ジカ熱の流行と共に国内で大量に発生した小頭症児の内、4分の1は母親が10代で出産していた事が明らかとなった。1日付エスタード紙が報じている。 保健省のデータによると、15年11月~16年9月に生まれた小頭症児3152人中、24%にあたる768人は10代の母親から生まれていた。この統計での小頭症児はジカ熱感染にはよらない例も含 ...
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サンパウロ州でも黄熱病の死者?=全員がミナス州への旅行者
【既報関連】サンパウロ州保健局が20日、同州で死亡した男性4人の死因が黄熱病だった可能性があると発表したと21日付エスタード紙が報じた。 4人中3人はサンパウロ市、1人はアララクアラ地方アメリコ・ブラジリエンセ市での死者だ。サンパウロ市での死者の1人はサンタナ・デ・パライバ市在住だが、エミリオ・リバス病院で加療中だった。残る ...
続きを読む »《ブラジル》 ミナス・ジェライス州が黄熱病で非常事態宣言=感染疑われる患者3日で5倍
【既報関連】ミナス・ジェライス州保健局が12日、同州内で黄熱病感染が疑われる患者の数が3日間で5倍に増え、110人に達したと発表。13日には州知事が非常事態を宣言したと13日付エスタード紙やG1サイトが報じた。 黄熱病感染が疑われる患者と死者は、9日現在の23人と14人から、110人と40人に急増した。5日現在は12人と5人 ...
続きを読む »東西南北
昨年の今頃、ブラジルでは「母親がジカ熱に感染したことによる小頭症児誕生」への不安が急速に高まったが、それはまだ終わってはいない。先週発表された学術論文で、グアルーリョスとサンパウロ市で計2人、妊娠中にジカ熱にかかった母親から生まれた赤ちゃんが盲目だったことが明らかにされた。2人の赤ちゃんの母親はそれぞれ14歳と18歳で、ひとり ...
続きを読む »ジカ熱が怖くて諦める?=56%の女性が妊娠回避
小頭症の子供が増えているのは、妊婦がジカ熱にかかった事と関係がありそうだ―。15年8月にブラジル北東部の医師が警告を発して以来、出産、妊娠が可能な年齢層の女性やその関係者を中心に、ジカ熱感染を懸念する声が高まっている。 同年11月からは保健省も実態解明に力を入れ始め、世界保健機構(WHO)も警鐘を鳴らすなど、ジカ熱は世界的な ...
続きを読む »2016年=ブラジル10大ニュースは?=1位はやはりジウマの罷免=リオ五輪さえも上回る=シャペコエンセ搭乗機の墜落事故なども
2016年はブラジルにとっても激動の1年だったが、8日付G1サイトが、フェイスブックで読まれた記事のデータを基に、この1年間、国内で最も話題となったものを「10大ニュース」の形でまとめている。 1位に選ばれたのは、予想通り、ジウマ前大統領の罷免だ。下院で罷免案が受け付けられたのは昨年12月だったが、今年3月中旬にジウマ氏がル ...
続きを読む »第1位=大成功の五輪、不安はねのけ=日系も活躍、東京大会PRも
半年前に迎えた中南米大陸初の祭典。1位はやはり、リオでのオリンピック・パラリンピックだ。開幕前から工事遅延、治安、ジカ熱と不安が高まる報道が目立った。大統領弾劾が重なるような混迷期だったが、邦人被害を含め大きな事件、事故もなく無事に閉幕。ブラジル特有のホスピタリティで成功に導いた。 競技では移民が競技を普及、強化させた柔道と ...
続きを読む »ジカ熱=エル・ニーニョで拍車か?=英国の研究チームが発表
15年の南米でのジカ熱の流行は、エル・ニーニョ現象で拍車がかかったという研究結果が発表された。20日付エスタード紙が報じている。 これは英国のリバプール大学の科学者たちによる研究結果で、科学雑誌「PNAS」に19日付で掲載されたものだ。 エル・ニーニョ現象は、赤道付近の太平洋の海水温度の上昇によって引き起こされる異常気象で ...
続きを読む »チクングニア=患者数は去年の10倍=死者は20倍優に超える
デング熱やジカ熱同様に蚊が媒介するチクングニア熱が猛威を振るっていると12日付グローボニュースが報じた。 チクングニア熱は発熱や発疹、痒み、関節痛など、様々な症状を呈する上、関節痛が長期間続く例も多い。 今年最初の37週間の患者数は23万6287人とされ、昨年同期の2万3431人の10倍に達している。また、11月28日まで ...
続きを読む »東西南北
本日付本紙でも報じたように、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事にオデブレヒトとの汚職疑惑が浮上した。これまではそうした噂が比較的少なく、10月のサンパウロ市市長選ではジョアン・ドリア氏の後ろ盾となって圧勝させたことで、「18年の民主社会党(PSDB)の大統領選有力候補」との声が大きくなり始めた矢先だった。政権を追われた労 ...
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