ここ連日のジェデル・ヴィエイラ・リマ大統領府総務室長官のトラブルが、遂に自身にも飛び火してしまったテメル大統領。今回のカレロ前文相への圧力疑惑で、野党側からは早速「罷免を!」と叫ぶ声があがっている。PTをはじめとした野党勢力からすれば「ジウマ氏を罷免に追いやった仇」と言いたいところだろう。ただ、「圧力か仲裁か」は意見の分かれる ...
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文協がポ語大作の刊行祝う=日伯の基盤強化に願い込め
昨年の外交120周年を記念し編纂されたポ語書籍「インテルカンビオ・クルトゥラル・ブラジル・ジャポン」の刊行を記念し、文協ビルの移民史料館で17日、出版祝賀会が行なわれた。 同書は日伯両国の更なる関係強化を願い文協から上梓された労作で、全32章からなる。文化を広義的に捉え政治、学術、体育、料理、礼儀、商工業、厚生など広範囲の日 ...
続きを読む »下院でジェデル擁護の動き=連立与党が一致団結=大統領倫理委の調査もなし?=テメル政権を不安視する声も
自身の利権の絡んだバイア州の高級コンドミニオの建設認可を強要した疑惑で窮地に追い込まれているジェデル・ヴィエイラ・リマ大統領府総務室長官(民主運動党・PMDB)を守ろうと、22日、連立与党の下院議員たちが協力体制を敷いた。ジェデル氏を巡る疑惑について調査すると決めたはずの大統領倫理委員会の中でも同氏を保護する動きが出て、波紋を ...
続きを読む »ジェデル=辞任逃れるも立場危うく=大統領府倫理委で調査必至=PEC241の調整役だが=古くから地元で不正の体質
【既報関連】18日に辞任したマルセロ・カレロ前文相に不正疑惑を暴露されていたジェデル・ヴィエイラ・リマ大統領府総務室長官(民主運動党・PMDB)に関し、ミシェル・テメル大統領は21日に閣内残留の判断を下したが、疑惑に関する調査進展は避けられない状況になり、同長官の今後はかなり危ういものとなった。22日付エスタード紙が報じている ...
続きを読む »ブラジル連邦政府=GDP成長率予測を下方修正=今年の下げ幅大きく、来年の伸び幅少なく=税収減少を懸念する声も
ブラジル連邦政府は21日、今年と来年の国内総生産(GDP)成長率予測を下方修正したと、22日付現地紙が報じた。 今年のブラジルGDP成長率はマイナス3%の予測だったが、マイナス3・5%に、来年のGDP成長率も、プラス1・6%の見込みがプラス1%に、それぞれ下方修正された。 ブラジル財務省のファビオ・カンチュック経済政策局長 ...
続きを読む »企業家版「ブラジルのトランプ」が大統領選出馬を希望?=同系列番組出身のジュストゥス氏
ブラジル有数の成功したビジネスマンとして知られるロベルト・ジュストゥス氏が、同じ系列のリアリティ・ショーに出演していたアメリカのドナルド・トランプ氏の大統領当選に続けとばかりに、18年の大統領選への出馬を考え始めたことが明らかとなった。 ジュストゥス氏はブラジル広告界の大物だが、同氏は、トランプ氏が出演していたことで知られる ...
続きを読む »文化相辞任の裏に新たな疑惑=大統領府総務室長官が圧力=所有物件ある建物の認可強要?=歴史遺産地の謎の高層ビル
18日、マルセロ・カレロ文化相が辞表を提出し、5月のテメル政権発足後、5人目の大臣辞職となった。だが、辞任に際し、テメル大統領と近い間柄のジェデル・ヴィレイラ・リマ大統領府総務室長官(民主運動党・PMDB)が、バイア州サルバドールに建てている超高層ビルに所有物件があることを理由として、建設認可を出すよう、何度も圧力をかけたこと ...
続きを読む »カブラル逮捕=リオ州のみならずブラジルに衝撃=政治腐敗で崩壊した州財政=ジウマはかつての蜜月否定も=PMDB内にも打撃確実
17日のセルジオ・カブラル前リオデジャネイロ州知事の(民主運動党・PMDB)逮捕は、リオ州ならびに国政に大きな波紋を投げかけている。18日付現地紙が報じている。 カブラル前知事の逮捕は、リオ州が財政破綻に陥っている状況下、衝撃を持って迎えられた。 2007~14年に同知事政権が行った連邦政府の資金による公共事業中、サッカー ...
続きを読む »〈ブラジル〉政府の臨時収入に群がる各州=レパトリアソン法来年分まで分配の議論に=〃取らぬ狸の…〃は実現するか?
テメル大統領(民主運動党・PMDB)は、財政危機に瀕する各州を救うため、年明けに再施行が予定されているレパトリアソン法による収入から、前倒しで資金を各州に配分する事を検討していると、18日付現地紙が報じた。 レパトリアソン法は、国外に不当に隠している未申告資産を申告し、15%の所得税と15%の罰金を支払えば合法化されるものだ ...
続きを読む »〈ブラジル〉「軍政復帰」求め下院占拠=議会は共産主義的だと主張=燻る火種に不安募らす政府
ブラジル連邦下院で16日、汚職防止法案の報告官であるオニキス・ロレンゾーニ下議(民主党・DEM)の提出した意見書を〃骨抜き〃にするべく、各政党は連携の道を探っていた。これは、汚職容疑の捜査、特にラヴァ・ジャット(LJ)作戦を弱体化させる可能性があるものだった。 それに対して不満を抱く50人ほどの集団が、午後3時半頃、下院本会 ...
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