24日発行の科学雑誌『サイエンス』に、ブラジルのジカ熱感染は2013年5月~12月に始まっていた可能性が高いとの記事が掲載された。 ブラジル初のジカ熱患者は、2015年5月に確認された事になっている。だが、ブラジル国内外の研究者達は、最初の感染は13年に起きていたと考えている。 パラー州アナニンデウアにあるエヴァンドロ・シャー ...
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日本の専門家が注意喚起=4都市でジカ熱セミナー
ブラジルを始めとする中南米地域でのジカウイルス感染症の流行拡大を受け、感染症の専門家ら4人が実態調査のため来伯した。ジカ熱と小頭症の関係が最初に指摘されたペルナンブコ州などを訪問、情報収集に努めた。 今調査にともない12~16日には、ブラジル内4都市(サンパウロ市、リオ、レシフェ、ブラジリア)で在留邦人向けの健康安全講話が実施 ...
続きを読む »ジウマ大統領=リオの免疫生物学技術研究所を訪問=1千万レアル規模の研究援助も発表
ジウマ大統領は10日午後、リオ市北部のオズワルド・クルス研究院(Fiocruz)内にある、免疫生物学技術研究所(通称バイオ・マンギーニョス)を訪問した。同研究所はブラジルの主要な免疫学研究センターだ。 ジウマ大統領は午後5時頃、ヘリコプターで研究所のサッカーグラウンドに到着し、視察後は記者団の質問に答えることもなく去った。 ジ ...
続きを読む »ジカ熱=普通の蚊もウイルス媒介?=事実なら感染拡大急ピッチに
ジカ熱と小頭症の関係が最初に指摘されたペルナンブコ州で2日、オズワルド・クルス研究所の研究者達が、普通の蚊もジカウイルス(ZIKV)を媒介する可能性を示唆する研究結果を発表したと2、3日付伯字紙やサイトが報じた。 コンスタンシア・アイレス研究員によると、昨年12月から2月に同研究所内で育てたアカイエカ(Culex)にジカ熱に感 ...
続きを読む »小頭症と確認641人に=セルジッペで追跡研究開始
【既報関連】保健省が1日、小頭症と確認された新生児の数が583人から641人に10%、ジカ熱との関係が確認された例も62人が82人にと32%増えた事と、今後は世界保健機構(WHO)の基準に従い、女児は頭囲31・5センチ以下、男児は同31・9センチ以下を小頭症と診断する事を発表したと2日付伯字紙が報じた。 ジカ熱と小頭症との関係 ...
続きを読む »ジカ熱=小頭症と胎児水腫を併発=無自覚感染の妊婦が死産
ブラジルと米国の研究者達が、25日発行の専門誌に、サルバドール市で死産となった胎児はジカ熱に感染し、小頭症と胎児水腫を併発していたと発表したと26日付伯字紙が報じた。 昨年11月にジカ熱感染と小頭症児の増加の関係が報じられて以来、虫除けや殺虫剤の販売が急増、保健省も生活扶助を受けている妊婦に虫除けを無料配布するなどの方策を採っ ...
続きを読む »ジカ対策=大統領が小学校を訪問=児童達に蚊対策を授業
【既報関連】19日、連邦政府はネッタイシマカ(A蚊、学名より)対策として、全国各地の学校に閣僚などを派遣し、子供達への蚊対策の啓発活動を行ったと19日付G1サイトが報じた。 ジウマ大統領はバイーア州ジュアゼイロのアルフレッド・ヴィアンナ軍警校を訪問し、蚊の繁殖に繋がる水溜りなどをなくすことの重要性とA蚊が媒介するジカ熱と小頭症 ...
続きを読む »ジカ熱=日本脳炎に似たウイルス=本当なら予防手段に新たな光
リオデジャネイロ州のオズワルド・クルス研究所調査員が、ブラジル北東部のパライバ州の妊婦から検出されたジカ熱のウイルスは、フランス領ポリネシアで発見されたウイルスと同型で、既にワクチンがある日本脳炎のウイルスと似ていると発表した。 パライバ州でジカ熱に感染後、胎児が小頭症と診断された妊婦2人の羊水からジカウイルスが検出された事は ...
続きを読む »ギランバレー症候群も増大=ジカ熱との関連性調査へ
15年1月~11月にブラジルで発生したギランバレー症候群(SGB)の患者は1708人で、1日平均5人が発症、それ以前より19%増えたと世界保健機構(WHO)が発表したと18日付エスタード紙が報じた。 ブラジルはジカウイルスの影響を最も受けており、WHOは「立証はまだだが、ジカ熱感染とSGB発症の間に何らかの関係がありうる」とし ...
続きを読む »伝染病対策費はむしろ減少=不況の税収減が予算を直撃=蚊の繁殖放置の家に罰金も
【既報関連】ジウマ大統領は現在、ブラジルはおろか世界規模の問題になっている、ジカ熱、デング熱を媒介するネッタイシマ蚊の繁殖源となっている建物や土地の所有者に連邦政府の名で罰金を科す事を検討していると16日付伯字紙が報じた。 一方、デング熱が猛威をふるい、ジカウイルスの脅威が叫ばれる中、連邦政府と多くの州での伝染病監視部門の予算 ...
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