にもなっているが、アメリカの「ニューヨーカー」誌は3月30日付の同誌サイトに、現在のブラジルの混乱やジウマ大統領(労働者党・PT)について語っている。 同誌はジウマ氏を「ブラジルのニクソン」として紹介した。それはニクソン元大統領が2期目の2年目の1974年に、「ウォーターゲー ...
続きを読む »ジウマ=政府行事でも罷免反対運動=「問われる責任ない」強調=請求原案弁護士は猛反論=「罪は積み重なるばかり」
3月30日、ジウマ大統領は大統領府で行われた「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ(MCMV)」第3弾発表の際、「罷免はクーデターだ」という発言を繰り返した。罷免問題の審議準備に入っている下院の特別委員会では同日、罷免ジウマ大統領の罷免案を作成した弁護士や法学者らが「犯罪は積み重なっていくばかりだ」とし、罷免案を強く肯定する発 ...
続きを読む »東西南北
大統領罷免に向けた下院の動きが活発化し、PMDBが連立与党から離脱するなど、ジウマ大統領の身辺は穏やかでなくなっている。3月30日発表のイボッピの世論調査によると、ジウマ政権の支持率はわずか10%だった。同調査では9%という時期もあり、最低でこそなかったものの、「悪い/最悪」との評価は69%で、国民の7割近くは良い印象を抱いて ...
続きを読む »「大統領罷免祭り」に浮かれている時ではないはず
「財政責任法の罪がないのに罷免するのはゴウペ(クーデター)だ!」とジウマ大統領は3月30日、「我が家・我が人生」政策第3弾の発表会見で、再び繰り返した。「もう、これは喜劇だ」と呆れる光景だった▼お金がないのに昨年までばら撒いてきた秘密が、ペダラーダ(公的債務を公立銀行に背負わせて隠す手法)だ。本来なら支出削減を率先すべき財政大 ...
続きを読む »これからどうする連邦政府?=PMDB離脱後の組閣は=頼みの綱はPPとPRだが=大統領罷免阻止票に届くか?
下院最大勢力である民主運動党(PMDB)の連立離脱で、政局運営とジウマ大統領の罷免阻止が苦しくなった労働者党(PT)は、PMDBの離脱で抜けた大臣職を振り分けて進歩党(PP)や共和党(PR)を引き止めようとしているが、難しい状況だ。30日付伯字紙が報じている。 29日のPMDB離脱は同時に、同党が占めていた七つの大臣・政府管理 ...
続きを読む »東西南北
全国で300万人以上参加の反政府デモに、逮捕逃れのためのルーラ前大統領の突然の官房長官就任を巡る大騒動、そしてPMDBの連立与党離脱と、2016年3月はブラジルの歴史に残る激動の月となったが、この動乱に国連も遂に注目した。国連の潘基文事務総長は30日、就任10年目にして初めてブラジルの政局に言及し、「ブラジルの政情不安は世界の ...
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