28日のゼネストで、通勤・通学の手段を奪われた人は多いが、テメル大統領やサンパウロ州のアウキミン知事、サンパウロ市のドリア市長などは一様に、欠勤者には減点、減給との方針を示している。労働者の中には、人が群がるバス停で自分も含めた写真を撮り、「証拠があるから帰る」と帰宅した人もいる。バスは走っていない上、自宅勤務を認めた会社や欠 ...
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《ブラジル》労働法改正=賛成296票で下院が承認=審議の場は今後上院へ=「改革を進める」と大統領
【既報関連】26日夜、労働法改正案が下院本会議で、賛成296票、反対177票で可決されたと27日付現地紙が報じた。 労働法改正案の審議を迅速に行うため、与党は18日に「同案を優先事項として審議する」ための動議を出したが否決。しかし、翌19日にもう一度緊急動議を提出して可決に持ち込み、審議、承認のスピードアップを図っていた。
続きを読む »リオ有数のスラム街で騒乱が悪化=「政府の援助が必要」と州知事
リオデジャネイロ市北部のスラム街、アレモン複合ファヴェーラ(以下「アレモン」)で、21日以降、銃撃戦が続き、既に5人の死者が出ていることを受け、フェルナンド・ペゾン・リオ州知事(民主運動党・PMDB)は「リオ州治安改善のために連邦政府の援助が必要だ」と語った。27日付現地ニュースサイトが報じている。 21日夜からのアレモンで ...
続きを読む »《ブラジル雇用情勢》失業が雇用を6.3万件超上回る=ショック緩和に躍起のノゲイラ労相
労働省が作成した3月の全就労・失業者台帳(Caged)によると、3月の新規正規雇用者数から、正規雇用を失った人の総数を引いた数が、マイナス6万3624件だったと21日付現地紙が報じた。 2月の正規雇用は3万5600件増えており、22カ月ぶりの正規雇用者数上昇により、政府、経済関係者に広がっていた早期景気回復への期待はくじかれ ...
続きを読む »東西南北
23日はフランスで大統領選挙の一次投票が行われ、ブラジルでもニュースやネット上でかなり注目を集めた。ブラジルでは、他国のことなのに自国の現状と比較して批判などをしはじめる人が少なくなく、元財相のマクロン氏と極右のル・ペン氏が決選投票に進むとわかると、「極右が強い今だからこそ、(リオ州選出の下院議員で大統領選出馬も言われている) ...
続きを読む »《ブラジル》移民法が上院を通過=テメル大統領の裁可待ちへ
ブラジル連邦上院議会は18日、賛成43票、反対4票、棄権1で、新移民法(昨年12月9日付本紙では「移民法改定案」と表記)を承認した。今後ミシェル・テメル大統領の裁可を待つ。 同法はブラジル国内への移民と、訪問者の義務と権利を定め、入国、滞在の規定を確立すると共に、外国人に関する公共政策上の原則と指針を制定したものだ。 同法 ...
続きを読む »《ブラジル》州財政再建法案が下院を通過=変更案審議の後上院へ
ブラジル連邦下院は18日、国内各州の財政再建計画(RRF)に関する基本法案を承認したと、19日付現地紙が報じた。 同法案の審議は4度延期されていたが、賛成301票、反対127票、棄権7で可決された。 同法案は、財政非常事態宣言を行った州に、政府に対する負債返済を3年間差し止めることを認める内容になっている。しかし、そのため ...
続きを読む »フランシスコ・ローマ法王法王がブラジル訪問を拒否=政府の社会保障制度改革に反対し
フランシスコ・ローマ法王が、テメル大統領からのブラジル招待を断っていたことが明らかとなった。19日付現地紙が報じている。 テメル大統領がフランシスコ法王にブラジル訪問の招待を提出したのは昨年末だ。今年は聖女アパレシーダ像にまつわる最初の奇跡から300周年にあたるため、アパレシーダの祝日でもある10月12日の再訪問をと望んでい ...
続きを読む »東西南北
オデブレヒトのデラソンによる、大物政治家たちがラヴァ・ジャットに関与していたとの報道が続々と流れて世間をにぎわせる中、元下院議長で現在逮捕中のエドゥアルド・クーニャ被告や元財相、官房長官のアントニオ・パロッシ被告もデラソンに応じる構えを見せている。クーニャ氏は既に、「テメル大統領がオデブレヒトとの会合を手配した」などと言う手紙 ...
続きを読む »《ブラジル》「賢人会議」で重要課題を議論=交通・輸出回廊の整備を優先=経済連携協定締結を目指す
リオ市で5日、『第7回日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議』が行われた。同会議では日本商工会議所(東京都千代田区)の三村明夫会頭(新日鉄住金(株)相談役名誉会長)やカルロス・マリアーニ・ビテンクール石油化学工業連盟会長が座長を務め、両国の経済界主要人物らが日伯の経済関係強化を目的に最優先課題について議論した。参加者らは都市交 ...
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