民主社会党(PSDB)の次期党首選は、当初の出馬候補が断念したことにより、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事が新党首になる方向で実質一本化し、同氏が大統領選出馬に大きく前進することとなった。27日付現地紙が報じている。 新党首選出は12月9日の党大会で行われる予定だった。だが、それを待たずして、候補だったタッソ・ジェレ ...
続きを読む »テメル大統領 関連記事
《ブラジル》年金改革=「2月になるかも」とマイア議長発言=不成立なら、経済に打撃
【既報関連】ブラジル政府は年内の年金改革法案下院承認を目指しているが、賛成票の取りまとめ役を期待されているロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)は27日、年内に2度の承認を得るのは難しいと述べたと、28日付現地紙が報じた。 エンリケ・メイレレス財相はこの発言に即刻反応し、「12月6日(同議長が数日前に目処として上げた日付 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル政権=中道右派連合で来年選挙へ=好景気材料に逆転狙う=大統領候補有力はメイレレス=本人が再出馬する可能性も
テメル大統領が、社会保障制度改革推進や来年の選挙を焦点に、民主運動党(PMDB)を中心とした中道右派の大きな連立を組もうと目論見はじめていると、25日付現地紙が報じている。 来年10月の大統領選を巡る世論調査では、ルーラ氏(労働者党・PT)とジャイール・ボルソナロ氏(愛国党)の一騎打ちのように報じられている一面がある。
続きを読む »《ブラジル》テメル大統領に退院許可=カテーテル治療の予後順調
テメル大統領が27日朝、サンパウロ市のシリオ・リバネス病院を退院し、昼前にはブラジリアに向かったと同日付現地紙サイトが報じた。 大統領は24日夜、カテーテルを利用した心臓の血管治療(経皮的冠動脈形成術)を受けた。心臓科医のロベルト・カリル・フィーリョ氏によると、大統領は心臓の冠動脈3本がほぼ90%詰まり、心筋梗塞を起こす可能 ...
続きを読む »《ブラジル》年金改革成立の可能性微増?=市場関係者らが私見示す
ブラジル政府最大の課題である年金改革は、5月のテメル大統領の汚職疑惑発覚や、その後のブラジル検察庁による、2回に及ぶ大統領への起訴と、議会による審理継続棄却などで、スケジュールも大幅に遅れ、大統領への求心力も低下。連立与党内の結束も大いに揺らぎ、議会可決も危うくなった。 国家財政の健全化のため、また、ブラジル経済を再び上昇気 ...
続きを読む »東西南北
23日付現地紙によると、来年の大統領選出馬が噂されているテレビ司会者のルシアノ・フッキ氏に対する好感度が急上昇しているという。調査団体イプソスが行った最新の世論調査によると、大統領選出馬が予想される政治家のほとんどが60%以上の人に嫌われているのに、フッキ氏だけは32%と圧倒的に低い。また、好感度は、9月に行った前回調査の43 ...
続きを読む »《ブラジル》年金改革=なんとか通る?ミニ改革=得票も時間的期限もギリギリ=セントロン説得の行方いかに
【既報関連】年金改革を含む社会保障制度改革(以下、年金改革)に関する議会との折衝が始まってほぼ1年、ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)は22日、年金改革成立のために更なる努力を行ったと、同日付現地各紙が報じた。 これは、年金改革に賛成するよう要請するために、テメル大統領が22日の夜に行う、与党議員を集めての夕食会 ...
続きを読む »世界銀行=ブラジルの公共予算の使われ方をチェック=「もっと効率性を高め、不当な特権を廃止せよ」と耳の痛い指摘
世界銀行は21日、ブラジルの公共支出を八つの分野に分けて分析した報告書を、エンリケ・メイレレス財相とジオゴ・オリヴェイラ企画相に渡した。 この報告書では、予算の額はふさわしいか、予算は効率的に使われているか、社会正義の観点に則っているかの、三つの側面で評価されているが、結果は必ずしもブラジルにとって好意的ではなかった。
続きを読む »《ブラジル》テメル大統領がマイア下院議長に再接近=新都市相に腹心人物で誠意=BNDES総裁人事も配慮?=社会保障改革に協力不可欠
社会保障制度改革などを連邦議会で通過させることを目的に、テメル大統領が、ロドリゴ・マイア下院議長に近い人物を都市相に選ぶなどの策に出ていると、20日付現地紙が報じている。 テメル大統領は19日、マイア議長宅を訪れて、昼食を共にした。そこには、先週末、大統領から次期都市相就任を正式に要請されたアレッシャンドレ・バウジー下院議員 ...
続きを読む »《ブラジル》国内自動車産業振興策のROTA2030、来年からの実施を先延ばし=EUとの交渉に配慮?=国内自動車業界の要請も=「財相が反対する」と大統領は暗喩
ブラジル連邦政府は16日、今年末で期限が切れる国内自動車産業活性化計画、Inovar―Autoに代わり、来年から導入される予定だったRota2030の実施を、南米共同市場(メルコスール)と欧州連合(EU)との間で進行している通商交渉の締結まで先送りする意向を示したと、17日付現地紙が報じた。 今年12月31日に期限切れとなる ...
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