ピメンタ景気によってトメアスー移住地の人々が豊かになった63年、元さんは帰化した。農場では一時期、常時80人を雇用するほどの隆盛を誇った。 「政治的にも強くなろう」という当時のトメアスー文化協会(現トメアスー文化農業振興協会)の会長、大沼春雄の呼び掛けで、元さんの他にも何人かが帰化した。 同年、トメアスーの日系人から、初め ...
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大耳小耳
日伯協会(三野哲治理事長)=兵庫県神戸市所在=会報『ブラジル』984号(7月発行)を見ていたら、駐日ブラジル全権大使のエドゥアルド・パエス・サボイア氏の着任挨拶がでていた。来年は東京五輪の年であるのと同時に、在日ブラジル人にとっては「コミュニティ30周年」の記念の年だとか。1990年のコーロル・ショックでブラジル経済は凍結して ...
続きを読む »宮沢和史「世界中にオキナワがある」=おきなわ祭りで初公演!=「島唄」やボサノヴァも披露
「再来年の『世界のウチナーンチュ大会』でまた会いましょう!」――アンコールに応えた宮沢和史(53、山梨県)は、そう会場に呼びかけた。今月3、4両日に沖縄県人会、沖縄文化センター、沖縄県人会ビラ・カロン支部(小波津セルジオ会長)が共催する『第17回おきなわ祭り』(上原マリオ正実行委員長)がサンパウロ市営サッカー場で行われ、特別ゲ ...
続きを読む »西森ルイス下議=G20でボルソナロ大統領と訪日=日本とのEPA締結に熱意=「社会保障改革、税制改革通す」
大阪市で行われたG20サミットに参加するため、6月27~29日に訪日したジャイール・ボルソナロ大統領に同行した西森ルイス弘志連邦下院議員(70、二世、PR)。G20の裏話や、今後の連邦議会の方向性について聞いてみた。 「あんなに警備が厳重なのを初めて見た。どこを見ても警官がズラリ。すごかったね」――開口一番、西森下議はG20 ...
続きを読む »日伯をつなぐ、知られざる名曲の数々(迷曲も)
「鐘が鳴ります 耕地の鐘が ほのぼの明けた 空に鳴る」―ブラジル熟年クラブ連合会(上野美佐雄会長)の『第43回熟年クラブ芸能祭』が7月28日にサンパウロ市の静岡県人会館で開催され、数十年ぶりに合唱曲「幸せがいっぱい」(会田尚一作詩)が披露された。 それを聞いた、夫の仕事の関係でブラジル駐在3度目の中村八大の娘Aさん(匿名希望 ...
続きを読む »CIATEに専務理事新任=愛知弁護士会の浅野康平氏
国外就労者情報援護センター(CIATE、二宮正人理事長)の新専務理事に、愛知弁護士会の浅野康平氏(36、愛知)が就任し、23日に着任した。CIATEは日本での就労希望者に情報を提供し、その権利を擁護する厚生労働省の外部委託機関。デカセギブーム開始をうけ、1992年に開設された。 浅野理事は2011~16年まで愛知県一宮市の弁 ...
続きを読む »浜松市長=「五輪で交流深めたい」=ブラジル代表団の合宿打ち合わせ=県人会会員とも懇談会
静岡県浜松市の鈴木康友市長と市職員ら4人が20日に来伯した。浜松市は来年の東京五輪・パラリンピックで、ブラジル選手団の事前合宿受け入れ地となっている関係で、鈴木市長らはブラジル五輪委員会などと選手受け入れの協定締結のため訪伯した。その後、サンパウロ市の静岡県人会を24日に訪問して会員との懇親会を行った際に取材した。 東京五輪 ...
続きを読む »■尋ね人■田中実記さん
三重県松阪市在住の大西教生(のりお、旧姓田中)さんが、弟の田中実記(まさふみ)さんに関する情報提供を呼びかけている。 実記さんは1960年頃に、「ブラジル丸」か「アフリカ丸」で渡伯。移住直後は農場に勤め、水産関連の卸業にも携わり、92年頃にデカセギでいったん日本に帰ったが、後に帰伯。20年程前に子供のいる現地の人と同棲または ...
続きを読む »県連日本祭り=19万2千人が来場し盛況=「思ったより料理売れない」=各県人会から不安の声上がる
海外では世界最大級の規模を誇る「日本祭り」が第22回目を迎え、5、6、7日にサンパウロ市南部のサンパウロEXPOで開催された。怒涛の3日間、会場では各県人会の青年や婦人部が一丸となって働く姿が目に付き、来場者は19万2千人(主催者発表)と活気を見せていた。その一方、郷土食広場では各県人会から「思ったよりも料理が売れない」という ...
続きを読む »極右VS極左の仁義なき戦い
「こんなシュール(超現実的、奇怪)な光景が見られるとは…」――6月19日に上院憲政委員会でなんと9時間にわたって繰り広げられた、セルジオ・モロ法相を問い詰める政治家たちの鬼気迫る様子をテレビで見ながらそう感じた。両手に余る汚職告発をかかえていつ監獄送りになってもおかしくないレナン・カリェイロス上議らが、巨悪を追い詰める「汚職撲 ...
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