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デカセギ 関連記事

臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(25)

 1883~1890年には36万7000人の百姓が税金の滞納で、土地を没収された。  1884~1886年には生産可能な農地の7分の1が抵当としてとりあげられた。  金持ち地主は競売により没収された土地を買占め、その地所を区画に分け、むかしの借地のような形で農産物を栽培させた。1883~1908年まで農産地の借地の率は37%から ...

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カエル・プロジェクト=10周年、資金調達に課題=「デカセギ子弟支援に終わりなし」=企業からの支援呼びかけ

10年の活動を振返った中川さん

 帰伯するデカセギ子弟の社会適応を支援する非営利法人「カエル・プロジェクト」(中川郷子代表)は、活動開始から今年で10年の節目を迎えた。今月20日、ジャパン・ハウスで記念誌『Projeto Kaeru 10 anos(カエル・プロジェクト10年)』の刊行を記念して講演した中川代表は、活動実績を報告すると共に引き続き活動に対する資 ...

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文協絵画教室が生徒募集教=児童向け、美術親しむ場に

酒井町子さん、金子謙一さん

 「今じゃニューヨークを拠点に活躍する大岩オスカールや工藤ジェームズも、この教室の出身者。何せ第57回ですから、有名になった人もたくさんいますよ。でもプロの画家を育てる教室じゃなくて、あくまで情操教育。でも幼い頃に基礎が付いている人は、大きくなってその道に進むのが容易なんでしょうね」。そう呼びかけるのは、文協美術委員会の金子謙一 ...

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大失敗?! 四世受入れ制度=目標4千人なのに、まだ数人…=(下)=「制度設計の早期見直しを」

ブラジルの旅券(Foto: Pedro Franca/Agencia Senado)

 サンパウロ市文協ビル内のCIATE(国外就労情報援護センター)で訪日就労を希望する日系人の相談を受けている永井康之専務理事は、日系四世受入れ制度について、「そもそもの制度設計がずれている」と一言。  「文化を学ぶためなら言語能力や5年という期間も必要ないし、入国後の就労見込みを示さなくても良いはず。働くためなら年齢制限や家族帯 ...

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ジャパン・ハウスで20、21日=日本移民110周年記念講演会

 国際交流基金サンパウロ日本文化センターとサンパウロ総合大学は「日本移民110周年記念講演会」と題したシンポジウムを20日(木)、21日(金)にサンパウロ市のジャパン・ハウス(Av. Paulista, 52)のセミナールームで開催する。  日系人の芸術表現や日本語が、ブラジルで変容と進化を経験してきた事、ブラジル―日本間の人の ...

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エドアルドよ、グローバル時代の演歌をうなれ

指先と表情に独特の表現力があるエドアルドの歌

 「日本で活躍するブラジル人」という言葉は、死語に近いと思っていた。日産のカルロス・ゴーンはブラジル人としては別格的な存在だったが、先日逮捕された。とはいえ、普通の日本の日本人にとっては、「フランス人」の印象の方が強かったのではないか。  かつて20人近くのコロニア力士が日本の大相撲に挑戦したが、なんとか幕内に入った魁聖がせいぜ ...

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人文研=全伯日系団体の実態調査=全437団体、6割しっかり活動=(上)=30年ぶり、2年半がかりで

発表する細川多美子さん

 「全伯の日系団体は少なくとも437あると考えていい」――11月28日晩にサンパウロ市のジャパンハウスで、サンパウロ人文科学研究所の調査「多文化社会ブラジルにおける日系コミュニティの実態調査」の報告会が行われ、代表の細川多美子さんはそう言い切った。世代交代しても生き残り、日系人の誇りの源泉となっている各地の日系団体の実情が、余す ...

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飯星下議=マリリアと泉佐野市が姉妹都市に=最後の訪日、四世ビザ緩和訴え

麻生副総理らと会談した飯星下議(提供写真)

 年度末で任期満了を迎える飯星ワルテル連邦下院議員(PSD)は先月13~18日の間、日本への最後の公式訪問を行った。マリリア市と大阪府泉佐野市との姉妹都市協定調印式に出席したほか、麻生太郎副総理や河村建夫衆議と会談し、四世ビザの要件緩和を訴えた。そのほか、日系ブラジル人コミュニティーを視察して要望を吸い上げ、ロドリゴ・マイアー下 ...

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《ブラジル》NHKのど自慢の決勝大会で優勝した平田ジョエが、日本でプロデビューしなかったワケ

平リカルドさんの『Rosa da Liberdade』刊行記念会で(左から武本さん、平さん、平田さんら)

 「日本で8万人の中からボクが1位に選ばれたんだ。生涯であれほどうれしいことはなかった。細川たかしから『プロにならないのか?』って聞かれたんだよ」――平田ジョエさん(51、三世)はまるで昨日のことのように1994年3月のことを思い出す。  クルツゥーラTV局の報道局長、平リカルドさんの著書『Rosa da Liberdade』の ...

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「隠れ移民大国」日本は、キチンとした移住政策をとるべき

技能実習生の失踪者数の推移(法務省史料)。こんな数字は、海外在住日本人、日系人にとって世界への恥さらし以外の何者でもない

 『文藝春秋』11月号には《安部政権最大の失政/亡国の「移民政策」》という刺激的な特集が40ページも組まれている。これを読んで驚いたが、実は日本は「隠れ移民大国」だった。  《現在、日本で暮らす外国人数は、約二百五十六万人(二〇一七年末時点。法務省の在留外国人統計)。また「一年以上外国に居住している人」を移民とする経済協力開発機 ...

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