雨季である夏には、デング熱やチクングニア熱といった蚊が媒介する風土病が毎年増える。今年は新型コロナウイルスの感染拡大と再拡大が話題を独占しているが、例年なら、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)が媒介するデング熱、ジカ熱、チクングニア熱の患者が増え、保健省などが注意を喚起する時期だ。 今年の1~11月のデング熱患者( ...
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《ブラジル》コロナの感染検査より容易に=携帯型の検査器、承認間近
新型コロナウイルスの感染拡大抑制のために不可欠とされたPCR検査が、より簡便化される可能性が出てきた。
続きを読む »サンパウロ州=デング熱で早くも死者=患者数は昨年同月の半分に
サンパウロ州保健局が8日、1月に感染が確認されたデング熱患者は1万890人おり、死者も2人出たと発表した。 死者が出たのは、内陸部のプレジデンテ・ヴェンセスラウ市とオズワルド・クルス市だ。 1月に感染が確認された患者の40%以上は、10市に集中している。内訳は、リベイロン・プレット(1076人)、ヴォツポランガ(756人) ...
続きを読む »《ブラジル》ジカ熱=小頭症児支援の暫定令承認=最賃を生涯年金として支給
上院が5日、ジカ熱感染が原因で生まれた小頭症児に最低賃金一つ分の生涯年金を支払うための暫定令を承認した。これにより、同件は大統領裁可を待つばかりとなったと同日付現地紙サイトが報じた。年金支給の対象は、15年1月~19年12月生まれのジカ熱感染が原因の小頭症児だ。 ジカ熱に感染した妊婦から生まれた小頭症児に対する支援規定は、昨 ...
続きを読む »いつになれば格差はなくなる?
先週来、心を重たくする報道が続いている。一つ目は、15年にブラジル北東部を中心に起きた小頭症児誕生に、ジカ熱に感染した妊婦の栄養状態が大きな影響を与えていたという研究だ。北東部は人間開発指数も低く、妊婦がたんぱく質などをきちんと摂っていなかったために小頭症児誕生率が高くなったという▼二つ目は、4歳で親を失い、親戚の世話になって ...
続きを読む »《サンパウロ州》20年ぶりに出血熱の犠牲者=ソロカバ市在住の男性が死亡
保健省が20日、サンパウロ州内陸部のソロカバ市に住んでいた男性が出血熱で死亡したと発表した。 同省によると、この男性は、アレナウイルス科のマンマレナウイルスに感染していた事が判明したという。マンマレナウイルスは、ブラジル出血熱の原因とされたサビアウイルスと似ており、一部の保健省関係者は、サビア・ライク(サビアに似た)ウイルス ...
続きを読む »《ブラジル》小頭症とジカ熱の研究進む=妊娠中の母親の栄養状態も影響
ブラジルでジカ熱が流行し始めた2015年以降、ブラジルの研究者達が、妊婦がジカ熱に感染すると小頭症の子供が生まれる可能性が高い事に気づき、世界中がその後の研究に注目し始めた。 ブラジルのリオ連邦大学の研究者と英国のオックスフォード大学の研究者は、10日に発表した論文の中で、ジカウイルスに感染した人達に生じる症状は、環境的な要 ...
続きを読む »《ブラジル》デング熱での死者が増加=過去21年間で2番目の高さ
2019年のブラジルでのデング熱による死者は、1998年の統計開始後の21年間で2番目に多かったと、9日付現地紙が報じている。 保健省の発表によると、2019年は12月7日の時点で754人がデング熱で亡くなったことが確認されている。これは、2015年の986人に次ぐ、2番目に高い数字だった。 しかも、この数字はまだあがる可 ...
続きを読む »夏場の感染症等に注意を!=デング熱や食中毒、熱中症
サンパウロ市保健局によると、サンパウロ市では2019年のデング熱患者が前年比2700%増え、1万6815人が罹患、内3人が死亡したと、6日付現地紙サイトが報じた。 デング熱やジカ熱、チクングニア熱など、蚊が媒介する病気、ヴィローゼと呼ばれるウイルス性感染症、熱中症は夏に増える病気の代表格だ。 蚊が媒介する病気は、蚊の幼虫( ...
続きを読む »《ブラジル》保健省がジカ熱流行後の4年間を総括=発達障害などは継続して観察
ブラジル保健省が5日、ジカ熱流行を宣言した2015年11月8日以降の総括を行ったと5日付同省サイトなどが報じた。 ブラジルでジカ熱流行が最初に確認されたのはペルナンブコ州で、同州での小頭症児増加が保健省に報告されたのは15年10月22日だ。事態を重く見た保健省は同年11月に流行を宣言。翌年2月にはWHO(世界保健機関)が非常 ...
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