連邦警察が2014年3月17日に7州で行った汚職摘発劇、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)から丸3年が経過した。 14日には、オデブレヒト社関係者の報奨付供述に基づき、最高裁で扱うべき人物に関する捜査開始要請だけで83件というまとまった数の要請書も提出された。 パラナ州クリチバのLJ特捜班は連邦検察官約30人からなり、次々に展開 ...
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《ブラジル》ラヴァ・ジャット作戦=オデブレヒト社2代目社長が「献金は絶対的ビジネスモデル」と証言=初代社長時代から隠し口座へ選挙資金=パロッシは仕切っていた一人
ブラジル最大手ゼネコン「オデブレヒト社」の元社長マルセロ・オデブレヒト被告の父エミリオ氏が13日、パラナ州連邦地裁によるラヴァ・ジャット作戦の裁判で、被告側証人として「カイシャ2(隠し口座)は、この国では古くから使われてきた」と発言、同社創業時から収賄が常にあったことを明らかにし、波紋を広げている。14日付現地紙が報じている。 ...
続きを読む »《ブラジル》ラヴァ・ジャット裁判=サルネイ氏の疑惑は最高裁の管轄に=既に政治活動は引退するも
ブラジル連邦最高裁は21日、ジョゼ・サルネイ元大統領(民主運動党・PMDB)について言及しているラヴァ・ジャット作戦での報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)を、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事の管轄にはしないという判断を下した。22日付フォーリャ紙が報じている。 サルネイ氏はロメロ・ジュカー、レナン・カリェイロス両上議( ...
続きを読む »《ブラジル》連邦警察=「ルーラ元大統領とジウマ前大統領が捜査妨害」=逮捕逃れの官房長官就任劇で=アロイージオ・メルカダンテ元官房長官も共に告訴=高等裁判事推薦でも疑惑
ブラジル連邦警察がルーラ元大統領、ジウマ前大統領、アロイージオ・メルカダンテ元官房長官(全て労働者党・PT)の3人が、16年にラヴァ・ジャット作戦(LJ)の妨害行為を行おうとしたとの見解を記した報告書を17日に最高裁宛てに提出していたことが明らかになった。21日付現地紙が報じている。 連警はこの報告書を、最高裁のエジソン・フ ...
続きを読む »東西南北
本面で報じているように、最高裁が14日にモレイラ・フランコ大統領府事務局長の留任を認めたが、これにかこつけ、ルーラ元大統領が再び、「私の昨年の官房長官就任も認めるべきだ」と言いはじめた。ルーラ氏は昨年3月、サンパウロ州地検から逮捕状請求が出て、サンパウロ州地裁から決定権を託されたパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事の判断次第で ...
続きを読む »《ブラジル》司法判断で民主運動党に激震=モレイラに昇任差止め命令=ペゾン知事には解任判決=ロボンの委員長指名は?
8日、ブラジリア地裁が、3日に就任したばかりのモレイラ・フランコ氏(民主運動党・PMDB)の大統領府事務局長の就任差し止め命令を下した。同日はリオデジャネイロ州の選挙地裁も、ルイス・フェルナンド・ペゾン知事(PMDB)と副知事に「州経済の濫用」を理由に解任命令を下し、司法界が政界を大きく揺るがした。9日付現地紙が報じている。 ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁メンデス判事がモロ判事の方針を批判=「拘留期間が長すぎる」=クーニャの釈放審理前日に=今後の捜査にも影響するか
ブラジル連邦最高裁のジウマール・メンデス判事が7日、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事がラヴァ・ジャット作戦(LJ)で逮捕を命じた容疑者や被告の拘留期間が長すぎると批判した。これは、前下院議長のエドゥアルド・クーニャ被告からの釈放要請を最高裁で審理する前日の発言だっただけに、注目を集めた。8日付フォーリャ紙が報じている。 ...
続きを読む »東西南北
下院議長時代にラヴァ・ジャットの疑惑で渦中の人物となっていた頃から、自身の容疑を否定する際の迷言が目だっていたエドゥアルド・クーニャ被告が、またしても可笑しいような、腹の立つような発言をしていたことがわかった。それは7日にパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事に対し、「自分にも脳動脈瘤の疑いがある」と、先日他界したルーラ元大統領 ...
続きを読む »ブラジル最高裁=ラヴァ・ジャット報告官はファキン判事に=テオリ氏に近く、似たタイプ=事前に望まれていた結果に
【既報関連】ブラジル連邦最高裁は2日、1月19日に飛行機事故で急死したテオリ・ザヴァスキ判事に代わるラヴァ・ジャット作戦(LJ)の報告官として、エジソン・ファキン判事を正式に選んだ。2日付G1サイトなどが報じた。 昨日付本紙でも報じたように、ファキン判事は最高裁第1班に所属していたが、1日にテオリ氏が在籍していた第2班への移 ...
続きを読む »ブラジル連邦最高裁のテオリ判事急死=どうなるラヴァ・ジャット?=報告官を継ぐ後任判事は
ブラジル連邦最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事の事故死を受け、世界でも類を見ない規模に膨れ上がった汚職事件を摘発する、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の今後が先の見えないものになりうる危険性が強くなっている。20日付現地紙が報じている。 テオリ判事の急死で、LJの今後の展開は極めて苦しいものとなった。それは、14年3月のLJ開始直後 ...
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