10日には下院の憲政委員会(CCJ)で、テメル大統領(民主運動党・PMDB)に対する2度目の告発受け入れに関する報告官の意見書が提出され、11日には最高裁でアエシオ・ネーヴェス上院議員(民主社会党・PSDB)が停職処分に当たるか否かの基準となる憲法違反行為(ADI)についての審理が行われるなど、ブラジルの政界の動きが慌ただしい ...
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《ブラジル》社会保障改革=更に緩い内容に変更の動き=1年後の選挙を睨み賛成派議員は減少か
【既報関連】ミシェル・テメル大統領に対する2度目の告発問題が取りざたされる中、上下両院の政府リーダーらが、連立を組む政党の議員たちに新たな社会保障制度改革案を提示したと、10日付現地紙が報じた。 政府側は、下院が大統領への告発受け入れ拒否を決めた後の11月に、社会保障制度改革案を下院本会議にかけることを狙っている。
続きを読む »政治改革法案=問題視される2つのポイント=政党負債の分割払上限案=ネット上の中傷への検閲行為=果たして大統領の採択は?
5日、下院と上院では政治改革法案の最後の審議が行われた。同日承認された修正案の中には、政党の負債や罰金の分割払いや、インターネット上の宣伝活動で他の候補者に対する個人攻撃などを行った場合は、「フェイクニュース対策」などの観点から法的判断なしに検閲(差し止め)できるようにすることなどが盛り込まれている。6日付現地紙が報じている。 ...
続きを読む »《ブラジル》移民110周年=日系社会が一つとなって祝う体制に=歩調合せ、パラナは日程調整も=プロミッソンも準備着々と
【既報関連】翌年の移民110周年記念式典が、サンパウロ州とパラナ州の両州で7月21日予定として重複していたことに関し、先月28日、両州の祭典委員長らの間で会合が開かれ、パラナ州側が式典予定を19、20日に前倒しすることで合意した。日系社会の内輪もめとも捉われかねなかった本件も早急に解決され、日系社会が一丸となって大祭典を祝う体 ...
続きを読む »《ブラジル》下院が20億レの選挙ファンド承認=企業献金に代わる政治資金に=不利になる少数政党は反対も=このほかの政治改革も進む
下院は4日、政治改革の焦点の一つでもあった、20億レアルの選挙用ファンド設立を、賛成多数で可決した。テメル大統領が採択すれば、2018年の選挙から適用されることになる、5日付現地紙が報じている。 このファンドは、規模の大きな政党としては是が非でも成立させたいものだった。それは2015年に、最高裁が企業による政治献金を違法とす ...
続きを読む »《ブラジル》ミナス州北部=保育園の夜警が燃料撒き放火=幼児4人と教師1人が死亡
ミナス・ジェライス州北部のジャナウーバ市の保育園で5日朝、子供や教師が集まっている最中に夜警が燃料を撒き、火を放つという事件が起き、幼児4人と教師1人が死亡、約40人が負傷した。 同日付現地紙サイトによると、事件が起きたのは、同市リオ・ノヴォ区の市立保育園ジェンテ・イノセンテだ。 放火したのは、2008年から同保育園の夜警 ...
続きを読む »《ブラジル》全国中小企業の日=テメル大統領、国内の労働者たちを賞賛
ミシェル・テメル大統領は、10月4日のブラジル全国中小企業の日、記念式典に参加した。 同大統領は、中小企業(MPE)はブラジル全体の企業数の98%を占め、国内総生産(GDP)の27%と、雇用の6割はMPEが生み出しているとし、「中小企業の社主たちは、テレビに出てインタビューを受けたりはしない。しかし、より良い暮らしやより良い ...
続きを読む »《ブラジル》ドッジ検察庁長官がテメルからの事情聴取許可を要請=港湾企業巡る大統領令疑惑で=ロウレスを介して見返り収賄?=気になるロドリマール社との関係
連邦検察庁のラケル・ドッジ長官は2日、テメル大統領(民主運動党・PMDB)が、今年5月に出した港湾部門に関する大統領令でロドリマール社に便宜を図ったとの疑惑に関し、大統領から事情聴取を行う許可を最高裁に要請した。3日付現地紙が報じている。 港湾部門での疑惑は、JBS社の供述に基づいて5月18日に行われたパトモス作戦の際、連警 ...
続きを読む »《ブラジル》大統領選世論調査=ルーラが圧倒的大差で1位=ボルソナロとマリーナ続く=元大統領不出馬ならシロか?=ドリアとアウキミンは同点
ダッタフォーリャによる最新の世論調査によると、ルーラ元大統領(労働者党・PT)は、収賄などで有罪判決を受け、続々と起訴もされているにも関わらず、来年10月の大統領選挙で圧倒的な支持率で1位となっている。1日付フォーリャ紙が報じている。 9月27、28日に全国194市、2772人を対象に行った調査で、ルーラ氏は、同氏がPT候補 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル告発問題=憲政委の報告官にボニファーシオ氏=党割る任命にPSDB激怒=親アエシオ派の長老議員=連立与党離脱か否かの時期に
下院の憲政委員会(CCJ)が28日、テメル大統領(民主運動党・PMDB)の告発問題に関する報告官をボニファーシオ・デ・アンドラーダ下議に決めたが、同下議が所属する民主社会党(PSDB)が心象を害し、やめさせようと圧力をかけたと29日付現地紙が報じている。 今回の報告官選出に関し、PSDB党内では憤慨する声があがっている。それ ...
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