ブラジルでの小頭症児急増を招いたジカ熱は、五輪選手の参加辞退などをもたらしたが、世界保健機構(WHO)によると、ジカ熱による小頭症児誕生は世界17カ国で確認されていると22日付エスタード紙が報じた。 17カ国中4カ国では域内感染は起きていないが、妊婦が流行地域に旅行して感染した。ジカ熱感染は07年以降、70カ国で起きている。 ...
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東西南北
長い準備期間を経て開催されたリオ五輪も、2週間強の競技を終え、遂に終了した。開幕前は、やれラヴァ・ジャットだ、経済危機だ、大統領罷免だと騒がれ、ジカ熱に関しては国内外でも不安を煽る報道がされるなど、落ち着いている暇もなかったが、日程が進むにつれ、意外な競技でのメダル獲得や、お家芸のサッカーやバレーの調子が上がり、終了直前に金メ ...
続きを読む »リオ五輪は「再生の時」
どうしてこうドラマチックなのか――ブラジルという国の動きの筋書きのことだ。国技サッカーが初金メダルを獲り〃王国〃復活の兆しを見せた五輪によって、国全体に「再生の時」という雰囲気を醸し出す気がする▼大会前は、無事に終わるのかという不安感と、不必要に莫大な資金を投じたことに強く疑問を感じていた国民が非常に多かった。でも素晴らしいス ...
続きを読む »ジカ熱をデング熱と誤診?=感染の実態判断より困難に
サンパウロ州内陸部のサンジョゼ・ド・リオ・プレット医科大学(Famerp)がサンパウロ州研究支援財団の支援で行った調査によると、ジカ熱をデング熱と誤診する例が相当数起きている可能性があると13日付フォーリャ紙が報じた。 Famerpによる調査は、症状や血清学検査でデング熱の初期と診断された患者800人の血液を分析する形で行われ ...
続きを読む »五輪応援団の野次に苦情=ネットの悪口に泣く選手も=熱狂や興奮以上に成熟必要
リオ五輪開始5日目の9日、外国人選手や報道関係者がブラジルの応援団の野次や騒音に苦言を呈しているとアジェンシア・ブラジルが報じた。 観客席が騒がし過ぎて苦情が出たのは水泳、卓球、バスケットなどだ。8日の女子バスケットブラジル対日本戦では、絶え間なく続くブラジル側応援団の野次に日本側応援団が苛立ちを覚えた。7日の卓球男子ウーゴ・ ...
続きを読む »正念場にたつブラジル=五輪をバネに経済好転の兆し=7月20日=サンパウロ市在住 田中禮三
一昨年来、石油公社ペトロブラス絡みのスキャンダルが、ブラジル政治・経済の中枢を揺るがす重大な事態を招いている。オリンピック前夜の現在、その後も乱気流の中を漂い続けるブラジルの状況をお届けする。《1》ペトロブラス・スキャンダル ブラジル連邦警察が2014年4月に捜査を始め、「ラバジャット作戦」と名付けられたこの事件は現在も捜査が ...
続きを読む »「パリの方が蚊がいる」=仏メディアがリオ五輪ほめる
リオ五輪開幕から4日、現在のところ大きな問題もなく開催されているリオ五輪だが、フランスの新聞「フィガロ」紙のサイトが、リオ五輪の運営状況をほめる報道を行っている。 同紙サイトの記事は、契約者以外に読めないシステムになっているが、同国の全国ネットのラジオ局RFI局が記事の要約を報じたところによると、「多少の避けられない欠陥はある ...
続きを読む »リオ・オリンピックの憂慮=サンパウロ 平間浩二
リオデジャネイロと言えば、世界中の人々は世界三大美港を頭に描くことであろう。コルコバードの丘、ポン・デ・アスーカルの奇岩、そしてコパカバーナの白い砂の海岸、群青の空と紺碧の海―想像しただけで誰しもが心浮き浮きとなり、行ってみたくなるような憧れの都市である。By Heitor Carvalho Jorge [GFDL (http ...
続きを読む »ホープ・ソロが空港で謝罪=過剰なジカ熱予防写真で
ロンドン五輪で金メダルも獲得した、アメリカの女子サッカーの名物選手、ゴールキーパーのホープ・ソロが28日、ネット上で醸した物議について、到着したばかりのブラジルで謝罪した。 アメリカ女子サッカー・チームは28日正午にサンパウロのグアルーリョス空港に到着した。ブラジルの取材陣は早速彼女たちへの取材を試みたが、とりわけ注目されてい ...
続きを読む »五輪と日系社会=医療支援に宿舎確保=邦人観戦「支えたい」
【サンパウロ、リオデジャネイロ共同=遠藤幹宜、渡辺雅弘】リオデジャネイロ五輪開幕が間近に迫ってきた。劣悪な治安、ジカ熱、準備遅れ…。不安要素ばかり指摘される中、ブラジルにある海外最大の日系社会は「祖先の故郷から来る同胞を支えたい」との熱い思いを胸に、日本人観戦客の受け入れ準備を進めている。 「今は冬なのでジカ熱はあまり心配ない ...
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