もう一度「戦前最後の移民船」と「戦前最後の貨物船」について書く。最後の移民船『ぶえのすあいれす丸』に乗ってきた移民、当時十九歳だった麻生秋夫さん(八二、サンパウロ)が過日来社した▼同船がパナマのバルボア港に着いたとき、日本船に対する封鎖が決まっており、船長は「マゼラン海峡を通る。危険だが承知してくれるか」と家長集会で了解を求め ...
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ブラジル勢が苦戦=リベルタドーレス杯決勝ト=SP、敵地で痛恨の敗北
5月8日(土) ブラジル勢が苦戦――。サッカーのリベルタドーレス杯決勝トーナメントが四、五の両日、各地で行われた。十年ぶりの優勝を目指すサンパウロは敵地でロサリオ・セントラル(アルゼンチン)と対戦。試合終了間際に失点を許し、〇対一で敗れた。また、クルゼイロとサントスもアウエーでの初戦を落とした。地元で試合をしたサンカエターノが ...
続きを読む »対亜貿易が活発に=輸送インフラお粗末
5月5日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】アルゼンチンの経済危機で頓挫していた対亜貿易が、再び活発化している。伯亜間にメルコスール協定が締結されて十三年になり、年間百二十億ドルの商品が往来するのに伯亜国道のインフラ整備はお粗末だ。 サンパウロ市とブエノス・アイレス市を結ぶヴィア・メルコスール二千三百七十キロメート ...
続きを読む »エコノミーア
5月5日(水) ブラジル各地の農産展は、予想を上回る大成功裡に終わり、農業大国の面目を新たにした。リベイロン・プレット農産展は当初の予想取引高が十億レアルとみられたが、結果は十八億レアル。マット・グロッソ州のロンドノポリス農産展は、予想取引高六億レアルが十三億八千万レアル。ゴイアス州のリオ・ヴェルデ農産展は、五億レアルが三十億 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
知人の事務所で先日、シリモヤ(chirimoya)という果物をいただいた。西洋なしに似た味で、コロニアピニャールの日系農家がチリから苗を持ち帰って、栽培したそう。 ブラジルでは、あまり馴染のないフルーツで、同農家の研究熱心さへと話が続いていった。 日系人が持ち込んだものの一つに運動会がある。イタペセリカ・ダ・セーラ文化体育 ...
続きを読む »基本金利16%に=慎重な引き下げ幅=産業界の期待裏切る=実質金利は世界第二位
4月16日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】中央銀行の通貨審議会(COPOM)は十四日、基本金利(SELIC)を〇・二五%引き下げ、年利一六%にすると決定した。中銀は、インフレ動向を考慮しての措置と発表。生産部門からは思い切った引き下げを求める圧力があったが、今回も期待に沿わず、引き下げ幅は慎重なものであった。ブラ ...
続きを読む »公共投資は国家資産=政府、会計処理変更を提案
4月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】政府は国際通貨基金(IMF)に対し、インフラ整備への資金投下を国家資産として会計処理する提案を行った。IMFは十一日、同提案に対し難色を示す回答をしてきた。IMFと合意した財政黒字を計上するために政府は、財政投融資の大幅削減を行った。 インフラ整備への資金投下を極端に削 ...
続きを読む »FTAA交渉を断念=途上国との貿易協定急ぐ
4月6日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】四月一日にブエノスアイレスで行われたFTAA(米州自由貿易圏)交渉が行き詰まった後、ブラジル政府は事実上、同交渉を断念する決断を下した。 バルボーザ元駐米ブラジル大使はブエノスアイレスでの交渉行き詰まりはブラジルの強固な態度ではなく、米国の融通のなさによるとみている。 ブ ...
続きを読む »メルコスルの若者ら日本へ研修に=コチア農校から6人=国際農業者交流協会受入れ
3月27日(土) サンパウロ州ジャカレイ市にあるコチア農業学校Escola CooperCotiaで実施されてきたメルコスル諸国の農業後継者研修の修了生の中から、六名が選抜されて四月六日から日本で始まる実技研修に参加することが決定した。 メルコスル農業後継者研修は、オイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)が米州開発銀行(本 ...
続きを読む »リベルタドーレス杯 サンパウロ、敵地で辛勝=決勝トに向け前進
3月26日(金) サッカーリベルタドーレス杯の予選リーグで二十四日、サンパウロFCはチリのコブロレアを二対一で下し、決勝トーナメント進出に向け大きく前進した。 二千二百メートルの高地に加え、十度を切る気温といった慣れない環境での試合だけに、サンパウロの動きはいま一つ。相手のさえない動きに付け込み、前半に二点を挙げたものの、相 ...
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