「今から自分たちの憲法を作るんだ!」という意気揚々としたチリのニュースを聞きながら、国民の勇気をうらやましく思った。世界でも「SNS時代初の憲法」として注目されている。 というのも、本紙2019年11月19日付《憲法改正したら「人権は守られなくなる」のか?》(https://www.nikkeyshimbun.jp/2019 ...
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《記者コラム》両院議長選の本当の勝者はセントロン
2月1日の両院議長選の結果を「ボルソナロ大統領の勝利」と見る向きもあるが、「本当の勝者はセントロン」という政治評論家は多い。別の言い方をすれば「現政権はセントロンに乗っ取られた」のかもしれない。
続きを読む »《記者コラム》ボルソナロを利用したいビジウヨたち
ここのところのブラジルでの政界の報道を聞いていると、「この国もビジウヨが極右を利用し始めているのだな」ということがうかがわれる。「ビジウヨ」とは、「ユーチューブやSNS等を使ってネット右翼を扇動してお金儲けにつなげる人たち」のことだ。 コラム子にそう思わせることが2つある。ひとつは「セントロンのボルソナロ大統領の接近」、そし ...
続きを読む »《ブラジル》上院議長戦でパシェコ氏優位=珍しく現職、大統領、PTが揃って推薦
2月に行われる上院議長選で、ボルソナロ大統領と労働者党(PT)の推薦を得ているロドリゴ・パシェコ上議(民主党・DEM)が、日増しに有利になってきている。12日付現地紙、サイトが報じている。
続きを読む »《ブラジル》上院議長選=連邦政府が後任候補に難色=民主党所属のパシェコ氏=テメル罷免に前向きだった過去=気になる大統領長男の扱い
来年2月に行われる上院議長選後、大統領長男フラヴィオ上議(共和者・RP)の罷免問題をめぐる動きが活発化する可能性が強まり、連邦政府が強く懸念しはじめていると、21日付G1サイトなどが報じている。
続きを読む »《リオ》今度は州現職局長・元局長を逮捕=あのジェフェルソン氏娘も=3千万レアル横領?
11日、リオ州市警とリオ州検察局が社会福祉関連の不正疑惑の捜査を行い、リオ州教育局長のペドロ・フェルナンデス氏を逮捕した。クリスティアーネ・ブラジル元下議(ブラジル労働党・PBT)にも逮捕状が出され、本人が午後、警察署に出頭した。彼女は2カ月後のリオ市長選に立候補している。ここの所、続々と市長候補者に捜査の手が伸び、リオ政界に ...
続きを読む »安倍総理辞任を惜しむ声=日系議員からも続々と=「ムイント・カリスマ」
安倍普三首相の辞任表明のニュースは日系人政治家の間でも大きな反響を呼んでいる。安倍首相が来伯した2014年には、日系諸団体で歓迎会が文協ビルで催され、日系人政治家30人が来伯を祝すために駆けつけた。 主だった日系政治家に総理辞任を惜しむ声を取材した。 当時の歓迎会に参加していた政治家のひとり、安部順二(あべ・じゅんじ)元連邦 ...
続きを読む »《ブラジル》通信省を復活させ、SBT社主の娘婿を大臣に=セントロンにトップ閣僚職与える
ボルソナロ大統領は10日、4年前に廃止された通信省を復活させることを発表し、ファビオ・ファリア氏(社会民主党・PSD)を通信相に指名した。これは、大統領がこのところ接近中の中道勢力「セントロン」にトップ閣僚職を与えることを意味する。また、大統領は選挙公約で省庁削減を宣言していたが、省庁数はさらに増加する可能性がある。10、11 ...
続きを読む »【2020年新年号】ボルソナロ政権=「不戦敗」続きの1年目=醜聞、失言、対立激化が次々と=本人の政治的成果はどこに?
「追い風を全く生かし切れなかった」。ボルソナロ政権の1年目を評すると、このような感じか。就任1年目の12月の時点での同政権の支持率は30%で、不支持率は36%(ダッタフォーリャ調べ)。これは、1990年以降の選挙で選ばれた大統領の、就任1期目の1年目の数字としては過去最低となった。なぜ、そんなことになってしまったのか…。これか ...
続きを読む »関根隆範氏を偲んで=ブラジル柔道と共に歩んだ同志=ブラジル講道館柔道有段者会 名誉会長 岡野脩平
10月30日の朝、私の携帯の呼び鈴は鳴りやまなかった。 友人、知人、柔道関係者たちから、関根隆範氏の、日本での急死を知らせる電話であった。 10月3日、サンパウロ州柔道連盟アレシャンドレ会長と共に、30人の若手柔道家を引率して訪日した。ブラジル公教育に現在、柔道を導入するプロジェクトを推進していただいている日本国スポーツ庁 ...
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