4日、サンパウロ市パウリスタ大通りで、反テメル大統領の大規模なデモが行われ、参加者たちが大統領を新たに選ぶ再選挙を求めた。5日付伯字紙が報じている。 8月31日のジウマ前大統領の罷免当日から、労働者党(PT)支持者や労働組合員を主体とした反テメル・デモが連日のように行われているが、4日に行われたものは事前に開催が予告されてい ...
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安倍首相「緊密な協力深めたい」=テメル大統領と首脳会談
G20杭州サミット出席のために中国の杭州を訪問中の安倍晋三首相は5日午前(現地時間)、テメル大統領と首脳会談を行った。 5日付日本国外務省サイトによれば、首相はまずリオ五輪の成功を祝福し、《ブラジルは世界最大の日系社会を有し、民主主義、法の支配といった基本的価値観を共有する大切なパートナーでありグローバルなレベルで緊密な協力 ...
続きを読む »パウリスタ大通りの二つの顔
日曜日午後、パウリスタ大通りの二つの顔を見た。午後2時頃パラリンピックの聖火リレーが通ったとき、平和そうに手を振り写真を撮る人々と、警備をする軍警の長い列を見た。 3時間後、サンパウロ美術館(MASP)前に赤色の服を着た人々が集り、反テメル大統領デモが始まった。デモ参加者は地下鉄を降りた瞬間に叫び歌い始め、駅構内まで抗議集会 ...
続きを読む »中国=ブラジルに150億レの投資=テメル新政権には朗報=マラニョンでの製鉄事業など=習近平主席と会談も
テメル大統領(民主運動党・PMDB)は現地時間の2日朝(ブラジリア時間1日夜)、4日から行われるG20サミットに参加するために開催地の中国入りした。同大統領にとって、中国訪問の最大の目的は国内の政局安定化をアピールすることだが、中国側は既に、インフラ設備などのために150億レアルの投資を行うことも発表している。2日付伯字紙が報 ...
続きを読む »東西南北
8月31日のジウマ前大統領の罷免後も、なかなかブラジルは収まらない。ジウマ氏は最高裁に罷免無効を訴える訴訟を起こし、逆にテメル大統領の民主運動党(PMDB)と民主社会党(PSDB)は、罷免後もジウマ大統領の政治生命維持を認めたことに対する訴訟を起こした。レヴァンドウスキー長官がジウマ氏の政治生命に関する投票を行うのを許したこと ...
続きを読む »テメル=いきなり波乱の幕開け=国民にはブラジル復興約束も=ジウマ救ったレナンに激怒=気になる旧野党勢の動向
ジウマ前大統領(労働者党・PT)の罷免が決まった8月31日、テメル大統領(民主運動党・PMDB)は就任挨拶を行い、ブラジルの再建を誓った。だが、レナン・カリェイロス上院議長(PMDB)らがジウマ氏の政治生命を残すよう裏で動いたことで、様々な対立要素を残す波乱の幕開けにもなった。1日付伯字紙が報じている。 8月31日夜、全国の ...
続きを読む »GDP6四半期連続で縮小=来年こそ成長に転じるか?=17年予算も赤字不可避
地理統計院(IBGE)が8月31日、第2四半期の国内総生産(GDP)の成長率は前期比マイナス0・6%、昨年同期比同3・8%で、前期比では6期連続のマイナスだったと発表したと1日付伯字紙が報じた。 近年のブラジルでは、13年第4四半期と14年第2四半期もGDPが前期比でマイナス(14年第3四半期は0%)となっている。 市場で ...
続きを読む »ジウマ罷免後に抗議活動=久々にBBの破壊行為も
ジウマ前大統領の罷免が決定した8月31日、全国各地でジウマ氏支持者による抗議活動が行われ、暴力的な被害を受けた場所も出た。1日付伯字紙が報じている。 サンパウロ市における政治的抗議活動の中心地、パウリスタ大通りでは、ジウマ氏の罷免直後、それを祝う会も行われた。ミシェル・テメル大統領の親しい友人でもあり、民主運動党(PMDB) ...
続きを読む »東西南北
8月31日のジウマ前大統領の罷免をめぐっての反応は対極に分かれている。米国やアルゼンチンなどは、「審理の結果を尊重する」としたのに対し、キューバ、ベネズエラ、エクアドル、ボリビアなどはジウマ氏が唱え続けている「ゴウピ」という言葉に追随し、「大使館を引き払うのも辞さない」などのコメントを出している国もある。見事なまでに、右か左か ...
続きを読む »ジウマ大統領ついに罷免=コーロル氏に次ぐ2人目=政治生命は救われるも=テメル氏が正式に就任
8月31日、ジウマ大統領(労働者党・PT)の弾劾裁判において、上院は61対20の大差で同大統領の罷免を承認、92年のフェルナンド・コーロル氏以来、2人目の大統領罷免となった。だが、ジウマ氏が今後も公職に就くことは認められた。今回の結果を受け、ミシェル・テメル氏(民主運動党・PMDB)は同日午後、正式に新大統領に就任した。8月3 ...
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