2006年5月17日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四月三十日】駐フランス伯大使を務めたマルコス・アザンブジャ氏が、南米の風潮となっている大衆迎合に注意するようブラジルに警告している。風潮にのって大衆迎合の旗振りをすると、興奮の余り冷静な判断を誤るという。 イデオロギーに夢中になると国際間に不信感を招き、ブラジルの未来 ...
続きを読む »チャベス 関連記事
東西南北
2006年5月13日(土) 英国のエコノミスト紙は「萎縮するブラジル」「ベネズエラに馬鹿にされたブラジル」などと題し、「ブラジルは対応を誤った」とブラジル・ベネズエラの外交関係を報じた。BBCは「これからも危なっかしい南米のリーダー」とルーラ政権を評した。マイアミ・ヘラルドがチャベスに対抗できるのはペルーのガルシア氏ぐらいだと ...
続きを読む »賠償拒否の可能性を示唆=ボリビア=強硬姿勢崩さず=撤退で困るのはペトロブラス=価格調整交渉も先送り
2006年5月12日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ボリビアのラダ石油相は十日、同国の資源国有化でペトロブラスから接収した施設に対し、ペトロブラスが求める賠償支払いを拒否する可能性を示唆した。ペトロブラスの撤退により困るのはペトロブラス自体であり、ボリビアではないと同相は豪語、ガス採掘事業民営化の際に外国企業が妥 ...
続きを読む »高飛車なら情け容赦無用=対ボリビア交渉で=外相、大統領の胸中明かす=軍隊出動は幼稚な演出
2006年5月11日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】アモリン外相は九日、ボリビアの資源国有化で同国のモラレス大統領とベネズエラのチャベス大統領による、ブラジル政府への背信行為があったことをルーラ大統領が確認したと述べた。ペトロブラスへのボリビア政府の対応次第では、交渉当事者が強硬姿勢で臨むよう指示したことを明らかに ...
続きを読む »ボリビアの兄弟は裏切った=妄想覚めやらぬルーラ=国有化宣言の裏を読み誤る=南米外交は砂上の楼閣
2006年5月10日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】ルーラ大統領の南米外交は、モラレス・ボリビア大統領の国有化政策により砂上の楼閣のように崩壊したと、リオデジャネイロ国立大政治学科のウエフォート客員教授が分析する。ルーラ政権の失政で済むことではなく、政権がインフラ整備に取組まなかったことが問題だとした。ボリビア・ガ ...
続きを読む »4首脳会談進展なし=国有化への理解のみ=安定供給と価格は棚上げ=大統領、手ぶらで戻る
2006年5月6日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ボリビアの天然資源国有化を協議するため、モラレス大統領を囲んで開催された四カ国首脳会談は四日、ブラジルにとって何ら進展もなく、ルーラ大統領はガス安定供給の言質を得ることもできなかった。ベネズエラのチャベス大統領とアルゼンチンのキルチネル大統領も迎えた首脳会談は、報道 ...
続きを読む »東西南北
2006年5月6日(土) 英誌「エコノミスト」は四日、ボリビアの資源国有化はチャベス大統領にとって縄張り拡大のチャンス、ルーラ大統領には貧乏くじと報道した。英誌によれば、いずれベネズエラとブラジルは衝突するという。チャベス大統領の戦略は、南米のエネルギー供給をコントロールしながら反米同盟を結成、南米諸国を道連れにする考えと見て ...
続きを読む »ガスパイプライン=計画推進を再確認=伯、亜、ベネ3カ国=6年で完成、建設費250億$=「狂気の沙汰」とボリビア
2006年4月28日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ブラジルとアルゼンチン、ベネズエラの三首脳は二十六日、サンパウロ市に集まり、三カ国とボリビアを結ぶガスパイプライン敷設の大プロジェクトを再確認した。ベネズエラにある南米最大のガス鉱床と、第二の埋蔵量を有するボリビアのガス鉱床を結び、アルゼンチンまでパイプライン ...
続きを読む »南米に2大市場誕生?=個別に自由貿易協定結ぶ米国
2006年4月5日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月五日】二年間にわたる交渉の挙句座礁した米州自由貿易圏(FTAA)構想は、米政権の意向にことごとく逆らうベネズエラのチャベス政権をブラジルが積極的に迎え入れたことで、思惑外の方向へ進み出したようだ。米政府は米州諸国と個別外交を始めた。 米政府は反抗的な国々に課徴金制度 ...
続きを読む »ボリビアのメルコスル加盟提案=アモリン外相=できるだけ早く=新大統領への圧力緩和に仲介=米政府の危険な偏見を矯正
2006年1月7日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙六日】アモリン外相は五日、できるだけ早い時期にメルコスルへ加盟するようボリビアのモラレス大統領に提案した。コカイン生産者代表の異名がある同国大統領は選挙により絶対的支持を得て当選したが、諸国の風当たりが強いため、メルコスル加盟によって海外の批判をかわすための進言とみられて ...
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