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ジョアキン・バルボーザ 関連記事

東西南北

 28日の大統領選決選投票で当選が決まったジャイール・ボルソナロ氏に関して、ブラジル国内での受け止められ方と国外でのそれに、かなり大きな差があると言わざるを得ない。国外の報道で目立つのは、「ファー・ライト(極右)の政権がブラジルに誕生した」と、民主主義が危機にさらされる脅威を伝えたものだ。これはブラジル国内での、特に同氏支持者の ...

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《ブラジル》大統領選候補を絞る動き本格化=左派ではマヌエラが出馬断念=乱立状態収束させたい中道

大統領選への出馬断念を表明したマヌエラ氏(Ricardo Stuckert)

 10月の統一選候補擁立に向けた各党の党大会がはじまるまで1カ月半を残すのみとなり、候補乱立状態の大統領選で、左翼、中道の中に候補一本化への動きが出はじめていると5日付現地紙が報じている。  4日、ブラジル共産党(PCdoB)の大統領候補だったマヌエラ・ダヴィラ氏が、「左翼票をまとめるために自分の出馬をあきらめる」と表明した。

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PTはシロと手が組めるか?

17年2月、ルーラ氏と会談した際のシロ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 混戦と言われ、「誰が勝つかわからない」と言われている今年の大統領選だが、ここに来て、大きく動きつつあるとコラム子は見ている。有権者の動向でこそないが、少なくとも政界関係者の流れはシロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)に向いている▼元々、この選挙はシロ氏には有利だと言われていた。それはルーラ元大統領が裁判有罪で出馬がままならない場 ...

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《ブラジル》大統領選=シロにバルボーザ離脱の恩恵か=既に懇意のPSBとPDT=マイアの勢力も合流とも=アウキミンやマリーナは?

シロ氏(Roberto Stuckert Filho/PR)

 8日のジョアキン・バルボーザ氏の大統領選出馬辞退を受けて、大統領候補を抱える各政党がブラジル社会党(PSB)の綱引き状態となっており、大統領選におけるひとつの大きなポイントとしてとらえられている。この恩恵を最も受けるのがシロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)と見られていると、9日付現地紙が報じている。  バルボーザ氏の辞退をめぐ ...

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《ブラジル》大統領選=バルボーザが出馬を断念=支持率高い候補だが=政党内部や家族説得できず=今後のPSBの動向にも注目

バルボーザ氏(Nelson Jr./SCO/STF)

 8日、10月の大統領選への出馬が有力視されていた元最高裁判事のジョアキン・バルボーザ氏(ブラジル社会党・PSB)が出馬断念を発表した。同氏は世論調査でも全体で3、4位となる10%前後の支持率を獲得し、政界浄化を期待する人たちの票を集めるのではないかと期待されていた。8日付現地サイトが報じている。  バルボーザ氏は8日午前10時 ...

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東西南北

 8日午前に突如発表されたジョアキン・バルボーザ氏の大統領選出馬断念。テレビ司会者のルシアノ・フッキ氏が出馬断念後に、「政界浄化」の希望を込めてそれなりに高い支持率を得ていた同氏だったが、そこはやはり元々が政治家ではない人物。「きれいそうなイメージ」だけでは政治はできない、ということか。これで、国民は改めて現実に立ち返って次期大 ...

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《ブラジル大統領選》テメル大統領(MDB)がアウキミン候補(PSDB)に接近=MDBのメイレレスを副大統領候補に推す=自身の再選出馬は断念とも=MDB与党残留への一策

テメル氏(Alan Santos PR)

 テメル大統領が民主社会党(PSDB)の大統領候補のジェラウド・アウキミン氏に対し、前財相のエンリケ・メイレレス氏(民主運動・MDB)を副候補にシャッパを組まないかとの提案を行っていることが26日付エスタード紙の報道で明らかになった。  同紙によると、テメル大統領は既にMDBとPSDBの広報に対し、自身が10月の大統領選に再選の ...

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それぞれの言い分と曲げてはならないもの

 ルーラ元大統領の逮捕命令が出たのは5日。サントアンドレの金属労組にこもり、支持者という人垣に守られて「連警が迎えに来るのを待つ」という6日の報道に「往生際が悪い」と呟いたら、「それは捕まって欲しい側の言い分」と言われてしまった▼5日は、ルーラ研究所前で元大統領支持者3人から暴行を受けた企業家が、トラックの荷台で頭を強打し、頭蓋 ...

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ブラジル大統領選=出馬候補に160件の裁判沙汰=収賄や名誉毀損まで様々=1位は70超のシロ・ゴメス=ほとんどが疑惑を否定

シロ・ゴメス氏(左)とルーラ元大統領(右)(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 【既報関連】今年10月の大統領選へ出馬する可能性がある20人の政治家の内、少なくとも15人が関わっている係争案件や捜査、告発の件数は計160件を超していると、22日付現地紙が報じた。  15人への嫌疑は、大型汚職捜査ラヴァ・ジャット(LJ)作戦などに関連する収賄から、交通違反や暴言による名誉毀損まで千差万別。捜査の進捗具合も、 ...

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東西南北

 高い支持率を獲得し、この10月の大統領選に出馬と目されている元最高裁判事のジョアキン・バルボーザ氏だが、判事から政治家への転進の難しさに当惑しているようだ。所属のブラジル社会党(PSB)や周囲には大統領候補を期待されつつも、不慣れな経済政策を立てるのにひと苦労。さらには、やっかみを感じているPSBの州知事のみならず、家族にも大 ...

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