ボルソナロ大統領は23日、治安省設立の構想があることを公に認めた。だが、その直後に、セルジオ・モロ法相が法務省が国の治安の担当であることを理由に強く反発。辞意もほのめかしたことから、大統領が一転して治安省構想を否定する事態が起きた。24日付現地紙が報じている。 治安省はテメル政権の時に開設された省庁だ。だが、同省はボルソナ ...
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《ブラジル》最高裁フクス副長官が保証判事制度を無期限停止 トフォリや議会の意向に反対 状況不備や予算面を考慮 モロの意向がかなう展開に
22日、ルイス・フクス最高裁副長官は、犯罪防止法で採択された「保証判事制」の実行を無期減で差し止めた。この判断はセルジオ・モロ法相を喜ばせたが、同時にボルソナロ大統領、ジアス・トフォリ最高裁長官、連邦議会の判断を覆すものと見られ、注目が集まっている。23日付現地紙が報じている。 犯罪防止法は23日から施行されるが、それに先立 ...
続きを読む »《ブラジル》ヴァザ・ジャットで連邦検察がグレン氏を起訴=「ハッカーと共謀」との理由で=捜査もなく最高裁も保障の中=国内外で大きな反響
連邦検察庁は21日、米国人ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド氏を、セルジオ・モロ法相などの携帯電話のハッキングに関与した容疑で、6人のハッカーたちと共に起訴した。グレン氏はこれを「ヴァザ・ジャット報道への報復」と反論しているが、これまでは捜査対象になっていなかった同氏が突然起訴されたことは、国際的にも問題となっている。2 ...
続きを読む »パラグアイとブラジル国境の刑務所で75人脱獄=巨大なトンネル見つかる=疑われる刑務所職員の内通=出入国管理を厳重化
ブラジル中西部のマット・グロッソ・ド・スル州ポンタ・ポラン市で国境を接するパラグアイのペドロ・ファン・カバジェロ市の刑務所で、現地時間19日未明に、サンパウロ州を本拠とするブラジルの大型犯罪組織州都第一コマンド(PCC)の構成員75人が地下トンネルから脱走した。19、20日付ブラジル各紙・サイトが報じている。 パラグアイ ...
続きを読む »世界中にさらされ続けるブラジルの政変
13日、世界の映画賞の最高峰、アカデミー賞のノミネート発表が行なわれたが、この日は同時に、ブラジル政界が世界の好奇の目にさらされ続けることになることを決定付けた日にもなった。それはドキュメンタリー部門で、ブラジルの作品「ブラジル 消えゆく民主主義」がノミネートを受けてしまったためだ。 このドキュメンタリーは女性監督ぺトラ・コ ...
続きを読む »《ブラジル》保証判事制導入を最高裁が半年間延期 正式施行は早くとも7月か
ジアス・トフォリ最高裁長官は15日、犯罪防止法で定められた「保証判事制」の開始を半年間先延ばしにする判断を下した。16日付現地紙が報じている。 「保証判事制」は、警察の捜査開始や逮捕命令などを出す判事と、その捜査の裁判を担当する判事を違う人物にするというものだ。 この制度は、ボルソナロ大統領が同法を裁可した時点で、23日か ...
続きを読む »《ブラジル》犯罪防止法が来週正式発効=ラヴァ・ジャットの常套手段が禁じ手に=安易な無期限勾留は困難=クーニャ元下院議長らの大物も釈放?
【既報関連】昨年12月上旬に議会が承認し、同月25日に裁可された犯罪防止法が、23日に正式施行となる。14日付現地紙は、「犯罪防止法は、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦でも多用された無期限勾留措置の規定を大きく変更した」と報じた。 ポ語の直訳では「予防的勾留」となる逮捕命令は、逃亡や証拠隠滅「予防」のために出されるが、実際には、 ...
続きを読む »(アカデミー賞)「消えゆく民主主義」がドキュメンタリー部門にノミネート ジウマ罷免、ルーラ実刑の内幕描き物議も
13日、米国ロサンゼルスで世界最大の映画賞、アカデミー賞のノミネート作品が発表され、ブラジルの左派・労働者党政権崩壊の内幕を描いて話題を呼んだドキュメンタリー「ブラジル 消えゆく民主主義」がノミネートされた。 このドキュメンタリーは、現在36歳の女性監督、ペトラ・コスタが手がけたもので、2013年のサッカーのコンフェデ杯には ...
続きを読む »《ブラジル》連邦議会の行政改革承認は早くて11月か=全国市長選が強く影響=上半期に優先法案目白押し=税制改革も時間かかるか
10月の全国市長選の影響で、議会が希望している税制改革や連邦政府が希望している行政改革の承認は選挙後になることが予想されるなど、重要法案がかなり後回しにされる可能性が生じていると、11日付エスタード紙が報じている。 ボルソナロ政権は2020年の目標の一つに、新規採用される公務員のキャリア変更を含む行政改革を掲げており、2月中 ...
続きを読む »《ブラジル》保証判事制=ラヴァ・ジャット担当判事に強く影響=最も響くのはブレッタス=地裁でも実施可能か疑問=検察庁は早速注文つける
昨年12月にボルソナロ大統領が裁可した汚職防止法に含まれる項目の一つの「ジュイス・ダ・ガランチア(保証判事制)」により、ラヴァ・ジャット作戦の判事の権限が従来より限られる可能性が出てくると、10日付フォーリャ紙などが報じている。 「保証判事制」は、検察からの犯罪捜査開始要請や銀行口座や通信記録の公開要請などを認め、逮捕令状な ...
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