2006年11月15日付け 【ヴェージャ誌一九八一号】ルーラ政権の一期目は、期待する程の経済成果がなかった。しかし国民の大部分は、もう一回チャンスを上げようと同大統領を再選させた。大統領にとって一期目は、どうやらブラジル政治の見習期間であったらしい。第二期が本当の腕の見せ所というが、どうなのだろう。議会でも連立工作がまとまり、 ...
続きを読む »チャベス 関連記事
チャベス再選に旗振り=ルーラ大統領=紳士協定の返礼に=PMDB意見統一に猶予も=共産党から初の大統領
2006年11月14日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】ルーラ大統領は十二日、十九日後に迫ったベネズエラ大統領選でチャベス大統領再選の立役者を演出するため、カラカス空港へ降り立った。ベネズエラ滞在中はチャベス大統領に恩を売り、ブラジル国内では第二次政権の組閣で連立を組んだブラジル民主運動党(PMDB)と同党所属の州知 ...
続きを読む »ナディアさんに工芸大賞=日伯工芸展開幕、10日まで=文協
2006年11月4日付け ブラジル日本文化協会工芸委員会(川上久子委員長)主催の「第十回日伯工芸美術展」が文協ビル(サンジョアキン街381番)の大サロンおよび貴賓室で始まった。約百人、二百五十点ほどの作品のなかで、今年の工芸大賞を獲得したのはナディア・サードさん。一日のイナウグラソンで表彰式が行われ、約二百人が訪れた。川上委員 ...
続きを読む »◇コラム 樹海
先の小欄でギャラップについて触れたが、大統領選結果は世論調査とほぼ同じ数字であり、いささかならず驚いた。ル―ラ支持60%、アウキミンは40%。20ポイントの差までピタリなのである。労働者党の腐敗や謀略は想像を超えルーラ陣営にとっては悪条件が重なったけれども、やはり貧者救済が有権者の心を掴み一票に繋がったと見たい▼政治には高邁な ...
続きを読む »県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破=連載(4)=エンカルナシオン=小田会長「移住は戦い」=体験を語り合う
2006年10月17日付け 九月二十四日午後一時半。ふるさと巡り一行はイグアスー日本人会の歓迎昼食会に出席した。 パラグアイ・イグアスー移住地は、JICA(国際協力事業団)の前身である日本海外移住振興株式会社が一九六一年、調査開発を目的に、約八万七千ヘクタールの土地を購入したのがはじまり。 最初の十四家族を端緒に、現在では ...
続きを読む »真似で誤算のボリビア=早くも座礁した資源国有化
2006年9月6日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙八月二十日】石油関連の大企業は、新聞や雑誌の表紙を飾る有名企業だと誰もが思っている。それ以前は、世界の原油市場を七人の男が牛耳っていると思っていた。しかし、原油を牛耳るのは、二十の公団だとエコノミスト誌が報じた。そのうちの十六公団が世界の石油埋蔵量の九〇%を管理している。 ...
続きを読む »チャベス外交は超現実主義=ルーラ大統領に離れ業は無理?
2006年8月30日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】ルーラ大統領のお株を奪ったチャベス大統領は、幻想外交に忙しい。同大統領の話を鵜呑みにすると、神話の主人公カストロ首相の後継者になるのではないかと釣り込まれる。ベネズエラは島ではなく、ブラジルと地続きの南米大陸なのだ。 チャベス大統領は最近、イランへ出かけシーア ...
続きを読む »天然資源多くして政治腐る=惰眠貪り投資せず=発展は教育と技術開発から=行政管理コストの削減を
ニッケイ新聞 2006年8月16日付け 【ヴェージャ誌一九六七号】マサチューセッツ工科大学で教鞭を執るエリアナ・カルドーゾ教授(経済学)は、天然資源が豊かな国は汚職がまん延し、政治が不安定であると定義した。豊かな資源で得た財源を教育や技術開発に利用せず、国家の隆盛につながるような研究機関を設立しようなどと考えないのが特徴だとい ...
続きを読む »ブラジル日本商工会議所=業種別部会長シンポ=06年上半期回顧、下半期の展望=【コンサルト部門】経済パフォーマンス良好
ニッケイ新聞 2006年8月16日付け ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)主催の「業種別部会長シンポジウム」が三日、サンパウロ市内のホテルで開催され、十一の部会の代表者が「2006年度上半期の回顧と下半期の展望」を共通テーマに発表をおこなった。シンポジウム開催に先立ち西林万寿夫サンパウロ総領事があいさつ。ブラジルのデジタルテ ...
続きを読む »政治色強めるメルコスル=ベネズエラ加盟で=「世界の歴史は変わる」のか=経済的利益なければ崩壊
2006年8月2日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】メルコスル首脳会議が七月二十一日、亜国コルドバ市で開催された。メルコスルは二〇〇六年上半期、受難の年で大揺れに揺れた。ルーベンス・バルボーザ元駐米大使が、ベネズエラの加盟で政治の場と化したメルコスルを次のように評価した。亜国のセーフガード(緊急輸入制限)でウルグア ...
続きを読む »