2007年1月23日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十日】十八日と十九日にリオデジャネイロ市で開かれた第三十二回メルコスル(南米南部共同市場)首脳会議では、メルコスル地域の統合と貿易について、同地域の経済格差を縮小するための具体策の必要性をボリビアとウルグアイが訴えるなど、経済的、そして社会主義と自由主義の政治的衝突が表 ...
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メルコスル首脳会議開幕=関税協定など調整=ルーラ大統領=「伯亜の責任重大」=新参者は口出し無用
2007年1月20日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】「メルコスル結束のためにルーラ大統領は、政治的機能回復剤ヴァイアグラを服用せよ」と進言したベネズエラのチャベス大統領に自制を促したルーラ大統領は十八日、ベネズエラにメルコスルを支配させないし、加盟国批判やメルコスルへの指南も認めないと述べた。またアルゼンチンのキル ...
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2007年1月20日付け ヴェネズエラのチャベス3選、エクアドルのコレア大統領就任と南米の左傾化は進む。チャベスのアメリカ嫌いは凄まじく「ブッシュは墓へ」と罵り、ボリビアのモラレ大統領も天然ガスの国有化を宣言する反米派である。何しろ南米12ヵ国のうち左翼政権は8ヵ国にのぼり、反米国はヴェネズエラ、ボリビア、エクアドル3ヵ国なの ...
続きを読む »メルコスル首脳会議=準備委で伯亜対立=ボリビア加盟めぐり=関税などでもぎくしゃく=波乱含みの本会議
2007年1月19日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】リオデジャネイロ市で開催される第三十ニ回メルコスル首脳会議の準備委員会で十七日、ボリビアの新加盟をめぐってブラジルとアルゼンチンが対立した。亜代表は、ボリビアをメルコスル関税協定から除外することを要求。他に協定基金や内規、ウルグアイやパラグアイが域外からの輸入品を ...
続きを読む »ベネズエラで国有化宣言=各国の金融市場混乱=ボベスパ指数1・9%低下
2007年1月11日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】ベネズエラの大統領選挙で再選を果たしたチャベス大統領が就任に先立ち、一部の企業を国有化するとの宣言したのを受けて世界の金融界に不安が広がり、各国の九日の金融市場は混乱に陥った。ここ数日、開発途上国が相次いで政治革新を打ち出して不安材料となっていたが、ベネズエラの動き ...
続きを読む »一連の改革さえ行えば…=グローバル化に無関心の伯
2007年1月10日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二月二十五日】世界の産業構造はグロバリゼーション第二期に入ったと世銀(IBRD)が報告書を発表した。南米は二〇三〇年、八億人が極貧から抜け出し中流階級に仲間入りするから、一二億人の中産階級を抱える大市場になるという予測である。 世界のGDP(国内総生産)は、現在の三五 ...
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2007年1月6日付け 『朝蔭』十二月号が発行された。「句帳(十句)(牛童子、その一句「翁より媼の多き国の春」、雑詠(牛童子選)、句評(牛童子)、第廿回念腹忌全伯大会記(栢野桂山)、「食いしん坊」(成戸浪居)、ほか。_ □ 経済専門誌『実業のブラジル』二〇〇六年十一、十二月号が発売され、各日系書店などに並んでいる。 ...
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2006年12月5日付け 野党と与党上院議員までが、二〇〇六年度補正議会予算が執行されなければ、予算基本法と〇七年度予算案に賛成しないと政府に圧力をかけている。〇六年度は議員の要求した予算の三三・一%しか政府は承認せず、与野党間の差は三倍に上る。最も多く予算が承認されたのはブラジル共産党で、次に労働者党。 ◎ 九六 ...
続きを読む »南米アフリカ首脳会議閉幕=安保理改革で合意=南アなど主要国代表欠席=「徒労」とマスコミ叩く
2006年12月2日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二月一日】ナイジェリアのアブジャで開催された南米アフリカ首脳会議に出席したルーラ大統領は三十日、徒労だとの批判を浴びながら帰国した。アフリカ大陸やアラブ諸国への接近を図ろうとした政府の外交政策は、野党やマスコミから、国連安保理の常任理事国入りや世界貿易機関(WTO)の轍 ...
続きを読む »ルーラ大統領=マスコミ批判を再燃=チャベス支援のかたわら
2006年11月15日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】ベネズエラを公式訪問中のルーラ大統領は十三日、チャベス大統領とともに、グアヤナ市で架橋の開通式に出席した。 席上三万人の出席者を前に演説したルーラ大統領は、十二月三日に行われる同国の大統領選で再選を狙うチャベス大統領を盟友とし、支援を約束した。さらに演説の中で ...
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