23、24日の日程でブラジルを訪れた、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は24日、ジカ熱感染やそれが原因と見られる小頭症児の増加は「改善に向かう前に、今以上に悪化するだろう」と語ったと25日付伯字各紙が報じた。 同事務長はリオ市のオズワルド・クルス研究院(Fiocruz)を訪れた際、「(今はペルナンブッコ(P ...
続きを読む »ジカ熱 関連記事
両国関係を新しい段階に=「日伯交流の展望」セミナー=サンパウロ州工業連盟と人文研
サンパウロ州工業連盟(FIESP、パウロ・スカッフィ会長)とサンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)が日伯外交樹立120周年を記念した「日伯交流の展望」セミナーを22日に同連盟講堂で開催し、約200人が終日、ブラジル人企業家の視点から見た両国協力関係の今後や、日系人の貢献などの話題にじっくりと聞き入った。 「120周年は新し ...
続きを読む »川崎10代男性、ジカ熱感染=中南米流行以降、国内初=ブラジルに滞在
【共同】厚生労働省と川崎市は25日、ブラジルに滞在し帰国した川崎市の10代男性が「ジカ熱」に感染していることが確認されたと発表した。中南米での流行拡大以降、国内で感染者が確認されたのは初めて。過去には2013~14年、海外で感染し帰国後に発症した日本人が3人いる。 国立感染症研究所(東京)と地方衛生研究所の遺伝子検査で、ブラジ ...
続きを読む »東西南北
サンパウロ市保健局が23日、16年2月2日まで(最初の4週間)のデング、チクングニア、ジカの各熱に対する罹患状況についての統計データを発表した。デング熱感染が疑われる人は5877人で昨年同期の2406人の倍以上、感染確認は827人で昨年同期の710人を16・5%上回り、24日からは野営診療所設営も始まった。チクングニア熱は、域 ...
続きを読む »ジカ熱対策は女子ラグビーに学べ
ジカ熱の恐怖は当地よりも、日本で大きく報道されている印象だ。日本の友人、家族からは「ジカは大丈夫?」「もう帰ってきたら?」とまで言われる始末。 先週来聖した女子ラグビー日本代表チームの冨田選手に話を聞くと、「凄く危険なイメージを持ってきたが、当地の人が半袖で普通に暮らしているのでビックリした」とか。選手らも、こまめに虫除けスプ ...
続きを読む »連邦政府=VD製造に1億レ資金援助=VZへの転用計画も発表=ギランバレーの死者も確認
【既報関連】連邦政府とサンパウロ州政府は、サンパウロ市ブタンタン(B)研究所が開発中で、テスト最終段階に入ったデング熱ワクチン(VD)を、ジカ熱ワクチン(VZ)を兼ねた多種型に転用する可能性を探っていると23日付フォーリャ紙が報じた。 VDをVZも兼ねたワクチンにとの意向は、ジウマ大統領(PT労働者党)とアウキミンサンパウロ州 ...
続きを読む »支出削減は234億レ=600億レの赤字を覚悟=最賃の凍結含む上限案も
連邦政府が19日、今年度は234億レアルの支出削減を図るが、それでも基礎的財政収支は600億レの赤字となる可能性がある事と、年度毎に支出上限を決め、超過しそうな時は最低賃金の凍結を含む3段階の支出抑制策を提案する意向である事を発表したと20日付伯字紙が報じた。 26、27日に上海で開かれるG20財相・中銀総裁会議を前に、諸外国 ...
続きを読む »大耳小耳
総合塗料メーカーの関西ペイントが、ブラジルで虫よけ塗料を販売するという。15日付け日本経済新聞が報じた。中南米で蚊の媒介により流行しているジカ熱への対策として、虫よけ機能のある塗料を今春(日本)にも販売するという。日本から大手殺虫剤メーカーはまだ進出していないようなので、成功すれば大きな味方に。リオ五輪を控える日本選手団だけで ...
続きを読む »ジカ対策=大統領が小学校を訪問=児童達に蚊対策を授業
【既報関連】19日、連邦政府はネッタイシマカ(A蚊、学名より)対策として、全国各地の学校に閣僚などを派遣し、子供達への蚊対策の啓発活動を行ったと19日付G1サイトが報じた。 ジウマ大統領はバイーア州ジュアゼイロのアルフレッド・ヴィアンナ軍警校を訪問し、蚊の繁殖に繋がる水溜りなどをなくすことの重要性とA蚊が媒介するジカ熱と小頭症 ...
続きを読む »フランシスコ法王=ジカ対策の避妊を容認=小頭症胎児の中絶は反対も
フランシスコ法王が18日、メキシコ訪問からの帰りの機中で、ジカ熱感染に伴う小頭症の予防として避妊を容認する発言を行った。19日付伯字紙が報じている。 小頭症児増加の原因ともされるジカ熱はラ米諸国で蔓延しており、国連関係者の中からも、「ジカ熱感染で胎児が小頭症となった場合は中絶も」との発言が起きた。 法王は「中絶とは、誰かを助け ...
続きを読む »