ニッケイ新聞 2008年4月11日付け コロンビアのサンペル元大統領は九日、Farcの人質問題を解決するため、ルーラ大統領をブラジリアに訪ねた。同元大統領は、ベネズエラのチャベス大統領の手綱を執り、コロンビアとベネズエラの仲介ができるのは、ルーラ大統領をおいていないと述べた。 現在Farcが接触を認めているのは、チャベス大統 ...
続きを読む »チャベス 関連記事
米長官の片道外交=聞く耳を持たないかけ足会談
ニッケイ新聞 2008年3月15日付け ブラジリア空港に降り立ったライス米国務長官は十三日、ベネズエラとエクアドルへの明らかな通告だが「国境はテロリストの避難所ではない」と声明を発表した。米政府とEUは、Farc(コロンビア解放前線)をテロと位置付けした。しかし。ブラジルを初めとする南米諸国は、位置付けを避けた。 米国務長官 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年3月8日付け コロンビアがエクアドル領土を侵犯した事件で危機感が高まっている。米州機構が開かれ討議されたが、早期解決は難しいのではないか。コロンビアには革命軍(Farc)という反政府組織があり、政府軍と戦っている。今回も革命軍のナンバ―2レイス氏を攻撃し死亡させた作戦において発生したものであり、この革命 ...
続きを読む »OAS米州機構=エ・コ両国折り合い決着=外交圧力効を奏す=人質とFarcが今後の課題=一人二役を演じるブラジル外交
ニッケイ新聞 2008年3月7日付け 米州機構(OAS)は五日、ブラジルとチリ、アルゼンチンの外交努力によりエクアドルがコロンビアに対し国際制裁を断念し、コロンビアがエクアドルの領土侵犯を謝罪し、両国が折り合うことで決着と六日付けエスタード紙が報じた。OASがまとめた合意文書では、国境は理由の如何を問わず越境侵犯を許さないと記 ...
続きを読む »チャベス国境へ派兵=ベネズエラ軍は張子の虎?
ニッケイ新聞 2008年3月4日付け ベネズエラのチャベス大統領は二日、コロンビア軍がエクアドル領内に侵入しFarc(コロンビア革命前線)のナンバー・ツーであるラウル・レジェス氏を殺害したとして、コロンビア国境地帯にベネズエラ軍十個師団を派兵した。 同時にコロンビア駐在のベネズエラ大使を召還し、コロンビア政府は南米各国に対し ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年2月26日付け 「老人と海」のヘミングウエイが自裁しカジキの大物釣りなど歓楽の街として親しまれたハバナも、カストロの率いるゲリラ攻勢で親米バティスタ政権が崩壊―社会主義国家が成立すると生真面目な都市に変貌する。革命の戦士チェ・ゲバラらと闘いキュ―バの天下をとったのが1959年の2月。あれから50年―カリ ...
続きを読む »元人質、仲間の解放に専心
ニッケイ新聞 2008年1月18日付け コロンビア解放前線(Farc)から先週、開放された元人質のコンスエロ・ゴンザレス前下議は、これからの使命として幽閉中の人質解放運動に専心する意向を明らかにした。 人質解放のためにブラジルなど南米諸国政府やEUなどに、交渉の介在を要請するという。外国政府の介在なしに人質を解放するのは、人 ...
続きを読む »大統領、中米訪問へ=中米は対米輸出の拠点と認識
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け キューバを訪問中のルーラ大統領は十四日、同国のエネルギーや医療設備、観光資源などのインフラ整備のために十億ドルを投資する意向であることを表明した。これまで消極的であった両国の経済協力を、より現実的なものにする声明を発表した。 キューバに次いでグアテマラをも、コロン大統領の就任式参席のた ...
続きを読む »宇宙を迷走するメルコスル=外交辞令の首脳会議=切迫の国際情勢に空回り
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け モンテヴィデオで開催された第三十四回メルコスル首脳会議は、やぶ蛇だとルーベンス・バルボーザ元駐米大使が批評した。会議の雰囲気はオブザーバーやマスコミの予想と反し、和やかな雰囲気であった。険悪なやり取りが予想されたウルグアイとアルゼンチンの大統領は抱擁とキッスで始まり、パルプ工場など丸っき ...
続きを読む »Farcの人質三人=ベネズエラ軍、引き取りで密林に入る
ニッケイ新聞 2007年12月28日付け コロンビア解放前線(Farc)が人質三人を解放と通告したことを受けてウリベ大統領が二十六日、ベネズエラ軍の引き取りを許可した。同軍は二十六日、Farcに幽閉中の元下議コンスエロ・ペルドモ氏と隠れ家で生まれた子息エマヌエルちゃん、ロハス氏三人を引き取るためコロンビアの密林地帯へ入った。 ...
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