現在、ブラジル内で拡大の様相を見せている、ジカウイルスに伴う赤ちゃんの小頭症だが、サンパウロ州カンピーナス在住で、妊娠初期の罹患が疑われているパトリシア・コンパッシさん(21)が5日付アゴラ紙の取材に応えている。10月に小頭症の男の子を生んだばかりのパトリシアさんは、ジカウイルスにかかった自覚症状があったという。それによると、 ...
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サンパウロ州=全妊婦にウイルス・テスト?=州が小頭症対策に乗り出す
蚊を媒介とするジカウイルスへの感染拡大と、同ウイルスが原因と見られる小頭症児急増を防ぐため、サンパウロ州が、全ての妊婦を対象にジカウイルスへの罹患の有無を調べる検査などを行うことを検討している。 小頭症は脳の容積が大きくならないために知的障害などを引き起こす疾病で、今日まで治療法が見つかっていない難病だ。元来は伝染性がなく、ブ ...
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ジウマ大統領に対する大統領罷免請求を遂に受理し、動き始めたエドゥアルド・クーニャ下院議長だが、国民の反応は冷ややかなものだと言わざるを得ない。先月末に行われたダッタフォーリャの世論調査では、「クーニャ議長は辞任すべき」の意見が81%で、「すべきでない」の7%を大きく上回っている。これは「ジウマ大統領の罷免手続き開始を支持する」 ...
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現在、ラヴァ・ジャット以外でも様々な疑惑を抱えるルーラ前大統領の友人の牧畜企業家、ジョゼ・カルロス・ブンライ氏が話題を呼んでいる。彼の存在が、これまで大統領経験者を裁いたことのないブラジルの歴史を揺るがすか否か、今後も注目される。その一方、お隣のアルゼンチンでは1日、同国で90年代の約10年間大統領をつとめたカルロス・メネム氏 ...
続きを読む »保健省=小頭症とジカ熱の関係確認=疑い含む症例数1248に
保健省が11月30日に、同月28日までに確認された小頭症の症例は、疑いのあるものも含めて1248となったと発表したと同日付各紙サイトが報じた。 小頭症とジカウイルス(ジカ熱)の関係は北東伯での小頭症児急増が確認された時点で言われ始めていたが、セアラー州で誕生後に死亡した小頭症児の血液と組織からジカウイルスが検出されたため、保健 ...
続きを読む »ジカウイルスの影響広がる=ギラン・バレー症候群も?
ペルナンブコ州のオズワルド・クルス研究院支部が、ジカウイルスがギラン・バレー症候群の患者急増に関係している可能性を指摘したと26日付伯字紙が報じた。 ギラン・バレー症候群は運動神経や知覚神経を侵す急性・多発性の根神経炎の一つで、通常の発生率は10万人に1人。呼吸器系の筋肉が侵されると死亡する事もある。 ところが、レシフェ市のレ ...
続きを読む »デング熱患者150万超す=流行年の昨年比176%増
【既報関連】保健省が24日、11月14日までに確認されたデング熱患者は153万4932人で、年同期比176%増と報告したと同日付各紙サイトなどが報じた。 今年の死者は811人で重症者は1488人。昨年は55万5462人罹患、453人死亡、重症者728人だから、死者は79%、重傷者も104%増えた。過去最大の流行年だった13年よ ...
続きを読む »小頭症700件を超える=北東伯で爆発的に流行中
【既報関連】小頭症が疑われる新生児の数は700人を超えた。小頭症急増は保健省も懸念するところで、24日に最新データが発表されたと、24日付エスタード紙、同G1サイトが報じた。 小頭症はここ3カ月で急増し、流行状態と認定されるに至った。2週間前には、国家衛生緊急事態も宣言されている。 このように急激な発生件数増大はこれまでにいかな ...
続きを読む »小頭症問題=ジカウイルスが原因か?=サンパウロ州でも起こる可能性も
【既報関連】北東伯を中心とする小頭症の新生児急増に関し、ジカウイルス感染症が関連しているのではないかとの見方が強まったと18日付伯字紙が報じている。 妊娠中の脳の発達が悪く、脳の体積が極端に小さいため、頭蓋腔の容積が拡大せず、その後の発育にも多大な影響が及ぶ可能性がある小頭症の新生児の急増に関しては13日付本紙でも報じた。17 ...
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