ニッケイ新聞 2007年12月20日付け メルコスル首脳会議に出席したルーラ大統領は十八日、「メルコスルが頓挫しているのは、加盟国が悪いのであって米国の責任ではない」と述べ、出席者一同の反発を受けた。 しかし、加盟各国とベネズエラのチャベス大統領、ボリビアのモラレス大統領の米国非難が相次ぎ、ルーラ発言は隅に封じ込められた。隷 ...
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ロンビア=Farc人質三人を解放通告
ニッケイ新聞 2007年12月20日付け コロンビア解放前線(Farc)は十八日、人質四十五人のうち三人を釈放し、ベネズエラのチャベス大統領に手渡すと連絡した。この中に元大統領候補のイングリッド・ベッタンクールさんは、含まれていない。 ベネズエラのチャベス大統領が人質解放の仲介役から外されたため、Farcの非武装地帯の設定案 ...
続きを読む »スール銀行が発足=舵も舵取りもいないまま出航
ニッケイ新聞 2007年12月11日付け ルーラ大統領は九日、ブエノス・アイレスで行われたスール銀行の創立式に参加した。大統領は挨拶でスール銀行設立の趣旨はよいが、銀行経営に関する発言権は出資率に比例するよう求めた。 スール銀行は各国の出資額や営業開始期日など要素がないまま。 当初の資本金は、ブラジル産業開発銀行(BNDE ...
続きを読む »チャベス大統領とスペイン国王雪解けへ
ニッケイ新聞 2007年12月8日付け イベロ首脳会議でスペインの国王から怒号を食らったベネズエラのチャベス大統領は「頭を下げて謝れ。さもないとベネズエラに進出したスペイン企業を接収する」と脅した。 同大統領は十日、クリスチナ・キルチネルア亜大統領の就任式でスペインのアウストゥーリア皇太子と会うことになっている。皇太子は国王 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2007年12月8日付け このところベネズエラとボリビアでデモが続く。チャベス率いる「21世紀の社会主義国」は、イランの大統領を招きカストロ議長の見舞いと忙しい。インカ系のモラエス大統領も過激な革新派であり、チャベス大統領と親しい。豊かなガス資源を国有化し激しい反米主義を貫く▼このご両人に国民の反発が高まっている ...
続きを読む »ルーラ大統領に仲介嘆願=幽閉五年九カ月の娘救出で母親が
ニッケイ新聞 2007年12月6日付け コロンビア解放前線(FARC)に人質として五年九カ月幽閉されているイングリッド・ベッタンコート元大統領候補の母親ヨランダさんが四日、ルーラ大統領に娘解放のために仲介の労を嘆願した。 それまで仲介役としてFARCとの交渉に当っていたベネズエラのチャベス大統領が、コロンビアのウリベ大統領か ...
続きを読む »ベネズエラの教訓=選挙と大衆迎合の限界示威
ニッケイ新聞 2007年12月5日付け 地政学的に最近、二つの大事件があった。これは、ブラジル経済にも多少の影響がありそうだ。第一はベネズエラのチャベス大統領の敗北で、半永久的権力の座が阻止されたこと。これは、地政学的に大衆迎合の限界を示していそうだ。 第二がダッタフォーリャの調査発表で、PTはルーラ大統領に代わる駒がないと ...
続きを読む »ベ・コ関係こじれる=ルーラ大統領に和解の仲介要請
ニッケイ新聞 2007年11月28日付け ベネズエラのチャベス大統領は、コロンビア解放前線(FARC)に拉致された人質五十一人の解放で仲介役をかって出たが、コロンビアのウリベ大統領がFARCを合法化するものだとして断った。チャベス大統領は二十六日、ウリベ大統領を非難し、両国は外交関係を凍結した。 コロンビア野党のガラン上議は ...
続きを読む »国王の一喝は場違い=口論や格闘も民主政治のうち=チャヴェスは相手を間違えた=ルーラ発言
ニッケイ新聞 2007年11月17日付け ルーラ大統領は十四日、ベネズエラに欠けているのは対話であって民主主義ではないと、チャヴェス大統領支持を表明したとフォーリャ・デ・サンパウロ紙が報道した。民主主義以外のことなら、同大統領を批判してよい。ウソを、でっちあげてもよいという。 チャヴェス大統領は、三回の選挙でみそぎを経ている ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2007年11月17日付け イスラム支配下のイベリア半島をキリスト教徒の手に奪回した「レコンキスタ」の主役はスペインだが、20世紀の最大事はフランコ将軍が率いる専制独裁国家であり、スペイン内乱だった。32歳の若さで少将になったフランコは人民戦線に反対し内戦に―。世界の知識人らは猛反発し、「老人と海」のヘミングウエ ...
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