ブラジルのミシェル・テメル大統領は22日、首都ブラジリアで開かれた第28回ブラジル鉄鋼業界会議に参加し、「社会保障制度改革を諦めない」と発言したと、同日付ニュースサイトG1が報じた。 政府は昨年のうちに同法案を議会に送付したが、未だに議会を通過していない。
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《ブラジル》PSDB=タッソ党首代行の辞任求める声高まる=政党放送めぐり、党内が分裂=背後に大統領選候補争いも
先週放送された政党放送をめぐり、民主社会党(PSDB)内が分裂状態となり、休職中のアエシオ・ネーヴェス党首の派閥がタッソ・ジェレイサッチ党首代行の更迭を求める事態となっている。22日付現地紙が報じている。 事の発端は、先週、テレビやラジオで全国に流れたPSDBの政党放送で、テメル現政権を「略式任命で得られたに過ぎない大統領政 ...
続きを読む »ベネズエラ=ルイーザ元検察員がブラジルへ=メルコスル検察会議に参加か
ベネズエラのマドゥーロ政権の反対勢力の一人であるルイーザ・オルテガ元検察庁長官が、同国下院議員の夫と共にコロンビアに逃亡した後、ブラジルに向かっていると21、22日付ブラジル国内紙が報じている。 ルイーザ検察員は、ベネズエラの最高裁が議会の立法権を奪うなどの暴挙に出た3月以降、同国政府と距離を置き始め、オデブレヒト絡みの汚職 ...
続きを読む »《ブラジル》政府負債がGDPの約80%に=22年まで継続して増加とも=州や市の返済遅れが原因=「議会や国民が無理解」とも
ブラジル政府の負債が国内総生産(GDP)の80%近くを占め、負債がGDPに占める割合は向こう4年間は拡大し続けそうだと、19、20日付現地紙が報じている。 国際通貨基金(IMF)が発表した最新データによると、2016年のブラジルの負債はGDPの78・3%に上っていたことが明らかになった。
続きを読む »《ブラジル》財政目標見直し余波=たった7年で15年分の黒字がゼロに=14~20年で8千億レ超の赤字=支出抑制だけでは不十分=与党内からも厳しい声
【既報関連】今年から2020年にかけての政府の基礎的財政収支目標が赤字幅拡大の方向に変更されたため、1999年のカルドーゾ政権時代から積み重ねてきた財政黒字が2020年で全て吐き出されると17日付現地各紙が報じた。 ブラジルは1999年から2013年までの15年間にわたって基礎的財政収支で黒字を計上し続け、その総額は8016 ...
続きを読む »《ブラジル》ルーラが恒例の北東部遊説スタート=有罪判決後、特に重要に=今回は前途多難との説も
来年の大統領選を見据え、ルーラ元大統領(労働者党・PT)が17日より9月11日まで、ブラジル北東部9州でのキャンペーンを行っている。同氏にとっては選挙戦略上、重要な恒例行事だが、今回の遊説は以前のように楽なものではないと17日付現地紙が報じている。 ルーラ氏が北東部巡りをはじめたのは1993年からで、この遊説で築いた地盤が大 ...
続きを読む »《ブラジル》JBS社の報奨付供述に隠匿有り?=不正融資疑惑で追徴10億レアル=社のイメージ低化避けられず=第2四半期決算で利益8割減
【既報関連】ジョエズレイ・バチスタ氏と、同氏が社主を務め、食肉大手のJBSなどを所有するJ&Fインヴェスチメントス社(J&F)の幹部たちが、報奨付供述の際に隠し事をしていたことを、14日に連邦検察庁のイヴァン・マルクス検事が明かしたと、15日付現地紙が報じた。 J&Fは食肉大手JBS社やエルドラードス・セルロース社などを保有 ...
続きを読む »《ブラジル》セントロンが大統領告発阻止の褒美に固執=役職くれねば改革を妨害=「不忠誠党の役職よこせ」=130億レ回収案も宙に浮く?
下院の会派「セントロン」系列の政党が連邦政府に対し、大統領に忠誠を誓わない政党の大臣職を自分たちに譲るよう迫り、それが実現しない場合は税収で政府に大損害を被らせる行動に出ると脅しをかけていると、10日付現地紙が報じている。 エドゥアルド・クーニャ前下院議長が取りまとめた下院会派「セントロン」を構成する、進歩党(PP)、社会民 ...
続きを読む »《ブラジル》正規雇用=7月は3万5千余の増加=農業以外の部門でも改善=成果を喧伝したい政府が前倒し発表
ブラジル労務省は9日、全就労・失業者台帳(Caged)のデータを基に、7月は正規雇用が3万5900人分増加したと発表したと、10日付現地各紙が報じた。 毎年7月は雇用が生まれにくい傾向があるにも関わらず、正規雇用が増えたことは、経済関係者たちを驚かせている。また、最近の正規雇用の増加は農業部門に限られていたのに、7月は製造業 ...
続きを読む »東西南北
ここ数日は、細かいながらも政界で様々な動きがあった。8日夜は、テメル大統領がラケル・ドッジ次期検察庁長官と22時過ぎにスケジュール外の会合。その姿をまるで芸能人へのパパラッチ写真のようにグローボ局に撮られてしまい、ドッジ氏にとっては手厳しい洗礼が浴びせられた。その一方、アエシオ・ネーヴェス氏は、かねてから疑われていたミナス・ジ ...
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